先週と今週の読了帳(03・22~04・04)

先週、京都で陶芸を体験したのだが、翌日から背中に痛みが。
一度治ったと思ったのだが、寝違えを契機に再度再発して未だに痛みが消えない。
ボーリングを2ゲームしただけで臀部の苛烈な筋肉痛に悩まされたのもついこの間。
同僚からは「若ジイ(=若作りしているけどできてないお爺ちゃん)」と呼ばれる毎日。


閑話休題。


ワールドカップまで3ヶ月を切って、ぼちぼち関連雑誌が出てきた。
手に取ってみると、どれもこれも同じつくりのような気はするのだが、
やはり全部集めてじっくりと読んで妄想に耽ってみたい。

ちなみに、クラブチームレベルでは、昨今のローマの躍進が凄くうれしい。
ルカ・トーニの復活も、イタリア贔屓の私には「希望の轍」に等しい。
あとはトッティがトップフォームを取り戻せるか否か、なのだが。


<今週の購入本>
・『Number 30th Numberが見たスポーツと世相 1980~2010』
スポーツグラフィック誌『Number』が今年30周年を迎えたということで、
その30年間を振り返る特集号が出たので即購入。
30周年記念版の割には頁も中身も薄いのは残念だが、
私自身のスポーツとの関わりを考えるいい契機になった。

・『Born to Run 走るために生まれた』(クリストファー・マクドゥーガル)
「NY Times紙で32週連続ランクイン中のベストセラー」、
「全米20万人の走りを変えた」、「アマゾンで約300人が5つ星評価をつけた」
といった大仰な帯の文字と目を引く装丁に目を奪われて購入。
不甲斐ない体の不調を見直すためにランニングでもするかな。


<今週の読了本>
・『チャンピオンズリーグ決勝 バルサ対マンU  「世界最高の一戦」を読み解く』(杉山茂樹)
評価:☆☆☆☆☆

サッカー関連本としては異例の10万部というバカ売りを記録した、
前作『4-2-3-1』に続く、杉山氏のサッカー新書第2弾。

杉山氏は学生時代に「Number」を愛読していたころからのファンで、
唯我独尊的で自己陶酔気味にわが道を行く書きっぷりが癖になっている。

前作はタイトル通り、当時隆盛を誇っていたスペイン産の戦術メインだったが、
この一冊は文字通り、昨季のCL決勝を思う存分に解析しましたよという内容。

一年の半分以上を取材で海外で過ごす杉山氏の魅力は、
なんといってもミーハー的な軽さとそれに相反するかのような鋭い慧眼。

数年前に男性ファッション誌のインテリア特集で氏のPOPな部屋を見て
これが40代の男の部屋か、と驚かされたほどの若々しいセンスが反映されていて、
文章は技巧に凝ることなく平易で分かりやすく、主張がつかみやすい。

対照的に、欧州の最先端を常に捉えている氏の情報感度の高さゆえ、
多くの国内ジャーナリストとは一線を異にする主張はまさに欧州基準。

本作でも最も唸らされたのは、スパレッティ政権下でダイナミックなサッカーを展開した
ローマの4-6-0(通称、ゼロトップ)を日本代表にも応用すべきだ、というもの。

引き気味の1トップの位置に配置した本来MF登録のトッティ役を、
日本代表では本田にやらせてみてはどうかと、氏は提言する。

あのシステムをこの段階で、クラブチームではなく代表チームに導入するのは、
時間的制約があるので難しいとは思うのだが、MF過多な日本の現状を考慮すれば、
一考に値する非常に有益なアイディアだと思う。
(もちろん、私がローマファンで、当時のゼロトップに魅了されたという理由もあるが)

見方によっては自己満足甚だしい欧州カブレと捉えられかねないので
好き嫌いははっきりと分かれる書き手だとは思うが、私は厚く支持する。


<ただいま読書中>
・『高慢と偏見とゾンビ』
・『The ROAD』

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小鉢とカフェオレボウル。完成は一カ月後。無心に近づける。

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京都・河原町の桜。純喫茶・フランソアを探していたら迷って呼び込みに声をかけられた。
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京都御所の桜。あいにくの雨だったが、桜は桜。淡くて儚くて憂いを誘うよう。
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by worthy42 | 2010-04-04 11:40 | 一冊入魂(読書記録)
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