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Determination

<イースト/カンファレンス・ファイナル第6戦@ボストン>
②オーランド・マジック(2勝4敗) × 84-96 ○ ④ボストン・セルティックス(4勝2敗)

ボストンがアウェイでの連勝を含め3連勝した後、2連敗を喫し、
「NBA史上初の3連敗から4連勝」がにわかに現実味を帯びてきた中で迎えた第6戦、
オーランドの息の根を止めたのは、プレイオフに入ってからほとんど出番がなかった小男。

着地に失敗し背中を強打したボストン快進撃の立役者、R.ロンドの代わりに入ったN.ロビンソンが
10分足らずの間にスパーク、13点を挙げて、20点近いリードを奪う原動力になった。

ヘッドコーチのD.リバースは「プレイオフで必ず彼が必要な時が来る」みたいなことを会見で
話していたのだが、待てど暮らせど一向に回ってこない出番に腐っても不思議ではなかった。

ただ、(意外なことに)コートに立つことがなくても、ベンチで声を出し続けてチームを鼓舞する姿勢を
積極的に打ち出していたので、「戦って」いるんだなとは思っていたのだが、
こういう形で努力が結実するとは、恐れ入った、というか、見習いたいところ。

WBC(World Baseball Classics)の日本代表/川崎宗則の発言を思い出した。

-記者
「今回のWBCで川崎選手は、今日が初めての先発出場という舞台を
迎えたわけなんですけれども、どんな思いで試合に臨んでいたんですか?」

-川崎選手
「いつも東京ラウンドからですね、ベンチでも試合に出てたんで、
 特にスタメンという意識はしていません、ベンチでも試合に出てました」


「戦う」方法は、一つだけではないということ。
それを選手がさも当然のことと受け入れているチームは手強く、
ましてや、それが百戦錬磨のベテラン揃いのチームなら、なおさら。

D.ウェイド、L.ジェームズ、そして、D.ハワード・・・。
今季のNBAファーストチームに選ばれた3人を要するチーム(そのうちの2チーム、
クリーブランドとオーランドはリーグ戦勝率1位と2位)を連破したボストン、
ここ3年で2度目のファイナル進出。

Orland vs Boston, Game 6

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ボストンの救世主、R.ロンド。もはや、Big 4の牽引役。
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小さな巨人、N.ロビンソン(左)。ファイナルでは出番が増えそう。


<ウェスト/カンファレンス・ファイナル第6戦>
①ロサンゼルス・レイカーズ(3勝2敗) 103-101 ③フェニックス・サンズ(2勝3敗)

互いにホームで連勝して迎えた第5戦は、今プレイオフでも1、2を争う劇的な展開。
サンズが18点差を追いついた果てのブザービーター。
最後の20秒の攻防は、ほんとに痺れた。

ちなみに、J.リチャードソンが起死回生の同点3Pを投じた瞬間の、
S.ナッシュの20センチ以上大きいL.オドムに対するスクリーンアウトには唸らされた。
バスケットIQと勝利への執念、冷静さの全てが凝集されていたプレイだった。
敗れはしたが、凄みすら感じる咄嗟の判断力は、見事の一言に尽きた。

Los Angeles vs Phoenix, Game 5

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by worthy42 | 2010-05-29 21:54 | バスキチ(NBA)
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