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NBA中間レポート3

<ロサンゼルス・レイカーズ>
大誤算その一。
この程度のチームが、貯金9?この順位?平均得点はリーグ4位。
平均得失点差もボストン、デトロイト、サンアントニオに次ぐ4位。
15得点以上を記録しているのは、コービー.ブライアント(27.3得点)だけなのに。
ロースターに名を連ねる聞き慣れない選手たち。
A.バイナム?J.ファーマー?S.ブジャチッチ?フーアーユー?

トライアングルオフェンスが機能し出した成果?
ベテランのD.フィッシャーの再加入?
若手の力を引き出す名コーチ、P.ジャクソンの存在?

そういった要因も、もちろんあるだろう。

が、このチームは、コービーのチーム。
コービーの活躍なくしてこのチームは成り立たない。

マイケル・ジョーダンの真の偉大さは、日夜の練習を重ねることで、
チームメイトを優勝に狙うにふさわしいレベルにまで数段引き上げたこと。
特に、練習での真剣勝負の1ON1を繰り返すことで
後輩のS.ピッペンをNBAの偉大な50人に選ばれるほどに
成長させた功績はあまりに有名。

コービーはその領域に達しようとしているのか?

シーズン終盤、あるいは来季にならないとその答えは見出しようがないが、
そんなことにまでつい思いを馳せてしまうほど、
今季のコービーの活躍とリーダーシップは素晴らしい。

オフをあれほど席巻したトレード話も、勝ち続ける間にいつの間にやら沈静化。

優勝を狙うには依然としてウェストの他の強豪の壁は高い。
だが、このまま突っ走れば、何かが起こりそうな予感はしてくる。
コービーは優勝リングを3つ持っているのだ。そして、P.ジャクソンは9つも。

<ダラス・マーベリックス>
昨季の開幕ほどの勢いはないが、それでも順当に貯金は9つ。
ややもたついた感があったが、D.ノヴィツキーの調子が上向くと同時に急浮上してきた。

J.ハワードが完全に独り立ちし、ノヴィツキーとともにチームの顔に。
オールスターにもおそらく選ばれるだろう。

開幕当初、チームを引っ張ったJ.テリーは今季の6thマン賞候補だし、
新戦力(B.バス)も徐々に台頭してきた。

だが、期待されていた実績のある脇役陣(D.ジョージ、T.ハッセル、J.ハワード)が
それほど成績を残しておらず、最後のワンピースに欠けるという印象は拭えないか。

順調に行けば、さらに勝ち星を積み重ね、カンファレンスで4位以内には入るとは思うが、
オフェンス9位、ディフェンス12位という平均が示しているように、圧倒的な力に欠ける。
新興勢力が台頭してきたウェストで足を掬われないためにも
何かが、プラスアルファが、必要な気がするのだが・・・。

<ポートランド・トレイルブレイザーズ>
大誤算その二。
今季、もっともホットでサプライズなチーム。
現在、まさかまさかの、12連勝中。

シーズン直前に10年に一度の逸材のドラフト1位センター、G.オーデンを怪我で失ってから
今季は若手育成のシーズンになることは疑う余地もない・・・はずだった。

現に、開幕後17試合は、5勝12敗。
が、その後、怒涛の12連勝。おまけにまだ継続中。
対戦相手に恵まれたこともあるが、
それでもそう易々と出来ることでは決してない。

特筆すべきは、スター選手がいないこと。
敢えて言えば、昨季の新人王、B.ロイ(19.1得点)くらい。20点以上の選手はゼロ。
おまけに平均得点12位、平均失点22位、平均得失点差はマイナス0.5(!)。

これでなぜ?

何度もいうが、G.オーデンは一度もプレイしていない(笑)。

調子の上がらないユタとヒューストンが巻き返しを図ってくることが予想され、
プレイオフのイスを巡る争いは熾烈を極めると思われるが、
どこまで持ちこたえられるか、期待したい。いや、ほんとに。
オーデンが復帰する来季がとてつもなく楽しみになった、いや、ほんとに。
by Worthy42 | 2007-12-30 21:55 | バスキチ(NBA)
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