Sweet Days

私がもっとも好きなスイーツは、
幼い頃に祖母の家で食べていた「大原松露饅頭」という饅頭です。

球体のカステラ生地の薄皮に
ギリギリまで詰め込まれた驚くほどきめ細かな漉し餡。

素朴で飽きのこない魅惑な味に緑茶を組み合わせると、
そ~ら、もう、私の中での鉄板セットです(笑)。

が、幼い頃から食べなれていた母に言わせれば、
もはや驚くほどの味でもないようで、
今回わざわざ送ってもらったんですが、
「なぜ、こんなものを?」と意外に(怪訝に)思ったようです。

もっとも、私がこの饅頭を衝撃的な味として感じているのは、
祖母と叔父との思い出に直結しているからというのが大きな気がします。

盆と正月に祖母のご馳走を食べた後に
和室でゆったりと食後の団欒を楽しみながら
饅頭に舌鼓を打っていましたし、
深夜遅く帰ってくる叔父をリビングで待ち構えるお供には
この饅頭が欠かせませんでした。

特に新聞社に勤務していた読書家の叔父は
読書と新聞への興味をかき立ててくれたいう意味で、
昔も今もとても大きな影響を与えてくれた人でした。

今は亡き人々への甘美な思いも募らせてくれる、
そんな意味でも特別なスイーツをじっくり噛み締めながら味わう夜です。

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by Worthy42 | 2008-01-19 23:34 | 情熱と怠惰の断片(日記的)
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