今週の読了帳(04・14~04・20)

図を合わせるとA4で150枚近くの量がようやく一段落。

無茶をしてトップスピードで仕上げてしまったので、
頭が目一杯詰まってしまったような、脳の血管が破裂するような
なんとも形容しがたい脳のずんとした重さと精神の昂ぶりを感じていたので、
何か本を読もうと思ったけどあまり頭に入らなかった。

土曜日に滋養溢れるオーガニックランチ食べてほっとしたけど、
アルコールじゃ昂ぶりは取れなかったってトコに少しだけ歳を感じた。


・『ウェネツィアの宿』(須賀敦子)
評価:AA

私小説風ともエッセイとも取れる、齢64にして書かれた短編集。
どの作品もう甲乙つけがたい良書で、どれも慈愛に溢れていて好きだなあ。

父と母と(先立たれた夫)の関係を土台に
戦時中の親類との思い出や暮らしたヨーロッパの滞在先で
出会った人々との邂逅と別れ、再会が儚くなる程美しい文体でしっとりと書かれている。

特別に劇的な何かが起こるわけではないのだけれど、
作者はもちろん、登場人物の織り成す人生模様にしみじみと心惹かれてしまった。

・『4-2-3-1』(杉山茂樹)
評価:A

言ってることはよくわかる。研究してるなと感心する。
日本の大手マスコミの無知さなんてもう自明の理。

ヨーロッパの最先端の戦術の潮流に
日本も倣ってみるべきではないのかと疑問を呈しているのだが、
これも至極全うな主張だとは思う。

ただ、はたして戦術を最先端なものにしても
日本がどれほど強くなるのか、私としては疑問なわけで。

監督がジーコじゃなくて、採用された戦術も世界基準であったとして、
それでも日本の全敗という結果は変わらなかったのではないか、と。
もっと言えば、監督の采配や戦術以前に
決定的に欠けているモノがあるのではないだろうか、
つまり、技術力の低さは致命的なのではないだろうかという思いを
海外のリーグを見ていたら抱かずにはいられないだよな。
FWの決定力の無さを嘆くだけに留まっていいのか?
MFとDFは十分に世界レベルなのか?
今年のユーロを見たらあまりのレベルの違いに愕然とするんだろうな。

<Now on Reading>
・『弥勒世(下)』(馳星周)
・『天使』(佐藤亜紀)
・『礼儀作法入門』(山口瞳)
[PR]
by Worthy42 | 2008-04-21 00:17 | 一冊入魂(読書記録)
<< 早くも崖っぷち And the winner ... >>