今週の読了帳(04・21~04・27)

来月の購読予定本リスト。

・『ゴールデンスランバー』(伊坂幸太郎)
・『少年たちはなぜ人を殺すのか』(キャロル・アン・デイヴィス)
・『ルインズ(上下) 廃墟の奥へ』(スコット・スミス)

『ゴールデンスランバー』は今年の本屋大賞受賞作。
伊坂幸太郎の最高傑作との誉れも高いので楽しみ。

『ルインズ』は同作家の前作『シンプル・プラン』が良作だったので購入リスト入り。
すでに映画化されているのでストーリーを知る前に読み終わりたいな、と。

『少年たちは~』はぶらりと立ち寄った書店で手に取った文春新書の新作。
新書という割にはことのほか厚く、1000円もする(新書にしては)大作。
新書はページ数、内容ともに読みやすさを追求したものではあるが、
テーマもテーマだけにこういうどっしりと読ませるものがあると嬉しい。

到底考えられない低年齢で殺人を犯した少年に迫ったノンフィクションとのこと。
この分野の本を一度読み出すと止まらないので、
さっそく家の書棚から関連の未読本を探す。

・『現代殺人論』(作田明)
・『プロファイリング-犯罪心理分析入門』(ロナルド・M・ホームズほか)
・『子どもの脳が危ない』(福島章)
・『「ケータイ・ネット人間」の精神分析』(小此木啓吾)

移動の際にでも読もうかな。

・『弥勒世(上下)』(馳星周)
評価:AA+ (今度書評ブログのほうに感想を書きます)

・『礼儀作法入門』(山口瞳)
評価:A+

山口瞳が言う「礼儀」とは、次の二文に集約されると思う。

「礼儀作法とはマネである。形骸である。
しかし、私は、その形骸のなかに何物かが存在するのではないかと考えている。
形式には、その形式を生んだ、そのモトの意義というものがあるはずである」

「礼儀作法とかマナーとかいうものは、知っていてそれを行わないところに妙諦がある。
知らなければいけない。しかし、それを常に実行する必要はない」

こういった視点に立って、さらに「健康」であることが最低限の条件としたうえで、
祝儀袋の渡し方から病気の見舞い、食器類、手紙の書き方、ファッション、
果ては別れ方まで面白い例を交えて持論を展開していく。

そこかしこに昭和の匂いがして懐かしさというより古めかしさが目に付くが、
こういった礼儀心を重んじていくことが、粋な洒落た趣のある人間になるというよりも、
今では健全な人間性を養い保たんがために不可欠だろうと思わせるところに、
礼儀やマナーそのものが失われた現代の日本社会の闇の深さがある気がした。

なんてことを言いつつ、
我が身を振り返り、自省を促すのでした。

<Now on Reading>
・『天使』(佐藤亜紀)
・『Sportiva 6月号 特集:スラムダンクとジョーダンの時代』
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by Worthy42 | 2008-04-27 20:19 | 一冊入魂(読書記録)
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