Sporty Night

1年に2、3度ある、恒例と化した新聞社時代の先輩方との飲み会が先日もあったのだが、
とてもお世話になった先輩からせっかくだから職場に顔を出して挨拶をすればと言われる。

ヒゲを伸ばし放題なうえ、無頼漢な格好で、心構えもしていなかったし、
なにせ、五輪に高校野球にプロ野球と4年に一度の最繁忙期のこの時期に、
5年も前に辞めた人間がのこのこと顔を出すのが恐れ多くて何度も固辞したのだけれど、
「挨拶に来るなら今しかない理由があるんだ」と訳の分からないことを言われ、
結局、この人特有の押しの強さに負けてしまった。

緊張の面持ちで退職後初めて前の職場に足を踏み入れたのだが
直属の上司ほか、顔見知りのほとんどが出払っていて、
母校の先輩で恩あるデスクも「今日はテレビで五輪観戦しかしとらん」ほど暇だったそうで、
これ幸いにと見知った数人に挨拶を済ませてそそくさと立ち去った。

ただ、雑然とした雰囲気や至るところに散らばった新聞の山、
スピーカーから流れてくる通信社からの速報音声はとても懐かしかった。


その後、残る2人と合流して天神で酒を浴びるように飲んだのだが、
やはりスポーツ感度の高い人間と飲るのは楽しい。
携帯に入ってくる通信社の五輪号外速報のたびに
杯を酌み交わし、乾杯を重ね、五輪談義に興じるのは至高の快楽だった。

翌日に某所で某スポーツ球団の2軍のプレス対応を急遽頼まれたという先輩から
昔みたいにドライブがてら深夜に移動してまた一緒にやらないかと誘われる。

興味深々で気持ちもかなり傾いてしまったのだが
翌朝からどうしても外せない用事が入っていたので泣く泣く固辞すると、
今度は知り合いに仕事を回せそうなベンチャー企業があるので
紹介するから責任者に会ってみないかと言われる。

一緒に仕事をしたのは5年も前なのに、
こうしてその頃と同じように気を掛けて頂くなんて、
つくづくいい先輩に恵まれたなと帰路へと急ぎながら思っていると
「ウォージーズ君とこの会社で会えてよかったよ」とメールを頂いて感極まってしまった。


盆明けに辞表を提出するこの親しい先輩は
アマチュアスポーツをターゲットにしたビジネスを新しく展開される予定で
今度は私が非力ながらなんとか応援していきたいと切に願った真夏の熱帯夜。
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by Worthy42 | 2008-08-15 20:18 | 情熱と怠惰の断片(日記的)
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