総人口のわずか数%の富裕層が国の総資産の95%以上を保有する一方、
わずか10年足らずで数千人の兵士が遠く離れた国で命を奪われ、
4000万人強が保険に加入できない(日本の人口の4分の一)という先進大国において、
3000万人強がその日暮らしで貧困に喘ぎ(東京都人口の3倍弱)、
この半年で数十万から百万人の労働者が職を失うなか、
ロビー団体や個人から700億円近い献金が集まって選挙が行われ、
総合的に見て世界最高水準レベルの大学で学んだはずの有権者たちが
ノーベル賞受賞者(アル・ゴア)やベトナム戦争の英雄(ジョン・ケリー)ではなく、
民間会社の経営すら覚束ないテキサスのバカ御曹司を2度も選択した過去を猛省し、
今回はかつての奴隷の末裔で上院議員1期目の若手政治家が最大権力者に就任する。
いったい、なんなんだろう、この国は。