今週の読了帳(01・26~02・01)

今月は忙しさで忙殺される(もう先週から始まっているが)。
1か月強で超長尺の2つの案件(A4、30~35行で合計280ページほど)に加え、
2件目は今まで一番苦労した感のある「イスラエル英語」。

正直、こういう仕事は整った綺麗な英語を翻訳するものと思っていたのだが、
全然そうではないんだなとうんざりしながら知らされたその最たる例が
このイスラエルの別の案件だった。

そんなこともあって、たとえスケジュールを順調に消化しても、
今月は毎土日をつぶすことを計算に入れなければならない。
久々に崖っぷちまで追い込まれそうだが、
締め切りに追われての土日返上というのは、実は意外と悪くないと思っている。

閑話休題。

先日、久しぶりに図書館に予約していた本を受け取りに行ったら、
あろうことか、休館日だった。

手持ちの本はあと数ページで読み終える文庫本1冊だけ。
カフェで読書する予定だったのでこの1冊だけでは足りないと
焦りにも似た気持ちでいてもたってもいられず、書店で本を物色してしまう。

この病的な本への渇望と、家にある積読本を取りに帰るのを面倒くさがる無精さが
今の自分をよく表しているなとコーヒーにブランデを垂らしながら、ふと思う。


<今週の読了本>
・『翻訳のココロ』(鴻巣友季子)
評価:☆☆☆

著名な文芸翻訳家といえば、私がすぐに思い浮かべるのが、
男性では柴田元幸さんなのだが、女性では、この鴻巣友季子さん。
その鴻巣さんがエミリー・ブロンテの『嵐が丘』を新約するにあたり、
様々な翻訳にまつわる話を詰め込んだのがこのエッセイ集の文庫版。

時代と照らし合わせると「wine」という単語の訳出にどれだけの時間を使うのか、
「,」「:」「;」が醸し出すリズムの違いをどう訳出するのか、
一見すると些細な点をどれだけ突き詰めて考えていく必要があるのか、勉強になった。
世界三大悲劇のひとつとされる、『嵐が丘』を鴻巣訳で一度読んでみようと思う。


・『タカイ×タカイ』(森博嗣)
評価:☆☆☆


・『目くらましの道(上・下)』(ヘニング・マンケル)
評価:☆☆☆☆

焼身自殺した少女と頭皮をはぎ取られ惨殺された元法務大臣らとのつながりを追う
刑事の苦悩と活躍を描いたスウェーデン警察小説の良作。
アマゾンの評判やCWA(英国推理作家協会)ゴールドダガー受賞作という評価に違わず
どっぷりと湯船につかった気分で安心して読み進めることができた。
同作は同じ主人公を中心とした一連のシリーズ作品の一冊らしいので、
機会があったら別の作品にも挑戦してみたい。
ちなみに同シリーズは35ヶ国で紹介され、累計2000万部以上とのこと。


<ただいま読書中>
・『THE ROAD』(CORMAC McCARTHY)
・『ルポ 貧困大国アメリカ』(堤未果)
・『ベスト&ブライテスト(上)』(デイヴィッド・ハルバースタム)
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by worthy42 | 2009-02-01 12:45 | 一冊入魂(読書記録)
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