今週の読了帳(03・09~03・15)

最近、知り合いや同僚に意外と本好きがいることが分かって
本の貸し借りをしている。

どんな本を読んでいるのかを聞いて、
読んでないであろう分野の本を蔵書の中から探し出すのは結構楽しい。

もちろん、好みは千差万別で、まったく手を出さない分野を読んでいると聞くと
それだけ自分が知らない感動を味わったのかなんて羨ましくなってしまう。

綾辻行人や有栖川有栖ら本格ミステリ系と呼ばれるらしい作家や
京極夏彦とかなんとなく食指が動かない作家の作品はまず進んで読もうとは思わないので、
「これは初心者向けだよ」と予め選び抜かれた一冊を借りるのはとても助かる。

ただ、借りても読むとは限らないのだが。

<今週の読了本>
・『ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上)』(塩野七生)
評価:☆☆☆☆

面白い。これは面白い。勉強になる。世界史専攻だったので懐かしさもひとしお。
建設者ロムルスの名を取って名付けられたと言われる紀元前753年のローマ誕生から
ローマに影響を与えたギリシアにおけるギリシアVSペルシアのペルシア戦役までを扱っている。

歴史的なことはさておき、2500年前の時代でも、人は人を殺すものであること(戦争)、
さらに親殺し、子殺しさえも行うものなのだなと改めて知らされる。


・『アンフェアな月 刑事雪平夏美』(秦建日子)
評価:☆☆☆☆

篠原涼子主演でドラマ化、映画化された『推理小説』に続く第2弾。
バツイチ、子持ち、大酒飲み、部屋は乱雑、無駄に美人、捜査一課検挙率No.1、
そして、「犯人射殺経験2度」の女刑事、雪平夏美が乳児誘拐事件に挑む。

元々は脚本家であるらしいので映像に主眼を置いてるらしいシーンが満載で
どことなく薄くてさくっと読めてしまう点は否めないのだが、
この作家の小説はそういった点を差し引いても独創的で斬新だと私は思う。
特に『推理小説』にそれは顕著だったのだが。登場人物の思考の流れが好きだな。


<ただいま読書中>
・『反貧困―「すべり台社会」からの脱出』(湯浅誠)
・『翻訳家という楽天家たち』(青山南)
・『ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(下)』(塩野七生)
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by worthy42 | 2009-03-15 23:10 | 一冊入魂(読書記録)
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