肥後の国で

自ら発案しながら店の予約から車の手配、友人への連絡まで人任せという
最年長なのに甘え過ぎにもほどがあると自らを叱咤しながら迎えた忘年ツアー。

福岡、佐賀、宮崎、鹿児島から友人たちが日帰りで熊本に駆けつけ、
予想以上の大人数になって(怠惰な発起人なので知らなかった)楽しさが倍増したところに、
奄美大島の友人とも電話で中継をつなぐという粋な仕掛けに宴も一層の盛り上がりを見せる。

馬肉を貪り、温泉で悦に入り、酒に脳を侵食させ、再び馬肉に我を忘れた翌日、
ウコンの力は霊験あらたかだったが、軟骨のピアスを紛失し、ホテルに指輪を置き忘れては、
時が止まったかのような母校の相変わらずの佇まいに自らの年齢を錯覚、
ペルシャ料理に舌鼓を打ち、英語と独語が達者なイラン人コックと話し込む。

自分に限界を作ってはダメなんだよ、と、
かつてエンジニア養成業、ジュエリー販売業を生業にしていたコックは言う。

インドで10年、オーストラリアで10年暮らしてきた流浪の好々爺と交わした握手は、
彼の国の政治的・社会的苦境を乗り越えてきた屈強さが窺えるほど力強く、と同時に、
その笑顔やオーラから滲み出ていたのと同じ類の優しさが伝わってきて、
なぜだかとても泣きたくなった。

みんな、ありがとう。

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熊本県民(?)が選ぶ県内温泉一位だと。アンジャッシュのサインがあった。
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by Worthy42 | 2009-12-28 22:15 | 情熱と怠惰の断片(日記的)
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