Best of The Decade

今月上旬だったと思うが、スポイラでBest of The Decade の特集記事が掲載されていた。
ここ10年、つまり、NBAの21世紀最初の10年を振り返ったものなのだが、
これが実に興味深かった。

主なところは以下のとおり。

<2000年代の最優秀選手>
ティム・ダンカン(サンアントニオ)

<最優秀スターティング5>
スティーブ・ナッシュ(フェニックス)
コービ・ブライアント(ロサンゼルス)
レブロン・ジェームズ(クリーブランド)
ティム・ダンカン(サンアントニオ)
シャキール・オニール(クリーブランド)

<最優秀コーチ>
フィル・ジャクソン(ロサンゼルス)

<最優秀ジェネラルマネージャー>
グレッグ・ポポビッチ/R.C.ブフォード(サンアントニオ)

<最も成功したトレード>
シャキール・オニール(ロサンゼルス)
⇔ラマー・オドム、カロン・バトラー他1人+ドラフト権(マイアミ)

<最も成功したFA選手獲得>
チャンシー・ビルアップス(デンバー)

<最も失敗したFA選手獲得>
ジェローム・ジェームズ(ニューヨーク)

<最も失敗したドラフト指名選手>
ダーコ・ミリチッチ(ワシントン)

<最も成功したドラフト下位指名選手>
トニー・パーカー(サンアントニオ)

<最も象徴的な出来事>
・選手同士の乱闘騒ぎのあと、R.アーテスト選手がモノを投げつけた観客に殴りかかったこと

上記を見るにつけ、つくづく実感させられるのは、アメリカのスポーツジャーナリズムは、
個人の成績ではなく、優勝に大きく重みをおいているということ。

その象徴が、MVPに選出されたダンカン。
「Mr.Fundamental」と呼ばれるほど基本に忠実なプレイを淡々とこなすこのビッグマンは、
派手さに乏しく、エンタメ性から言えば、「物足りない」の一言に尽きるといわれ、
おそらく、コービやレブロンよりも身体能力や個人技は劣るだろうが、
主軸として優勝を4度成し遂げた業績は他の追随を許さない(うち、MVP3度)。

コービも4度優勝してはいるが、そのうち3度はオニールのサポート役でしかなく、
実質的にエースとしてチームを率いて優勝を掴み取ったのは昨季だけ(MVPも一度だけ)で、
最初の3度の優勝も99-01の2000年代初頭では、「10年の顔」としては物足りない。
NBA.COMでは逆にコービをMVPに選出していたが、その選択には私は賛成できない。

ちなみに、ベスト5に選ばれた5人のうち、レブロンを除く4人が30代だが、
オニールを除けば、未だ顕著な衰えの兆候は見えていないのは喜ばしい。
4人は今季もオールスターのスターターに選出されるだろうし、
(程度の差はあれ)それぞれが今季優勝できるチャンスを有しているのは
それにもまして喜ばしいことだと思う。

願わくば、まだ優勝の栄冠に辿り着けていない選手に勝利の女神が微笑みますように。

ひとつだけ確信を持っていえることは、
2010年から2020年の10年間の最優秀選手は、レブロン・ジェームズであるということ。
これはもうすでに今から宿命付けられていると言っても過言ではない。

a0096546_2325548.jpg

優勝トロフィの最も似合う男、ティム・ダンカン。実は五輪を狙えた優秀な元水泳選手だったりする。
a0096546_2326552.jpg
Mr.Fundamental と称されるその基本的なポストプレイは小学生も参考にすべきいいお手本。
a0096546_2320408.jpg
R.アーテスト(現ロサンゼルス、当時インディアナ)が観客に殴りかかる瞬間を捉えたスポイラの表紙。
アメリカスポーツ史上、最低最悪の出来事と言われた。

にほんブログ村 その他スポーツブログ NBAへ にほんブログ村 その他スポーツブログ バスケットボールへ
[PR]
by Worthy42 | 2009-12-28 23:29 | バスキチ(NBA)
<< 今週の読了帳(12・21~12... 肥後の国で >>