カテゴリ:レパバーンの夜に(サッカー)( 42 )

アディオス、モロ

レアル黄金期のFWモリエンテスが引退

銀河系軍団に変貌を遂げる前、90年代のレアル・マドリッドの
黄金期を牽引したフェルナンド・モリエンテス(34)が引退した。

チャンピオンズ・リーグでの得点は歴代4位だとか。

人が良すぎるくらいのナイスガイで、とても大好きな選手だったので引退は残念至極ではあるのだが、
レアル・マドリッドではもちろん、モナコ、バレンシアで不死鳥の如く蘇ってきた活躍は忘れられない。

チームを追われる度に復活してきたその生き様には何度心を打たれたことか。


同世代の応援していた選手の引退は、やはり、寂しいかな。

a0096546_2244555.jpg
今では珍しい、クラシックなセンターフォワードらしいセンターフォワードだった。
a0096546_2243359.jpg
リバプールで輝けず「終わった選手」との評を覆したバレンシアでの活躍。ビジャとの相関性も抜群だった。
a0096546_22434859.jpg
モリエンテスに率いられたモナコの快進撃は忘れられない。初戦1-3からレアルを破ったのには心底驚いた。
a0096546_22441690.jpg
モリエンテスといえば、相棒ラウル。レアルの王様として君臨したラウルも今季からシャルケに。一時代の終わりか。
a0096546_22443249.jpg
次いで、モリエンテスといえば、モナコとマルセイユで師弟関係となったデシャンを思い出す。
[PR]
by worthy42 | 2010-08-31 23:04 | レパバーンの夜に(サッカー)

W杯雑感2: 屈辱の青

メンバーの大半がアマチュアというニュージーランド(3)にも勝ち点で敗れた前王者、イタリア(2)。
いくら自他ともに認めるスロースターターとはいえ、前半の内容は酷過ぎた。
デンマーク戦の日本なら5-0で圧勝していたに違いない、不甲斐なさ。
しかも、1点を失っても追いつこうという気概さえ見えないあの体たらくでは、応援しようがない。

ピルロが投入された後半10分以降は見違えるように良くなったのだから、
戦術の問題という気がしないでもないが、それ以前にスピリットの面で圧倒的に貧弱だった。

イタリアの今回の低調すぎる内容は、すべからく、「老害」という一語に帰する。監督も選手も含めて。
トッティもネスタもいなかった。ピルロは本調子ではなかったし、ブッフォンは初戦の途中からヘルニアでベンチ。
ガットゥーゾはもはや「闘犬」には程遠かったし、そして主将のカンナバロ―――。
36歳の彼は、もはやカテナチオの主軸ではなく、無様に老いたかつての栄光の残滓でしかなかった。

アズ―リの一時代が終わった、そんな象徴的で衝撃的な一戦だった。
[PR]
by worthy42 | 2010-06-26 23:21 | レパバーンの夜に(サッカー)

W杯雑感1

まったく面白みに欠けて退屈極まりなかったカメルーン戦に比べると、
負けたオランダ戦の方がはるかに内容が良かった。

とはいえ、見るに耐えうる試合は後半だけだった。
現実的な選択をして試合に臨んでいるので仕方のないことなのだが、
睡魔に襲われそうだったのも事実。

グループリーグ突破を賭けたデンマーク戦は午前3時半キックオフ。
ただでさえ眠りの女神の前に跪きたくなるテレビ観戦者に、
眠気を吹き飛ばす試合内容(結果)を与えてくれんことを。

これまでのところ目を引くのが以下の3点。

1.強豪国とそうでない国との差がさほど目立たない。

机上の戦力では5-0となってもおかしくない対戦でも最少失点差となることがある。
初戦ならではの難しさはあるにせよ、ほとんどの強豪国が守備を優先して試合に入ったり、
弱小国も組織的に分厚い守備のブロックを形成しているので、
なかなか均衡が破れずに膠着状態の長く続く試合が多いなという印象。
日本が前回大会で1-4で敗れたブラジルに北朝鮮が1-2?

2.アメリカ大陸勢の強かさ。

現時点で、アルゼンチンの2勝0敗を筆頭に、メキシコ、ウルグアイ、パラグアイが1勝1分け、
さらに、ブラジル、チリも初戦勝利で1勝。
米国もグループ最弱とみられるアルジェリア戦を残して(2引き分け)なら悪くない。

特に、メキシコ、ウルグアイ、パラグアイ、チリの4カ国は、ネームバリュー以上に強か。
基本的なスキルがしっかりしている上に、球際に強くて粘り強く、何よりハートが強い。
なかでも、チリは、解説者が脱帽するほどの攻撃志向で、1-0でリードした残り5分でも
隙あらば5人もの選手が前線まで上がって追加点を狙おうという貪欲さ。観ていて楽しい。

3.新ボールの是非

これまですでに50得点が生まれたが、直接FKってのは少ない。
キーパーがコースを読みにくい、ボールを取りにくいというのは確かにあるかもしれないが、
それ以上にキッカーがうまく狙った所にけることが難しい(特に高地)ということもあるのではないか。


ちなみに、優勝第2候補に(しぶしぶ)挙げたカメルーンは、グループリーグ敗退第1号。
我がイタリアは、ピルロに加え、初戦の前半でGK、ブフォンをヘルニアで欠くことに・・・。
[PR]
by worthy42 | 2010-06-20 22:58 | レパバーンの夜に(サッカー)

Big Surprise

<H組第1節>
スイス(1勝0敗) 1-0 スペイン(0勝1敗)

手に汗握ったな。やっぱりこういう波乱がないとつまらない。
日本の健闘も霞む大物食い。

ちなみにスペインはここ2年間で26戦25勝1敗。
対スイスでは、ここまで18戦15勝3引き分け。

その久々の敗北が、この土壇場で。

ここ最近のW杯で初戦を落としたチームがグループリーグで敗退する確率は、実に、91%。
優勝候補と騒がれるのなら、ここから盛り返さないといけないのだが、現実は厳しい、か。


スイス代表は前回大会(06年)からこれでW杯5戦連続無失点。
前回大会は決勝トーナメント1回戦でPK戦で敗退し、
大会を通してなんと1点も失わずに敗退するという珍事を起こしてくれた。

ちなみに、このグループでは、チリがかなり強いので、チリが次戦のスイス戦に勝てなければ、
第3節目のスペイン-チリ戦が雌雄を決する一戦となりそう。
[PR]
by worthy42 | 2010-06-17 01:13 | レパバーンの夜に(サッカー)

日本 1-0 カメルーン

a0096546_111248.jpg

試合直後のESPN(米国スポーツ専門局)のトップページの見出しは、「Powered by HONDA」
[PR]
by worthy42 | 2010-06-15 01:14 | レパバーンの夜に(サッカー)

悠久の大地で (W杯予想)

彼の地で迎える初の蹴球祭まであと1週間。
同僚たちとはガチンコ予想。

a0096546_23241418.jpg
(優勝国予想は重複なしで。一巡目は若手・女性から、二順目は年長者から逆順)

ブラジル、スペインを先に取られて、どこの国にしようか迷う。
前回、前々回で3位、2位と結果を残しているドイツはバラックの欠場が決定。
大黒柱で主将の欠場は致命的。残念ながら外す。

フランスは論外。グループリーグ敗退が現実的だと思う。
アルゼンチンも買えない。マラドーナが監督である限り、少なくとも優勝はなさそう。

オランダはW杯に一度も優勝していない。国際タイトルは98年の欧州選手権の優勝だけ。
遠く離れたアフリカの大地で悲願の初優勝なんてのは、現実味がまるでない。

悩んだのはポルトガルとイングランド。
だが、ポルトガルは2位通過が濃厚。となると決勝トーナメントの初戦はおそらくスペイン。
FWの力量差でスペインには劣ると見る。

下馬評の高いイングランドはいいところまで行きそう。監督であるドン、カペッロは優勝する気満々。
内容は凡庸ながらどのチームでも結果を出すこの稀代の名将の腕力を信じないわけではないが、
優勝は66年の一度のみという「サッカーの母国」の快進撃を当てにするわけには…。

アフリカ勢は躍進は期待できそうだが、優勝となるとまた次元の違う話。
一番期待していたコートジボアールもドロクバの骨折で期待値も下落。
ましてやブラジルとポルトガルが同居するグループ。抜けてもスペイン。これでは苦しい。

となると、消去法で落ち目の王者イタリアに。
「自分たちが優勝候補ではないことは分かっている」という司令塔ピルロの
自らの現実的な立ち位置を把握した言葉に光明を見出したいところだが、
当のピルロが故障でW杯欠場の危機に。

世界屈指のキーパー、ブッフォンも故障で出場が読めず、
前回優勝に貢献したデルピエロ、トーニだけでなく、
代表引退撤回が期待されたベテラン、トッティとネスタの両主軸も結局は選外。

小粒感アリアリな今の老いたチームで誰を当てにしていいのか、
よくよく考えればお先真っ暗な気もするが、前回優勝時の監督、老将リッピに期待するしかない。

第2候補を選ぶ際に改めて気付かされたのは、
優勝候補に挙げるチームと言うのは、10チーム前後しかないということ。

結局、私の選ぶ頃には目ぼしいチームはすべて取られていて、
ウルグアイ、ナイジェリア、セルビア、チリ、カメルーンのなかから、カメルーンを選択。
根拠はアフリカ勢ということだけ。他には何もない。

各組の予想は次の通り。


<A組>
1. メキシコ
2. ウルグアイ

3. フランス
4. 南アフリカ

94年大会以降、4大会連続してグループリーグ突破中のメキシコを買う。
ちなみに、この南米の雄は日本が見習うべきサッカーを展開するので、毎回応援している。
スアレス、フォルランの強力FW陣に牽引され、ウルグアイが鼻先でフランスを刺す。
奇妙奇天烈なドメネクがチームを率いる限り、ル・ブルーには未来がないと思う。
南アフリカは戦力不足。開催国としては初のグループリーグ敗退という汚名は免れない。


<B組>
1. アルゼンチン
2. ナイジェリア

3. 韓国
4. ギリシャ

メッシはバルセロナの時ほど活躍できない。それでも地力の差で勝ち抜きそうな気はするが、
サネッティとカンビアッソの2人を外したことが後々響きそうな気がする。
チャンピオンズリーグを制したインテルの主将と中盤の要を外すとは正気の沙汰ではない。
DFラインにセンターバックを4人並べるとか。マラドーナはある意味、ドメネクよりもタチが悪い。
正直、韓国はナイジェリアを上回りそうな予感もするが、とりあえず地元の利で後者を推す。
04年の欧州選手権のようにギリシャが勝ち名乗りを上げたら・・・悲劇だ。


<C組>
1. イングランド
2. アメリカ

3. スロベニア
4. アルジェリア

イングランドはDFの要にして主将のファーディナンドのW杯欠場が昨日決定。痛い。
相手を組む、不倫問題で主将の座を剥奪されたテリーにとっても不安なニュース。
ちなみに、左サイドのコールも不倫問題で夫人から離婚を突き付けられており、
サッカー内外の問題でディフェンスラインはガタガタなのだが、大丈夫か。
アメリカもメキシコと同じく日本がお手本にすべきサッカーをする。特にサイド攻撃。
90年大会以降、リーグ敗退と突破を交互に繰り返しており、ジンクス通りなら今回は突破する。
穴はアフリカ王者、エジプトを下したアルジェリア。未知数。スロベニアはあまり知りません。


<D組>
1. ドイツ
2. セルビア

3. ガーナ
4. オーストラリア

バラック抜きでどこまでやれるのかが試される厳しいリーグに入ったドイツだが、
元々チーム力で勝負するお国柄なので何とか乗り切りそうな気がする。
クリスンマンの後を継いだレーブは上手くやっている。
セルビアとガーナで迷ったが、大黒柱エシアンの欠場が決まった時点でガーナは選外。
オーストラリアはヒディング抜きでは大躍進は望めない気がする。
とはいえ、すべての国に勝ちぬけのチャンスがありそう。
それにしても、バラック、エシアン、ドログバ・・・チェルシー勢は不運だな。

<E組>
1. オランダ
2. カメルーン

3. デンマーク
4. 日本

オランダは現在絶好調。波を持ってくるのがさすがに早すぎる気がするが、
優勝はともかく、グループリーグでこけるなんて心配は杞憂に終わりそう。
カメルーンとデンマークは縺れる。直接対決以外では、日本戦ではなく、
オランダ戦の結果に左右されそう。となると、予選突破を決めてメンバーを落とす可能性のある
オランダと3戦目に対戦するカメルーンが若干優勢か。
監督がリヨンで黄金時代を築いたル・グエンってところも高評価材料。


ちなみに、私の日本予想は前回と同じく、0勝2敗1引き分けで勝ち点1。
やはり、地元開催の2002年以外、0勝5敗1引き分けの成績では期待薄は当然。
そんななかで勝ち点1を予想したのだから、これでも大分甘いと思うのだが、
なんとなく、デンマークとは分けそうな気がする。

そもそもメンバー選定に異論があるのだが、今もって勝ちパターンが確立されておらず、
得点の匂いが少しも漂ってこず、プレッシャーに弱い監督の戦術も右往左往。
点を取っても守り抜く術がなく、点を取られても追いつく術がない。

前監督のジーコは監督経験皆無なゆえに明らかに無能なのは分かりきっていたが、
W杯で指揮を執るのが2度目なのにこの体たらくでは期待をしろというのが無理。

強豪とのアウェイ戦の機会が就任以来ほとんどなかったのは確かに酷な気はするが、
今からでもヒディングやベニテスに頼むべき。

願わくは、負けるときは潔く散らんことを。

グループリーグ敗退が確定して迎えた第3戦、先制点を取られたら、
遮二無二攻撃のカードを切って攻めに攻めてほしい。
0-2、0-3になるのを恐れて自陣前を固めるよりかは、
1-4、2-5でもいいので攻める姿勢を鮮明に打ち出してほしい。

私が読んだ海外のサッカー雑誌やスポーツ誌では、日本はすべて4位予想。
ある雑誌の見出しは、"reality bites" (だったかな)。
「ベスト4」という目標を皮肉的に揶揄して、「現実を突きつけられる日本」 みたいな感じ。

たとえ全敗を喫しようとも、この厳しい組で負けることは世界目線で見れば普通だし、
今の監督や選手の能力ではむしろそれが健全な予想だとは思うが、
「戦わない」ことはサムライの沽券にかかわることを十二分に意識して欲しい。


<F組>
1. イタリア
2. パラグアイ

3. スロバキア
4. ニュージーランド

イタリアは上に書いた通り。ニュージーランドは論外。
堅実的な戦いを展開しそうなパラグアイとスロバキアの対戦は面白そう。
ナポリで鳴らすスロバキアのハムシクには注目しているが、
南米の小賢しい術に長けたパラグアイに一票。


<G組>
1. ブラジル
2. ポルトガル

3. コートジボアール
4. 北朝鮮

ブラジルとポルトガル。
グループリーグでの強豪対決を嘆くよりは、この両国の対戦を見られる幸福を享受しよう。
アフリカ最強とも言われるコートジボアールが地の利を生かしてとこまで健闘できるか。
喰われるならポルトガルだが、ドログバ不在のコートジボアールは戦力半減。
ポルトガルの優位は揺るがないが、ロナウドが消されれば同じ条件。はてさて。
北朝鮮はもちろん枠の外だが、この組でプレイできるなんて僥倖に近い。
日本がこのグループに入っていたらとてつもなく大きな財産になっただろうに。残念。


<H組>
1. スペイン
2. チリ

3. スイス
4. ホンジュラス

今調子を落としているスペインだが、さすがにこの組み合わせでは苦境に陥るとは思わない。
アウトサイダーとして最も注目しているのが、アルゼンチンの名将ビエルサが就任後、
着実に力をつけつつあるチリ。南米予選はブラジルに次いで2位で突破。
稀代の戦術家との誉れ高いビエルサが手綱を引くこの南米の新興国が大会を沸かすと見る。
スイスもメキシコ、アメリカのように私的には好印象なチームで、
バイエルン・ミュンヘンの名伯楽、ヒッツフェルトが率いているので応援している。
ホンジュラスはニュージーランドと同じ位置づけ。残念ながらノーチャンスだ。
[PR]
by worthy42 | 2010-06-05 23:08 | レパバーンの夜に(サッカー)

Simply The Best

a0096546_9521744.jpg

だそうです。

NHK-BSの11時間ものW杯特集生番組を仕事の傍らずっと眺めていたら、
本命のこの試合を見る前に疲弊してしまって試合開始直前に力尽きてました。

何気に、右端にフィーゴが写っていたりしますが、
しかし、まあ、モウリーニョは画になりますな。
[PR]
by worthy42 | 2010-05-23 09:59 | レパバーンの夜に(サッカー)

No. 23

いろいろと思うところはあるが、締め切りに追われているので、また今度。

ただ、失望してます。
[PR]
by worthy42 | 2010-05-10 23:39 | レパバーンの夜に(サッカー)

立ち位置

A組:南アフリカ、メキシコ、ウルグアイ 、フランス
B組:アルゼンチン、ナイジェリア、韓国、ギリシャ
C組:イングランド、米国、アルジェリア、スロベニア
D組:ドイツ、オーストラリア、セルビア、ガーナ
E組:オランダ、デンマーク、日本、カメルーン
F組:イタリア、パラグアイ、ニュージーランド、スロバキア
G組:ブラジル、北朝鮮、コートジボワール、ポルトガル
H組:スペイン、スイス、ホンジュラス、チリ

今年最初の忘年会を終えて抽選会を眺めながら
酒でふやけた脳細胞を働かせて思い巡らせたことはふたつ。

まずは、日本にとっては少なくとも最悪の組み合わせではないということ。
ランクも技術も体格も明らかにグループ最下位だが、望みが全くないというわけではない。
第2ポットに属する国のうち、最も厳しい組に入ったのは、間違いなくG組の北朝鮮。
次いで、勝負強いドイツ、強豪へと変貌しつつあるセルビアと同組のオーストラリア。
両国に比べれば、まだマシだと言える。

もうひとつは、その北朝鮮が羨ましいということ。
4年に一度の真剣勝負の場で、初戦からカカが率いるブラジルと対戦し、
さらにはC.ロナウドとドログバを擁するポルトガル、コートジボワールと戦える機会を与えられるとは、
アジアのサッカー弱小国のさらなる発展を願うのであれば、「僥倖」以外の何物でもないと思う。
正直、日本はこのリーグであって欲しかった。


日本が4強進出なんてどう好意的に考えても不可能だし、
グループリーグ突破の可能性も非常に小さいと思われるので、
もし前回のように焼き肉を賭けようなどと誘われたら、
(今のところ)今回は迷わず3戦全敗と予想する(前回は2敗1分)。

ただ、各国は最弱の日本戦で勝ち点3を挙げることを念頭に置いて試合に臨むはずで、
その優越意識にこそ日本が付け入る隙があるように思う。

がっぷり四つに組んではあっさりと寄り切られてしまうこと必至なので、
目くらましでも何でもいい、考えられ得るあらゆる奇襲策を弄するなどして
格下なりの戦い方を徹底してほしい。

真っ向から戦いに挑めば、10回中、8回は敗北を喫してもおかしくない相手揃いなので、
残りの2回の勝機をいかにして掴むか。それは、選手や監督、そしてファンが、
どれだけアンダードッグとして試合に臨めるかどうかにかかっていると私は思う。

少なくとも、「カメルーンなら勝ち点1を、デンマークで勝負だ」などと軽視しないこと。
当の相手国は日本を間違いなく「カモ」として計算しており、
日本以外の3カ国全てにW杯ベスト8の実績があることを踏まえれば、
あちらの方が論理的で説得力があるのは確かなのだから。

フランスW杯以来、自国開催大会を除いては1勝もできずにすべて予選敗退(勝利数=0)。
散々苦汁を嘗めてきたので、そろそろその高い授業料を実に結び付けたいところ。

少なくとも前回のブラジル戦のように、グループリーグ敗退が濃厚になったにもかかわらず、
(恥の意識なのか知らないが)失点の危険を減らそうと「後ろ向き」なサッカーを展開しないことを願う。
カメのように自陣前に張りつき固まって1点でも失点を少なくしようなどと愚の骨頂を犯さず、
「前に前に」の意識で、チャレンジスピリットに溢れたプレイを見せてほしい。

もはや先がなくなった(=予選敗退が確定した)戦いであれば、
縮こまって味もそっけもないサッカーを展開して0-2、0-3に「収める」のではなく、
失点を恐れず勇気を出して攻めに攻めた揚句の2‐5、3-8ぐらいの天晴な負けっぷりが望ましい。

大敗しようが、どんな無様な負け方を喫しようが、
それが勇猛果敢なサッカーである限り、日本を嘲笑する国などありはしない。
それだけ、日本はまだサッカー弱小国として認知されているのだから。

世界における日本の立ち位置を見誤らないこと―――
それがアップセット(あるいはグループリーグ敗退でも感銘を与える)の最低条件だ。
[PR]
by worthy42 | 2009-12-05 03:29 | レパバーンの夜に(サッカー)

蹴球大祭幕開け

a0096546_2145199.jpg


夏の高校野球が終わると、このシーズン。
Number から開幕レビュー特集号ではなく、選手名鑑が出されるのは初めてのような気がする。

オフにモリエンテスがフランスのマルセイユへ、
シャビアロンソに至ってはレアル・マドリッドへ移籍し、
その穴埋めにアクイアラーニがリバプールへ。

マルセイユで久々にデシャンとタッグを組むモリエンテスには大きく期待。

で、今季は、マルセイユのほか、アーセナル、リバプール、ローマ、ユベントス、バレンシアを応援。
特に、攻守の軸をマンチェスター・シティに引き抜かれたアーセナルを支持。

ちなみに、今年は徹底的にアンチ・レアルを貫く。
マンチェスター・シティのように札束で名の知れた選手を買い漁るようなやり方は嫌いだが、
ビッグ4に割って入ろうとするオイルマネーの恩恵を受けた新興チームとしては、
下品な成金根性丸出しの札束攻勢は(侮蔑すべきだが)、分からなくはない。

だが、サッカー界の巨人たるレアル・マドリッドまでもが、
何百億をかけて他チームのスーパースターを遮二無二強奪するのは我慢ならない。
マネーゲームも移籍金がこの額までくると、尋常でも健全でもない。

「今に始まったことではないでしょ」と開き直られたら、それはそれでしょうがないのだが、
サッカーはたかだかフランコ政権の寵愛を受けた一クラブのためだけにあるのではないし、
シャビやイニエスタのような逸材を輩出できないカンテラの尻拭いのためにあるのではないのだ。

ということで、サッカー小国の商人の都から、「えいっ」と怨念を送ってみる。

サラリーキャップ制を導入すればいいのにと思っているのは私だけなんだろうな。
[PR]
by worthy42 | 2009-08-29 22:17 | レパバーンの夜に(サッカー)