カテゴリ:美句妙文礼賛(魅惑の文言集)( 58 )

献身

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崇高なるものには、関われるだけでも幸せなのだ。
名声を得ようとすることは、尊厳を傷つけることになる。

―『容疑者Xの献身』より
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by Worthy42 | 2008-05-24 22:47 | 美句妙文礼賛(魅惑の文言集)

作家たちの言葉

『読書の腕前』に取り上げられていた作家たちの言葉。

「幻想かもしれないけれど、僕は本というものは、
時間の流れを一瞬で止めてみせることができるメディアだと思うんです」(佐野眞一)

「書物を読むことで得る大切な収穫のひとつは、他者を知ることだと思います」(色川武大)

「読書の楽しみのひとつは、私にとってこの他人の人生を生きること、
他人になれる悦びかもしれない」(遠藤周作)

「楽しむことのできぬ精神はひよわだ。楽しむことを許さない文化は未熟だ。
詩や文学を楽しめぬところに、今の私たちの現実生活の楽しみかたの
底の浅さも現れていると思う」(谷川俊太郎)

「楽しみはもっと孤独なものであろう」(谷川俊太郎)

「『教養』とはつまるところ『自分ひとりでも時間をつぶせる』ということだ。
それは一朝一夕にできることではない。働き蜂の最後の闘いは、
膨大な時間との孤独な闘いである」(中島らも)
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by Worthy42 | 2008-03-09 23:32 | 美句妙文礼賛(魅惑の文言集)

言葉の本質

「人間が書いたものが、人間に理解できないわけがない」(サマセット・モーム)

「理解できたものが、別のかたちに置き換えられないわけがない」(村上春樹)

―『翻訳夜話』より
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by Worthy42 | 2008-02-17 20:29 | 美句妙文礼賛(魅惑の文言集)

Unseen, Unknown and Untouchable

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われわれは互いのことをほとんど知らないのだ。
人格というものは氷山のように大部分が隠れていて、
水面に現れて目に見える世間的自我は冷たく取りすましたものに過ぎない。

―『アムステルダム』(イアン・マキューアン)
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by Worthy42 | 2008-02-10 01:18 | 美句妙文礼賛(魅惑の文言集)

走ることは孤独

おれにもクロスカントリー長距離走者の孤独がどんなものかがわかってきた。
おれに関するかぎり、時にどう感じまた他人が何と言って聞かせようが、
この孤独感こそ世の中で唯一の誠実さであり現実であり、
けっして変わることがないという実感とともに。

―『長距離走者の孤独』(アラン・シリトー)
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by Worthy42 | 2008-02-10 00:46 | 美句妙文礼賛(魅惑の文言集)

瓦解の果て

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時間はいつもさまざまな傷を消し去る。時間は執拗に降り続く黄色い雨であり、
それが燃えさかる火を少しずつ消し去っていく。
けれども、記憶の裂け目とでも言うべき焚火が地中にあり、
乾ききったその焚火は地下深くで燃えていて、
死が奔流のように押し寄せてきても、消え去ることはない。
人はその記憶の火と共存しようとつとめ、その上に沈黙と錆を山のように高く積み上げる。
しかし、すべてを忘れ去ったと思った頃に、一通の手紙、一枚の写真が届くと、
それだけでも忘却の薄い氷は粉々に砕け散るのだ。

―『黄色い雨』(フリオ・リャマサーレス)
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by Worthy42 | 2008-01-27 18:04 | 美句妙文礼賛(魅惑の文言集)

もてなしの心

To create the life for the twenty-first century
To seek after genuine articles
To offer the richest assortment of the latest and best aticles
To assure satisfaction, delight and happiness
Constantly at your service in Athen's Way

―心斎橋アセンスの栞(書店)
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by Worthy42 | 2007-12-29 10:41 | 美句妙文礼賛(魅惑の文言集)

Forgiveness

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「それに、別に僕は、許してもらうつもりはないよ」保呂草は微笑んだ。
「僕自身だって、僕を許したことはないんだ」


紅子は言う。「人は、自分が許せないときに、悲しくて泣く、そして、
自分が許せたときに、嬉しくて泣くの」

―『四季 秋』(森博嗣)
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by Worthy42 | 2007-11-30 22:41 | 美句妙文礼賛(魅惑の文言集)

宿命

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踊ればいい。踊ればいい。
生きとし生ける者はすべて、踊り続ければいい。
やがては等しく死が訪れる。暗い墓穴へと入っていく。
蛆に食われ、地底の深くに沈んでいけばいい。

愛は十倍に、憎悪は百倍にして返せばいい。

―『ゆりかごで眠れ』(垣根涼介)
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by Worthy42 | 2007-11-21 21:58 | 美句妙文礼賛(魅惑の文言集)

書狼書痴書豚

先日の日経夕刊「文学周遊」に、
とある文学者の書物偏愛論が紹介してありました。

ユーモアを込めて曰く、書物偏愛の度合いは、

「書狼」→「書痴」→「書豚」と悪化していくそうです。

最後が「豚」って・・・(笑)。
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by Worthy42 | 2007-11-20 22:16 | 美句妙文礼賛(魅惑の文言集)