カテゴリ:情熱と怠惰の断片(日記的)( 120 )

またの名をダメ男

関西圏の伝統的な/旬な、食とイベントを堪能しようという大義名分...だったのかどうか覚えていないが、
前回の京都に続き、今回の集いの目的地は小雨のぱらつく港町、神戸。

急な仕事で参加できなかった企画者の一押しキッシュ専門店stella maris で幕開け。
変わり種キッシュを堪能した後は、私の留学時代の笑える写真で盛り上がる。

モンタナで撮った思い出の断片を、春雨交じりの神戸で振り返ることになるとは、
10年前の私は勿論、想像だにしなかったので、人生の交わりとは不思議なものだなと
写真を面白そうに眺める面々を見てしみじみ思う。


その後、旧居留地まで足を延ばして訪れたのは、神戸らんぷミュージアム。
あかりと灯火器の歴史と浪漫を学ぼうという殊勝な心がけに、心底、感心。
中世に使用されていた行燈や灯篭の展示を見るにつけ、有史以来の人間と闇との関係に思いを馳せる。
深夜未明でも何かのぼんやりとした明るさが空を覆う大阪で暮していると、
何も見えない、暗黒めいた、真の暗闇が無性に恋しくなる時がある。
まるで闇にこそ見える世界があるかのように。


続いて訪れたKOBE とんぼ玉ミュージアムでは、ガスバーナーを使ってとんぼ玉を作る体験をする。
両手を駆使して薄っぺらいガラスの短棒を炎で丸く加工していくのだが、
かつて図画工作の成績が2だった私には難関至極でスタッフの方に手助けして頂く。
初めてガラス玉を見てガラス玉制作を仕事にすることを決めたというスタッフの言葉を噛みしめる。


とんぼ玉の完成を待って、阪神大震災の復興の象徴として建造された鉄人28号の巨大モニュメントへ。
だだっ広い開けた空間の、ショッピングモールの裏手という場所柄に違和感を感じつつ、
鉄人28号が有人ロボットだったという事実を知らなかったことに衝撃を受ける。


神戸ツアーの締めくくりは、なぜだか、ボーリング。何年ぶりなのかわからない程久しぶりだったのだが、
まあ、学生時代は130-150は常時出せていたので、それくらいはいけるでしょと思っていたのだが、
1ゲーム目のスコアはその半分に。あまりの体たらくに穴があったら入りたくなる。
2ゲーム目もさほど変わらず、気恥ずかしさから同行者達のストライクを祝いながら、
こっそり、G(ガーター)を念に込めて願う始末。
最後には、焦りから力を入れすぎて、親指の爪を追ってしまう自業自得な羽目に。


よくよく考えれば、自信満々だったとんぼ玉の出来上がりも一番センスがなかったし、
クレーンゲームでも私だけが人形をゲットできなかったし、
頼りにされていたスポーツ分野のクイズゲームも間違えてしまうし、
あまりの不甲斐なさから瀟洒な街を照らす星に自らの卑小さを呪いたくなった、春のトホホな一夜。

次回は遷都1300年の奈良へ。

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ほっと一息。このすぐ後、カフェに行ってケーキを食べた。「甘いものは別腹」ってのは多分ウソ。
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中学校時代の図画工作を思い出す。童心にかえったような楽しさ。携帯のストラップに着用ナウ。
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このポーズをして写真を撮ってもらったら呆れられる。童心にかえるのもほどほどに。
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by worthy42 | 2010-03-14 23:36 | 情熱と怠惰の断片(日記的)

占い、ラララ

森博嗣占いをやってみた。

本名でも、ミクシーネームでも、結果は、「儀同世津子」。犀川先生の妹。
保呂草潤平だったらよかったのにと思ったら、意外や意外、かなり当たってた。

儀同世津子さんのあなたは、持ち前の明るさで周りを照らす太陽のような人です。意識的に励ますのではなく、自分が輝くことによって、みんなに勇気と希望を与えることができます。そんなあなただけに、パワーを分け与えすぎてしまって、ひとりになるとドッと落ち込むナイーヴさも…。それでも自分のことより人のことを大事に考えてしまうのがあなたなのです。人のグチは聞くのに、自分のつらさは隠してしまいます。それがあなたの長所でもあるのですが、爆発してしまう恐れも。適度なガス抜きは大切ですので、太陽の明るさを保つためにも、たまには人に甘えてみてください。いつもあなたに助けてもらっている人が、今度はあなたの役に立てたと喜ぶかもしれません。
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by worthy42 | 2010-03-04 23:48 | 情熱と怠惰の断片(日記的)

眠れない夜に

今日納期の仕事を明け方までに仕上げようと徹夜覚悟で机に向ったら、
一番必要な書類を会社に置いてきたことが分かった。

しばし、放心。


ちなみに、「2月は逃げる」というが、私にとっては「3月は追われる」。
スケジュールがびっしりと詰まっていて、今月は土日もあまりなさそう。

ここ数カ月、仕事の9割方は日→英だったのだが、
今月は第3週から80ページの英→日。
おまけに、第4週までに仕上げなければいけない私的な課題が4つ。

英検の申し込みも始まるし、5月には検定も控えているしで、
ぼちぼちギアを最速に切り替えていかなければ、と
モンドセレクションに3年連続で輝いた熟成古酒、「琉球泡盛 暖流」を喉に流し込む。

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ある意味、ヤケ酒。「飲らねば眠れない夜もあるよ」と、保呂草なら言うだろう。
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by worthy42 | 2010-03-02 01:48 | 情熱と怠惰の断片(日記的)

ジャズと占い師

病み上がりで迎えた休日、京都へ行く予定をキャンセル。
静養に努めようと思ったが、馴染みのジャズバーから
「店が移転したの」というメールをもらっていたことを思い出す。

先月の「エジプト料理で迎える新年ホームパーティー」も、
家がすぐ近所なのに仕事の都合で断っていたので、
空堀町のプレオープン中の店舗にいそいそと出かける。

カウンターで隣に座っていた初老の男性が、その道30年のベテラン占い師だと聞き、
思わず、彼の全身を横目で観察してしまう。
穏やかと言えば穏やかな雰囲気を纏ってはいるが、超然としてる様子でもない。


占い師、といえば、福岡・天神の新天町周辺に巣くう、妖怪のようなオバア様が忘れがたくて、
通りで椅子に座っているこの黒装束めいた老婆の前を通るたびに一種異様な雰囲気を嗅ぎ取ったものだ。

一度だけ、ほろ酔い加減ですれ違いざまに目を合わせたら、
感情を窺い知れない彼女の目に私の存在を拒絶されたような、私の思念全てを吸い込まれたような、
なんとも形容しがたい思いに襲われて、一気に酔いが醒めたのを覚えている。


今回の占い師にはこの時ほど感じ入るところがなかったので、
「どっちの方角に進めばいいのか訊いてもらったら?」と言われたのだが、
ありがたく辞退させていただいた。

今もご健在かどうかはまったくもって知らないが、
大阪を離れる前に今度手相でも見てもらおうと、
ジャズに耳を傾けながら、あの不気味な容貌に思いを馳せた。
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by worthy42 | 2010-02-28 20:38 | 情熱と怠惰の断片(日記的)

マイ・ニュー・ルーティン

会社も家もGoogle News をHPに設定し、
毎朝かつて勤めたスポーツ新聞社のHPの見出しを眺めては、
夜は決まってNBAとESPN、Sportsillustratedをチェック、
ってのが、ネットサーフィンの日課なのだが、
最近、とみにハマっているのが、この二つのブログとサイト。

おひとりさまの食卓

弁当パフォーマー・まさきちさんの弁当備忘録。
弁当や食事のメニューのヒントにしてますが、シニカルな毒舌口調がツボで面白い。
しかし、弁当作りって、まさに「継続は力なり」と思う。見習おうっと。

Books and The City

マンハッタン在住の文芸エージェント女史のサイト。
着眼点が新鮮。メディアに関係するコラムはとても興味深い内容ばかり。
この記事を読んで、NY TIMESの日曜日の書評欄をもう一度丹念に読もうと思い直した。
ちなみに、この女史も京都の恵文社を訪れたらしい。やるね、恵文社。
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by worthy42 | 2010-02-27 00:10 | 情熱と怠惰の断片(日記的)

ことばとつぶやき

今更ながらなのだが、Twitter をつぶやいている人って意外に多いのね。

ニュースサイト、NBAのライター、Erykah Baduから、
挙句は高田純爺、岩谷テンホーさん、団鬼六先生までつぶやいてる。
団鬼六先生からは「これからもよろしゅうに・・・」というメッセージを頂いたし。


さて、まがいなりにも(間接的に)言葉を紡ぐ仕事をしているので、
目に飛び込んでくる言葉や耳に入ってくる言葉には我ながら敏感なほうだと思う。

自分の書く文章は脇に置いといて、新聞や雑誌の誤植を論うのはもちろん、
何気ない会話でも「ん?」「お~」などとすぐに反応してしまう。

この間、思わず笑ってしまったのが、この4つ。

・「ゲイゲイしい(男色的)」
・「ドマゾ(ドM)」
・「暇ップ(HIMAP)」
・「ヘネ公」

上二つはその道ではよく知られた言葉らしいのだが、
こんな言葉がごく普通の可憐な乙女の口から飛び出したのでちょっと驚いた。

下二つは口の悪い優男風な外大卒の同僚の言い回し。
上のは、たとえば、「自分、今、暇ップやろ」などと使うらしい。

「ヘネ公」とはヘネ○○○○○○という某国の同業者を揶揄したことば。
もちろん、基になったのは、「ポリ公」。

・・・。
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by worthy42 | 2010-02-21 12:33 | 情熱と怠惰の断片(日記的)

In the Middle of Winter

いりこの頭を腹を取って、昆布と一緒にしばし水に漬けlこみ、
里芋とエノキの味噌汁を作る。
やっぱり、冬場は朝から味噌汁を頂くと活力が漲る感じがする。

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最近のスーパー製のいりこって小さい。二つに裂くのが意外と面倒。


空堀町にある行きつけのカフェのいつもの窓際席で、
ラムホットミルクとチョコレートケーキをお供に読書。
20回近くは通っていると思うのだが、スタッフさんからほとんどほったらかしにされるので、
考え事や読書をするにはこのカフェに限る。

「冬のスピリッツ」と言えば、もちろん熱燗に決まっているのだが、
昼間からカフェで呑る時は、ここのホットラムミルクが抜群にいい。
ラム自体はあまり飲まないのだが、ホットミルクには罪なほど合う。

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ホットワインより手軽に作れる。傍から見れば昼間からアルコールを飲んでいるように見えないのもなおいい。
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by worthy42 | 2010-02-11 16:57 | 情熱と怠惰の断片(日記的)

漂う夜に

前々から行ってみたかった京都の有名な書店、「恵文社」を訪れる。
ここは、英国・ガーディアン紙の『世界の独立系本屋ベストテン』にアジアで唯一選ばれた書店。

海外に行っても、地元の書店(か、飲み屋)を当てもなく探してしまうほどの書店探訪家なので、
平静を装いつつも、「ついに来た~」と興奮指数がマックスに達する。

万感の想いで巡り巡ると、この店のカバーが欲しくなって、それだけの理由で文庫を購入。
が、購入したのは、『「噂の真相」 トップ屋稼業 -スキャンダルを追え-』(西岡研介)。
念願の粋な書店で購入したのがトップ屋の暴露本というセンスに我ながら呆れ果て、
さすがに「今日の収穫」と胸を張っても納得してもらえる自信がない。

京都らしい純喫茶「ソワレ」で休憩、スペインバルで小腹を満たした後、
知人から誘われていたフラメンコカフェでポルトガルの民俗歌謡・ファドを堪能する。

フラメンコとファドとの違いは、スペインとポルトガル、くらいの前知識しかなったのだが、
知人の情感あふれる歌声、ポルトガルギターとギターの奏でる繊細でもの哀しい音色に心地よく酔う。

わりと華やかな曲でも、どことなく絶えず哀愁を訴えかけてくるような響きは、
天に向かって吐いた吐息が、天に召すことなく、されど地に下ることも許されず、
ふわりふわりと漂い、停滞することなく移ろう、まるでジプシー然としているかのよう。

そんな諦めも希望も失望も歓喜もないまぜになったような歌風に包まれることで
結実した感情に翻弄されつつ、喉元まで出かかった言葉をバーボンで飲み下した。
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by worthy42 | 2010-02-07 23:47 | 情熱と怠惰の断片(日記的)

乙女化

先日京都で味わった粕汁を再現しようと酒粕を購入して作った汁を二、三口含んだら
あっという間に酔っ払ってしまった。目分量もほどほどに。

さて、忙しさに汲々としてくると、私の場合、食欲が増大するとともに、嗅覚が異常に敏感になる。
先月の繁忙期にそんな私の鋭敏な嗅覚を魅了して止まなかったのが、
こちらのハンドクリーム

同僚の手から漂ってくるローズの香りがとても心地よくて、
ギスギスした気分が開放感に満ち溢れ、脳溢血寸前の脳細胞も絆されるようで、
この香りが漂ってくる瞬間だけは極楽至上だった。

とはいえ、ハンドクリームの香りを嗅ぐためだけに
同僚の元に日参ならぬ、分参して変態扱いされるのも躊躇われる。

ということで、三十路の九州男児がロクシタンのハンドクリームなんてと、
先日話を振った友人たちから「乙女」とからかわれてもどこ吹く風、
とうとう購入してしまった。

乙女化、上等。

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かなり香るので、職場には持っていかずに、家専用。仕事は家に持ち帰ることにする。
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よくよく考えたら、香水やルームフレグランスでよかったのでは、という気がしてきた。
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by worthy42 | 2010-02-01 23:20 | 情熱と怠惰の断片(日記的)

A Lovely Day

夜、昼、夜と3連食で飲んだくれた挙句、1食おいてまた夜に飲み耽った週末もあったが、
最後の1週間は平均睡眠時間3~4時間という発狂しそうな忙しさと分からなさに
プライベートどころか、寝食といった人間的な活動さえ等閑になってしまった1月。

せめて最後の週末くらいはと、珍しい組み合わせの友人たちと京都でまったりほっこりな一日。

手配してくれていた祇園のおばんざい「OKU」で滋味溢れる自然の味を堪能しては、
出町柳の「出町ふたば」で行列に並んで購入した名物・豆餅を糺の森で頬張り、
下鴨神社の荘厳な雰囲気もそこそこに近所の茶寮「宝泉」で
畳の感触を楽しみながら庭を愛でつつ、絶品のわらび餅と抹茶に舌鼓を打つ。

道中を共にした友人たち細やかなの気遣いや楽しい会話の妙味もあって、
町並みだけでなく身を切る肌寒い風にさえ京都らしさが感じられて
「人間らしさ」を一気に取り戻した一日だった。

次回は神戸。

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OKUのおばんざい。
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宝泉のわらび餅&抹茶。
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by worthy42 | 2010-01-31 15:57 | 情熱と怠惰の断片(日記的)