カテゴリ:情念の雷(心と言葉)( 20 )

YNWA

YOU'LL NEVER WALK ALONE

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by worthy42 | 2011-04-21 23:13 | 情念の雷(心と言葉)

バンクーバーの追憶

アメリカに住んでいる頃、何度か、バンクーバーを訪れたことがある。
当時通っていたモンタナ大学があるミズーラという街から
夜行バスでシアトル経由で12時間弱かかっただろうか。

日頃、モンタナのような片田舎に住んでいると、
シアトルやバンクーバーのような近場の都会がどうしても恋しくなって、
最初は友人と行っていたのだが、知らぬ間に一人でゆらゆら揺られて行くようになった。

ダウンタウンの土産物屋でワーホリ中だった年上の男性と懇意にさせて頂いたり、
シアトルのユースホステルで出会った子たちとバンクーバーで一緒になったり、
名前すら覚えていないが、偶然出会った元OLと一緒にNBAの試合を見に行ったこともある。

そんないろんな思い出があるなかで、
一番印象的なシーンは、シアトルとの境の税関での一コマだった。

アメリカに入国するのかその逆だったのか、皆目覚えていないが、
バスを下りて室内で待っているところに明らかに挙動不審な男が連れられてきた。
一人、ポツンと離れて備え付けの椅子に座っていたその男へと視線を向けた瞬間、
---目が合ってしまった。

今思えば、「偶然、目があった」、ただそれだけの話なのだが、
刹那、もし、この男が銃でも取り出して銃口を向けるとしたら、
その最初の相手は、きっと私に違いないと直感的に思いこんでいた。

そんな思い込みに囚われると、私とたいして違わない普通の人相までもが恐ろしく見えてしまい、
待っている間中、「もしここで銃撃されて死んだら、両親は悲しむだろうな」などと妄想に耽るも、
気恥ずかしさから「早くバスに乗せろぉ~!!!」とも言い出すのも憚られて、
ただ一人、怯えるばかりだった。


何度もバンクーバーを訪れて、心の奥底に重く沈んでいるのは、この記憶。
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by worthy42 | 2010-02-11 22:50 | 情念の雷(心と言葉)

Tom Waits - Tom Traubert's Blues - 1977

場末の薄汚いバーの片隅で、一人で偽物のスコッチを傾けながら聴きたい曲。

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by worthy42 | 2009-10-22 23:09 | 情念の雷(心と言葉)

水都にて

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秋雨と憂いな歌声を浴びて。
ドレスデンの夜を思い出した。
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by worthy42 | 2009-10-05 22:19 | 情念の雷(心と言葉)

餅は餅屋に

You Tube をいろんな意味で席捲中の動画。
「ペフューム」とか言うらしい(笑)。
名前のイメージと傑作な映像との落差がまたいい。

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by worthy42 | 2009-08-16 20:23 | 情念の雷(心と言葉)

My Funny Valentine

My funny valentine, sweet comic valentine
You make me smile with my heart
Your looks are laughable, unphotographable
But you're my favourite work of art
Is your figure less than Greek ?
Is your mouth a little weak ?
When you open it to speak
Are you smart ?
Don't change a hair for me
Not if you care for me
Stay little valentine, stay
Each day is Valentine's day




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by worthy42 | 2009-07-04 00:20 | 情念の雷(心と言葉)

Spring

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浴びるだけで僥倖を感じてしまいそうになる陽光の眩しさよ。
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by worthy42 | 2009-05-07 00:22 | 情念の雷(心と言葉)

Life

ずっと天井を見ていた。否、天井を見続けるよりほかになかった。
天井をただ凝視するよりほかになかった。

数日来の体調不良がピークに達し、
ベッドに横たわり、生まれて初めての点滴を受けていた。

治まることのない症状と右腕の鈍痛、右手首の持病、
天井に投影される傍を流れる川面の反射光の揺らぎ。

根が小心者の私の脳裏に、漠然とした死の影が過ぎった。


ふと、掛かりかけの仕事が気になった。
まだ、途中までしか手をつけてない未完品だ。
数日前に届いた腕を磨くための通信講座の教材にも手をつけていない。

バースデーメールを出し遅れた友人への「謝罪ワイン」も買ってない。
クリスマスカード&メールや年賀状もまだ用意していない。

読破したい本が無数にあるし、
酒を酌み交わしたい友人や再会したい友人も星の数ほどいる。

今季のNBAとチャンピオンズリーグを見届けたいし、
来週末は演劇&甲子園ボウル観戦、友人のジャズライブだ。

・・・直近だけで、これだった。


ああ、まだ、死ねないな、死にたくないな、
天井に反射された小波にそっと語りかけた。

やりたいこと、やらなければならないこと、
どんなに些細なことでも、それはそれで、生きる活力をもたらしてくれる。

そんなことに囲まれながら、時に埋もれながら、生きていく。
だが、それはそれで、意義のあることなのだろう。

薄れゆく意識のなか、
「生きたい」「生きてやるんだ」という思いが
沸々と体に涌いてくるのを感じた。
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by Worthy42 | 2007-12-08 22:19 | 情念の雷(心と言葉)

邂逅

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和解と永遠の別れ。
赦せたのか、赦してもらえるのか、という自問自答は、
いつの間にか些細なことになっていた。

多分、それが本質ではなかったのだろう。

そのことに気付くまでに、
いや、気付いていたのに目を逸らし続けて、
8年、かかった。
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by Worthy42 | 2007-12-02 09:36 | 情念の雷(心と言葉)

寄せては返す

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Grasp all, lose all.(欲張りのまる損)
Nothing seek, nothing find.(求めずんば得ず)

アンビヴァレントに感じるのは
己の未熟さゆえ、か。
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by Worthy42 | 2007-10-14 00:35 | 情念の雷(心と言葉)