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デス・プルーフ

クウェンティン・タランティーノとロバート・ロドリゲスの作品を
興行収入があるのかとか、映画史的な価値があるのかとか、
あるいは秀作か駄作かとかで一刀両断するのは
野暮の極みというべき無粋な行為で、
もう、好きか嫌いか、感性の赴くままに身を委ねるしかない。

カート・ラッセル扮するスタントマン業のサイコ野郎が
改造車(耐死仕様車)を使ってセクシーな女性たちを
歯牙に掛け血に染めていき・・・というストーリ。

一瞬のうちに交錯する生と死の明確な対比、
快楽の享受と死への恐怖とのあまりの落差、
止むことのない欲望への盲目的追従。

そんなむしろノワールと見紛う要素を
純潔ささえ漂う徹底した勧善懲悪の爽快さで味付けして
これでもかと「ポップ観」たっぷりの料理に仕上げるのがミソ。

頭は空っぽでいい。
アハって笑っちゃうくらいがちょうどいい。
タランティーノのオタクさ加減を愛でてやればそれで十分満たされる。

劇場ではロドリゲス作『プラネット・テラー』とともに、
(一時期?)二本立てで公開されていて、
ちなみにこちらは徹底したゾンビ・モノ。
個人的には実はこっちの方が楽しみ。

ロドリゲスといえば、
なんたって『フロム・ダスク・ティル・ドーン』。これっきゃない。
学生時代に見て(ある意味)スゴイ衝撃を受けたのを今でも覚えてるな。

『デス・プルーフ』
評価:A+
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by Worthy42 | 2008-02-25 00:02 | 銀幕に溺れる(映画ノート)

今週の読了帳(02・17~02・24)

今週末は家にこもって仕事ばっかしてたので
本のページを捲るのがさすがにちと辛かったです。

息抜きに紀伊国屋に行くと
『月間プレイボーイ』の特集が「書斎」だったので即購入。

即読後、勢いのまま家の本棚を整理しました。
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実はあとまだ50冊ほど入りきらなかったのですが(苦笑)。
スクラップブックや書類の類もあるし、
さてはて、どうしようかな。

ちなみに一番多い雑誌は『プレイボーイ』でした(笑)。

・『わたしを離さないで』(カズオ・イシグロ)
アレックス賞受賞作にしてタイム誌の「オールタイムベスト100」に選ばれたという、
2006~7年に日本を席巻した出色の誉れ高い作品。

んん、確かに品もありましたし、良作でした。
あとは好みの問題でしょうか。

最初はなんだか捉えどころのないストーリだなと思っていましたが、
捉えどころのないままでも第二章に入る頃から熱中してしまいました。

多くの傑作がそうであるように、
読了後は、頭が判然とせずに呆然としてしまいましたが、
余韻としてはやや弱めでした。

ある種の秘密に満ちた話を主人公の回想記で振り返っていく形なので
早く早くと、次の展開がじれったくなることは請け合いです。

評価:A+

<Now on Reading>
・『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(サリンジャー、村上春樹訳)
・『神様からひと言』(荻原浩)
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by Worthy42 | 2008-02-24 19:56 | 一冊入魂(読書記録)

駆け込み寺

今日が今季のトレードの最終日。
昨日を上回る規模のなんと総勢11人が絡むトレードが行われました。

特筆すべきは、オールスターでMVPを獲得したレブロン・ジェームス率いるキャブス。

怪我さえなければ不動の二番手エース、L.ヒューズと
ここ数年好調だった先発PF、D.グッデンをトレードして、
まだ使えそうな白人の点取り屋SF、W.ザービアックと
最優秀ディフェンス賞4度受賞の守備の鬼、B.ウォーレスを獲得(他選手は割愛)。

スタメンの選手を入れ替えるのは大きな賭けなんだけど、やりましたね。

ザービアック⇔ヒューズはともかく(怪我がちだから)、
もはや落日の感さえする攻撃力ゼロのウォーレス⇔グッデンは、ちと損ではないかと。

それにしても、トレード期限までにまとまったのは合計14。
今年はビッグネームが動いたし、勢力図がまた変わったなあ。

期限までに行われた14のトレードはこちら

地味なマイナーチェンジでやるなあと思ったのが、デトロイト。
若手が急激に力をつけてきてベンチがかつてないほど厚みを増してきている中で
いい仕事をするなあ、J.デュマース。

あとはスパーズが動いたのにも少なからず驚いた。
貴重なバックアッパー、B.バリーとF.エルソンを放出して
往年のチャールズ・オークリーに似てきた武闘派、K.トーマスを獲得。
ま、たしかに攻守両面でそこそこ活躍しそう。

そういえば、かつての新人王、D.スタウドマイヤーもFAで獲ってたな。
なんか段々ベテランの寄り合い所みたいになってきている気がするんだけど(笑)。

トレードしてそんなに劇的に変わるもんかな、なんていつも思うんだけど、
ユタはK.コーバーを獲得してからの20試合を17勝3敗。
脇役でこれだから、なかなか侮れない。

特にガソルを獲得したレイカーズは押して知るべきだな。
が、ESPNの記者はマブス(キッド獲得)とサンズ(シャック獲得)に辛辣な評価。

ま、この辺がね、難しいんだけど。
個人的にはマブスはありかな。キッドなら次の段階にチームを誘えそうだし。
サンズは・・・ガソルだったら完璧だったけどね。
「今のシャック」じゃあ・・・ね。

しかし、ウェストはほんとに優勝が読めなくなってきた。
貯金16以上がこの時期に6チームもあるなんて可哀そうだな。
うち4チームは直接激突するわけだし。

いよいよ終盤戦に突入。
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by Worthy42 | 2008-02-23 01:57 | バスキチ(NBA)

行きたいとは思わないのだけれど

バレンシア亡き後、もはやすべてど~でもいい。
そう、思ってた。

が、やはり。

リバプール、ローマ、バンザイ。
一度も行ったことがないし、行こうとも思わないけど、好きなんだな。
あとは、アーセナルさえ勝てば。

ハンブルクにいる頃、
カフェで陣取って見入っていたのを思い出しました。
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by Worthy42 | 2008-02-21 00:15 | レパバーンの夜に(サッカー)

キッドよ、オマエもか

カエサルが生きてれば、そう言ったでありましょうか。

現米国代表スタメンPG、Jason Kidd が8人が絡むトレードでダラスへ

「No kidding! (まさか!)」や「Kidd-napped(誘拐)」とか
名前にかけた相変わらず洒落た(ダジャレだけど)見出しをつけるなと感心しましたが、
それはさておき、長い間噂されてきたことが現実になりました。

ニュージャージー・ネッツからはキッド他2人(付け足しの意味だけ)、
ダラス・マーベリックスはD.ハリス他4人に二つのドラフト選択権+現金。

最初はマブスのD.ジョージが拒否権を行使して一度ご破算になりかけ、
さらに同じくマブスの貴重なシックスマン、J.スタックハウスをトレードに含めるものの
実はネッツが獲得した後に即解雇し、マブスが再び契約を結ぶという姑息な裏約束も判明し、
リーグ側から禁止される(当たり前だ)という紆余曲折を経ての成立。

おまけにダラスはトレードの収支を合わせるために
2年前のファイナルに出場して以来一度もプレイしていない(ケガか?)
K.ヴァン・ホーン(バード2世だと思ったんだけどなあ)と再契約し、
トレードのメンツに加える周到ぶり。

スタックハウスら必要な既存戦力をほぼキープできたし、
アメリカ版ホリエモン(というよりこちらが元祖IT長者)で熱血オーナーのM.キューバン、
ポイントガード上がりのヘッドコーチ、A.ジョンソンの並々ならぬ意欲が伝わってきます。

しかし、先日のシャックよりさらに大掛かりなトレードです。
(おまけにシャックは移籍後まだ一度もプレイしてないしね)

それもそのはず、年老いたとはいえ(34歳)、
アシスト3位(10.4)の数字以上に魅力的な選手(シュートは下手だけど)。
多分、チームメイトの力を引き出すのはリーグ随一でしょう。
もっといえば、パスの上手さは間違いなくリーグ1位。

同じポイントガードとして年々成長してきたD.ハリスの
若さ(24歳)と伸びしろを捨てるのは躊躇いがあったでしょうが、
今季の優勝に必要なワンピースとしてはキッドの方に可能性を感じるのもまた確か。

他チームの動きに触発されて、ダラスも賭けに出たというところでしょうか。
さて、賭けの好きそうなキューバンの出した目はどうなるでしょうか?

リーグのトレード・デッドラインは木曜日(だったっけ?)。
まだまだ不穏な動きがあるようです。

ま、キッドは12年ぶりにドラフトされたダラスに帰還ということにあいなりました。
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ダラス時代の 3J's(キッドは中央)。女性を奪い合って揉めに揉めて散り散りになりました(実話)。
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こんなノールック・パス、平気で出しちゃいます。視野広すぎです。

ちなみに高校時代と学生時代のキッドのプレイをビデオで見たことがあります。
・・・正直、化け物だと思いました。
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by Worthy42 | 2008-02-20 23:53 | バスキチ(NBA)

50年

フィデル・カストロが辞任するとのこと。

個人的にも好きで社会派映画監督として名高いオリバーストーンがカストロに迫った
ドキュメンタリー『COMANDANTE』をちょうど見ようと思ってたトコ。

しかし、チェ・ゲバラらと反乱軍としてキューバにボートで上陸してから
もう、50年以上経つのね。CIAの暗殺を逃れ続けて50年・・・強者ですな。
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by Worthy42 | 2008-02-19 23:47 | 情熱と怠惰の断片(日記的)

予断のない生き方

先日、芥川賞作家にして禅僧である玄侑宗久氏が
日経の夕刊で「予断のない生き方」を説かれていました。

うんうん、まったく、そうだよと読みながら深く同意したのですが、
一方で左手で電子辞書を引いていました。

煩悩がまだまだ多すぎるようです。
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by Worthy42 | 2008-02-19 23:04 | 情熱と怠惰の断片(日記的)

Step by Step

とりあえず第一課題終了。
4月からはがっつりドイツ語講座に通う予定なので
英語とドイツ語を混同しないようにしなきゃな。

富司純子 in 「犬神家の一族」、怖いね。迫力満点。
さすがに大女優ですな。が、作品はやっぱりオリジナルがイイ。
ちなみに、私は萬田久子のエロスが好きですが、なにか?
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by Worthy42 | 2008-02-18 23:13 | 情熱と怠惰の断片(日記的)

言葉の本質

「人間が書いたものが、人間に理解できないわけがない」(サマセット・モーム)

「理解できたものが、別のかたちに置き換えられないわけがない」(村上春樹)

―『翻訳夜話』より
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by Worthy42 | 2008-02-17 20:29 | 美句妙文礼賛(魅惑の文言集)

空飛ぶ、リアルスーパーマン

思わず爆笑してしまいました。

NBAオールスター2008・ダンクコンテスト。

もう10年ほど前からネタ切れと揶揄されて以来、
色んな創意工夫がなされてきたけど、
ここまで来たか、という印象(笑)。

興味のある方はここでビデオを見てください。

チャンプになったのは大方の予想通り、
オールスター・ゲームにも出場するドワイト・ハワード(オーランド)。

昨年もダンクコンテストに出場して、
ボードの最上端の方をタッチしながらダンクするという
驚異的な、でも遠くから見る観客には分かりずらい(笑)ダンクをしましたが、
今年はこんなことをしでかしてくれました。
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お分かりでしょうか?横から見たらこんな感じです。
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そう、あのスーパーマンを真似したのです。
その名も「スーパー・ドワイト」というらしいです(笑)。

20年、NBAオールスターのダンクコンテストを見続けていますが、
コスプレというのは初めてで、新鮮でした。

もはや万人の腰を抜かせるダンクというのはありえず、
昨今はいかにダンクを装飾するか、小手先の変化に焦点が移ってきています。

そんな風潮のなかで、この思い切ったコスプレパフォーマンス。
ダンクはともかく(それでもすごいけど)、お笑い的には満点です。

あと、バッシュを脱いでソックスだけでダンクをするとか、
ダンクをしながらリムのところに置いたキャンドルを吹き消すとか、
広告代理店のアイディアマンが喜んでアイディアを提供しそうな
洒落た趣向がわんさかありました。

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ここにキャンドルを点灯して
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こうして吹き消すわけですね。

いやあ、選手も観客も心から楽しそうです。
一度はオールスターを生で見たいもんです。

明日はオールスター・ゲームです。
生中継あるんだけど、もちろん仕事です。
夜、(多分)再放送あるんだけど、友達のライブです。

はてさて。
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by Worthy42 | 2008-02-17 20:23 | バスキチ(NBA)