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今週の読了帳(03・23~03・29)

家になかなか手をつけられない積読本が結構ある。
特に中古で買った本は、「とりあえず買った」モノが多いので、
買って即読むということはほとんどない。

そうこうしている間に新刊本や図書館で借りた本に先を越され、
いつの間には高く積まれた本の一番下に置かれている。

だが、最近では新刊本ですら買ってもなかなかページを捲らないことがあって、
もっぱら最優先されるのは貸し出し期限のある図書館から借りた本ばかり。
何にでも「締切」がないと実行に移せないタイプなのかどうなのか。
結構読んでみたい作品って残っているのになあ、なんて考える春の日々。

ちなみに、今一番気になっているのは、村上春樹訳『ロング・グッドバイ』。
レイモンド・チャンドラーの名作オブ名作『長いお別れ』(清水俊二訳)を
村上春樹が訳し直したときは反感の念さえ抱いていたものだが、
スタイリッシュな軽装版を見て読みたくなった。
もともと村上春樹という作家の作品が性に合わないこともあって敬遠していただけなので、
翻訳家としての村上春樹に興味があることは確か。
『本当の戦争の話をしよう』(ティム・オブライエン)は面白かったし。


<今週の読了帳>

・『姑獲鳥の夏』(京極夏彦)
評価:☆☆☆☆

癖になるとは聞いていたが、確かに癖になる面白さ。
この京極堂シリーズの第2段の『魍魎の箱』をDVDで本を読まずに観てしまうほど。
さっそく京極夏彦ファンの友人に貸してもらう段取りをつけた。シリーズを読破することになりそう。
シリーズらしいシリーズ小説読破は赤川次郎、西村京太郎、森博嗣、バリー・アイスラー以来か。
ただ、このシリーズを1冊読むだけでも、かなりの時間がかかる。まあ、それも楽しいけれど。


<ただいま読書中>
・『ポスト戦後社会―シリーズ日本近現代史〈9〉』(吉見俊哉)
・『ハサミ男』(殊能将之)
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by worthy42 | 2009-03-29 23:05 | 一冊入魂(読書記録)

Deutsch

1年ほど悩み続けたドイツ語講座(約4か月間)の受講を決断し、学校に申し込みに出かけた。
申し込み手続きの前に講座レベル判定のための筆記試験(30分)と面接(20分)を受けたが、
思っていたほどは出来が良くなかった。

文法でいえば、語彙力は言うまでもなく、定冠詞の格変化や、前置詞が3格か4格かどうか、
肝心の基礎的なことが期待していた以上には覚えていなかったよう。
面接では話している単語は分かったのだが、それが文字となって脳に入ってこなくて、
waren(=were) という単語が出てこなかったときは、さすがに自分に失望した。

事前にオンラインでレベル判定テストを受けて17/30で、学校で受けたテストが26/40。
6段階中3の前半レベルという判定だったが、ちょうどいいクラスがすでに満席。
基礎が意外と抜けていたので一つ下の2の後半を受講しようかどうか迷って相談すると、
受講目的(会話よりも読解重視)に適したのは豊富な語彙力が試される講座なので、
面接担当官に「そのレベルでは退屈するわよ」と言われて、3の後半レベルを受講することにした。

実際、8年前にレベル3まではすべて習得したという終了証(ZD))を持っているので、
昔の感さえ取り戻せばなんとかなりそうなのだが、
ただ、ヒアリングや語彙力、文法の勘が十分に戻らないと苦戦しそうで、
「最初の方は授業についていけなくて発言できないと思うけれど」と言われる始末でちと不安。

それでも、語学は実力よりも少し高いレベルのクラスの方が力が付くと思うし、
「今の実力でもスピーキングは問題ないわ」という担当官の言葉を素直に信じることにした。

毎週土曜日は朝から3時間みっちりとドイツ語漬け。なんとなく学生のようで楽しみになってきた。


ちなみに、ドイツ語講座の受講を決意した夜、
テレビでドイツ・シュトゥットガルトの日本人通りを特集する番組を見ていたら、
ハンブルクで暮らしてた頃に知り合った友人から結構報告の電話があった。

一緒にハンブルクの繁華街をうろついたり、サッカーの試合を観に出かけたり、
チュニジア人のアパートに居候していた私を快く泊めてくれたりと世話になった友人からの連絡。
ドイツ語への回帰を決断した夜の些細なことの積み重ねに、ドイツを巡る「縁」を感じた週末だった。

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使用するテキスト。そういえば、この表紙のトコ(ベルリン)は確か行ったことあるような。
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by worthy42 | 2009-03-29 22:08 | 情熱と怠惰の断片(日記的)

Just Around the Corner

4月18日に始まるNBAプレイオフまで3週間を切った。
各チームともに残り10試合前後を残すのみ。

稀に見るハイレベルの混戦レースもようやく順位が確定しつつあって、
チームによっては早くもプレイオフに備えるところも出てきた。

イーストの1位は現在リーグでもトップのクリーブランドでほぼ確定(59勝13敗で2位に5ゲーム差)。
故障に悩まされながらも軸となる選手がほぼフル稼働で
シーズン前の予想以上の成績を残すことは間違いなく、
ウェスト1位のロサンゼルス(58勝14敗)をも1ゲーム差でリード。

現在11連勝中で、日程的にもロサンゼルスよりは楽なので、
このままの調子を維持すればシーズン1位となり、
全プレイオフを通してのホームコートアドバンテージを獲得することになる。
王座に就くための非常に有利な条件のもとでプレイオフを戦えるわけで、
今プレイオフは、「大本命:クリーブランド」という構図となりそう。

ま、気になるといえば、ファーストラウンドの対戦相手がデトロイトということ。
落ちるところまで落ちた斜陽のチームだが、昨季はカンファレンス2位の実力者揃い。
優勝したメンバーも大勢残って経験豊富なので、初戦から当たるにはちと不気味ではある。

ちなみに、ESPNはレブロン・ジェームズがシーズンMVP確定と報じている。

2位に入ったのは、昨季のチャンプ、ボストンではなくて、予想外の躍進を見せているオーランド。
今日現在、ボストン(55勝19敗)とはゲーム差なしだが勝率でわずかにリード(54勝18敗)。

プレイオフではクリーブランドへの挑戦権を賭けてセミファイナルでボストンとの対戦が濃厚なだけに
どちらが上位のホームコートアドバンテージを獲得できるかは非常に重要な意味を持つ。
それゆえに、先日の直接対決でボストンを下した意義は測りなく大きい。

こちらも現在上り調子のヤング・シカゴ(現在4連勝中でプレイオフ当落線上から浮上)との対戦は
なんとなく嫌な組み合わせだが、それでも2位死守はボストン撃破の必要不可欠な条件。

ボストンはガーネットが怪我で離脱後、予想通りに負けが込んでまさかの3位転落。
やはり、ディフェンスが生命線のチームにとって、その要となる選手の脱落の影響は大きかった。
ガーネットは先日復帰したが、数試合後、再び1試合を欠場した。
プレイオフを睨んで無理をさせずに休養を取らせたのか、それとも回復具合がおもわしくないのか、
後者であれば、優勝の可能性は皆無の大問題だが、はてさて。
復帰後も平均15分程度しかプレイさせなかったのが、非常に気になる。


ウェストはロサンゼルスの独走で、早々にカンファレンス1位が確定した。
余程のことがない限り8位はダラスでほぼ間違いなく、もうすでにダラス対策を練っているはず。
ぼちぼち主力を休ませる段階に入りたいのだが、
クリーブランドの猛追でずっと守っていたリーグトップの座を奪われただけにそうもいかないか。
今後の日程もアウェイが多く、リーグトップを狙うかどうか、難しい(贅沢な)舵取りを迫られる。
優勝のキーマンと目されながら昨年に続き長期故障中のバイナムは
プレイオフに間に合うかどうか、ギリギリのところらしいが、
不在中でもチームは好調を保っているので、万全でない限り無理はさせたくないところ。

2位以下はこの時期でもまだ未確定。2位から7位までが3.5ゲーム差の中で犇めき合っていて、
直接対決によっては順位が一気に上下動しそう。シーズンの最後まで激闘が続くのは必至か。
ホームに滅法強いユタやポートランドあたりがホームコートアドバンテージを取れれば、
プレイオフは面白くなりそう。


とはいうものの、この季節のNBAはさほど盛り上がっていない。
この季節のアメリカンスポーツは、NBAでもNHLでも、オフシーズンのMLB、NFLでもなく、
March Madness (3月の狂気)と呼ばれる、大学(NCAA)バスケを中心に回っているから。
日本でいう甲子園をはるかに凌駕する盛り上がりで、明日のスターはスターダムを駆け上がる。
どうやらファイナル・フォー(ベスト4)が出そろった模様。
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by worthy42 | 2009-03-29 21:08 | バスキチ(NBA)

滅私奉国の戴冠

ネットの更新を逐一チェックしていたので、今日はまるで仕事が手に付かなかった。
こういうときは、四六時中テレビがつけてあるマスコミの職場が懐かしくも羨ましい。

さて、やはりというか、がっぷり組めば、日本はさすがに強かった。鳥肌がたつほどに。

残塁が多くて韓国に付け入る隙は充分にあったと思うが、
近年の日本人には珍しい、勝負に拘る鬼気迫る迫力が韓国のお株を奪った感さえした。

北京五輪と違って、原監督が最後まで信念を貫き通したことも大きい、か。
準決勝と決勝で起用した投手は延べ7人。
そのうち、杉内とダルビッシュを中継ぎと抑えで両方の試合で起用した。
涌井や渡辺俊、小松はもちろん、絶対的な抑えのエースと目された藤川さえ出番がなかった。

選手のコンディションはどうだったのかは分からないが、
国際大会で、しかも普段の起用方法が異なる投手をこれほど固定するのは珍しい。
ただ、首尾一貫していた起用法は、結果としては奏功した。
延長10回はさすがに藤川投入だろうと読んでいたのだが、
ダルビッシュを続投させ、あくまで力任せに抑えに行かせたのには、さすがに驚いた。

このあたりの起用の是非はどうしても結果論にならざるを得ないのだが、
信念を以ってこの手の「賭け」を貫き通せるのは監督としての若さ故かという気がしないでもない。
ただ、「もっとうまい監督さんなら、もっとたくさんの点を取ってあげられたのだろうが」との
原監督の率直で謙虚なコメントにはかなりの好感をもって受け止めた。
この監督はもしかして稀代の名将になるのかも、との期待とともに。

個人的には、MVPは松坂ではもちろんなく(昨日の出来さえもう少し良ければ・・・)、
岩隈や杉内、あるいは中島や川崎、内川、青木にも受賞させてあげたいのだが、
一人だけ挙げるとしたら、やはり、最強の投手陣をリードしたキャッチャーの城島に与えてほしい。

野球はなんだかんだ言っても投手力が勝敗の大きな鍵を握るスポーツ。
田中やダルビッシュらの若手から主戦の松坂、岩隈まで一手に引き受けるだけではなく、
経験に裏打ちされた変幻自在の絶妙な手綱さばき(特に松坂と)でリード。
影武者ながら打撃の不調を補って余りある貢献をしたと個人的には思っている。

メジャーではリードの権限は圧倒的にベンチにあるとされるため、
持ち味が封印されてしまい、日本で見せたほどの活躍をあげられてはいないが、
さすがに工藤公康の薫陶を受けただけはあって、偉大なキャッチャーだなと再認識した。

イチローについては、特にいうことなし。というか、何をいえばいいのだろうか。
ジャパンで一手に引き受けたリーダーシップをマリナーズで獲れば優勝できるかもよ、くらい。

ただ、決勝タイムリーの後に平然と三塁に盗塁を決めたのはとてつもなく素晴らしかった。
昂揚したに違いない気持を瞬時に押し留めて、野球の原則に従って相手の急所を突く。
あの一瞬にだけは、イチローのイチローたる所以が余すところなく凝縮されていたように思う。

とはいえ、鍵となったのは我を超えて結集したチームの一体感。
村田の離脱もかえってチームのムードを結束させた、か。
「孤高の人」イチローですら率先してチームに溶け込む一体感こそが、
よくよく考えれば、日本をチャンピオンたらしめた一番の要因なのかもしれない。

初スタメンを問われて返した川崎の言葉が心に沁みる。

「いつも東京ラウンドからですね、ベンチでも試合に出てたんで、
特にスタメンという意識はしていません、ベンチでも試合に出てました」

勝利のためならば、滅私奉国。


最後に、五輪で野球競技が失われた以上、このWBCこそが唯一の世界大会であるため、
隣国が5度も対戦するようなグループ分けではなく、
願わくば、もっと異大陸の国同士の対戦が必然的に組まれた組み合わせであってほしい。
それこそが野球の理解と発展につながり、五輪における野球復活の狼煙となるのだから。

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イチローでさえ、ダルビッシュでさえ、こんな顔して笑うのね、的な。
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by worthy42 | 2009-03-24 23:04 | ひとときの残滓(スポーツ)

今週の読了帳(03・16~03・22)

もうすっかり春。

「秋の夜長にミステリ」とは言うが、
春のポカポカ陽気には、さてどんな本がいいのだろう。

多和田葉子や堀江敏幸のような作家に手を出したくなるが、
実際に読んでいるのはおどろおどろしいミステリばかり。
読書に季節感がなくてもいいじゃないか、とは思うのだが。

<今週の購入本>
・『プロ野球スカウティングレポート』(小関順二)


<今週の読了帳>
・『反貧困』(湯浅誠)
評価:☆☆☆☆

「臭いものに蓋」で明るみにされない日本の貧困の実態が明らかにされている。
「アメリカ化」社会の成りの果ては『ルポ 貧困大国アメリカ』で紹介されているが、
日本も遅かれ早かれ同じ道を辿るのではとの懸念は強まるばかり。

大の虫を生かすために小の虫を殺す、そんな政治家が多すぎる。

貧困は犯罪の温床。夜道を一人で歩けない、自衛武装しないと歩けない―――。
私の子供や孫が生きる時代をそんな社会にしたくはない。

・『プロ野球スカウティングレポート』
評価:☆☆☆☆

もっぱら野球を観戦(テレビ)する機会が減っているのに、この一冊だけは欠かさず読んでいる。
読み物としても十分耐えうる面白さ+マニアックさ。

著者は年間百数試合、ストップウォッチを片手に日本全国を野球観戦するスポーツライター。
57歳にもかかわらず、野球に賭けるこの情熱。
この本を読む度に、年を取っても衰えぬ情熱にただただ感心するばかり。


・『東京異聞』(小野不由美)
評価:☆☆☆

人魂売り、首遣い、辻斬りの闇御前、火炎魔人―――。
魑魅魍魎が跋扈する戦後間もない帝都、東京。
それらははたして闇を支配する異形の者の仕業なのか。

人はなぜ日中に活動し、夜に睡眠を取るのか、
人間の行動原理は人類が誕生して以来、いつの頃から定まったのか、
それは人間がまだ被食者だった当時の影響を受けているのか、
そんなふうに、人類史における「夜」の、「闇」の意味を考えさせられる怪奇ミステリ。


・『十角館の殺人』(綾辻行人)
評価:☆☆☆

20年以上前に出版された、そのトリックゆえに日本ミステリ界に大きな影響を与えたとされ、
私はとんと詳しくないが、どうやら「新本格ミステリ」の始祖ともいうべき一冊らしい。
アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』を本歌取りしたような孤島での連続殺人モノ。

多分、10代や学生の頃のような若かりしときに出会っていたら衝撃を受けていただろうけれど、
それなりの読書量を経て30歳を超えて読んだ衝撃は、さほどでもなかった。
トリックには唸らされたけれど、むしろ、この作品の原案を大学生のころに考え付いた、という
著者の早熟な天才ぶりには驚かされた。

壮大なトリックにキャラの生えた探偵役を土台とする新本格ミステリは嫌いではないし、
森博嗣や歌野晶午、貫井徳郎といった作家は好きなのだが、
トリックやキャラに特色があればあるほど、陳腐な動機との「落差」が気になる。

人を殺めるにはそれ相応の理由がほしい。
大がかりなトリックを仕掛けるのなら尚更で、その点がこの作品でも拭いきれない。
もっとも、人を殺める理由なんて、現実にはそうない(金か、痴情の縺れか、怨恨)。
(だから、殺人事件のほとんどは、ニュースとしての社会的価値が低い)。
そのへんが新本格ミステリの弱点だったりするのかな、なんて一人妄想に耽る。


<ただいま読書中>
・『ポスト戦後社会―シリーズ日本近現代史〈9〉』(吉見俊哉)
・『殺戮に至る病』(安孫子武丸)
・『嗤う伊右門』(京極夏彦)
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by worthy42 | 2009-03-22 22:12 | 一冊入魂(読書記録)

Sports A La Carte

WBCの盛り上がりぶりにどことなくついていけない。
「負けたらはいそれまでよ」の準決勝からでよくないか?
米国も既にここまで2敗。第2ラウンドもすでに崖っぷち。ま、あのメンツではね。

そもそも、なぜ第2ラウンドでまた韓国とやらなければいけないのか(3試合目)、納得できない。
プエルトリコ、ベネズエラ、米国等の別リーグの強国と
場合によっては1試合しか(準決勝のみ)出来ないというのはつまらない。
負ける可能性が高まるかもしれないが、やはり南米(キューバ以外)の強国との試合が見たい。
早期敗戦が嫌というのなら、総当たり制の2次「リーグ」でも働きかければよかったものを。

日本が優勝するに越しはことはないが、
弱小国や手の内を知った国に勝った挙句の優勝なんざつまらない。
それよりも、日頃は「メジャー」というフィルターでしか見ることができない世界の野球の息吹を
こういう機会でこそ目の当たりにしてみたいと思うことはあまりに愛国心に欠けるのだろうか。
キューバは強豪だがアマチュア。メジャーの主流はドミニカやプエルトリコ、ベネズエラの選手達。
そんな国々との手に汗握る熱戦こそが「世界大会」という冠イベントの醍醐味だと思うんだけどな。

ちなみに、「解説、清原和博」はイケる。


チャンピオンズリーグで準々決勝に進出する8チームが確定。
応援していた4チームのうち、イタリア勢(ローマ、ユベントス)が敗退。
地元で決勝が行われるローマに、PKでの敗戦はちょっと酷だったか。
トッティの茫然自失とした表情はやるせなかった。

ネドベドが今季限りでの引退を表明したユーベはチェルシーに惜敗。
ネドベドは開始まもなく負傷交代で、最後のチャンピオンズリーグはあっけなく幕を閉じた。
ワールドカップといい、ネドベドには「不運」という言葉が不釣り合いなほどよく似合う。残念。

他に応援していたリバプールとアーセナルは残った。
レアルマドリードに圧勝したリバプールは貫録さえ漂っていた。
まあ、この組み合わせでレアルに賭ける人の気がしれないとは正直思っていたが、
これほどの差が開くとまでは予想していなかった。

現在のところ、優勝ウッズの高い3チーム(マンチェスター、バルセロナ、リバプール)のうち、
2チームが決勝で対戦することを願っているが、
もういっそのことベスト8で激突するのもまた一興かもしれない。
正直いえば、リバプール対バルセロナ(去年もあったっけ?)よりも、
せっかくなのでこのあたりでマンチェスターVSバルセロナなんてカードが見てみたい。


ちなみに、Jリーグも開幕した。
①名古屋、②ガンバ、③ジェフ千葉、④京都+神戸 くらいを応援する。
選手でいえば、マニシェ(アトレチコ)とペロッタ(ローマ)をブレンドしたような選手、
谷口博之(フロンターレ)に注目していきたい。W杯代表に招集すればいいのに、な逸材。
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by worthy42 | 2009-03-16 22:12 | ひとときの残滓(スポーツ)

今週の読了帳(03・09~03・15)

最近、知り合いや同僚に意外と本好きがいることが分かって
本の貸し借りをしている。

どんな本を読んでいるのかを聞いて、
読んでないであろう分野の本を蔵書の中から探し出すのは結構楽しい。

もちろん、好みは千差万別で、まったく手を出さない分野を読んでいると聞くと
それだけ自分が知らない感動を味わったのかなんて羨ましくなってしまう。

綾辻行人や有栖川有栖ら本格ミステリ系と呼ばれるらしい作家や
京極夏彦とかなんとなく食指が動かない作家の作品はまず進んで読もうとは思わないので、
「これは初心者向けだよ」と予め選び抜かれた一冊を借りるのはとても助かる。

ただ、借りても読むとは限らないのだが。

<今週の読了本>
・『ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上)』(塩野七生)
評価:☆☆☆☆

面白い。これは面白い。勉強になる。世界史専攻だったので懐かしさもひとしお。
建設者ロムルスの名を取って名付けられたと言われる紀元前753年のローマ誕生から
ローマに影響を与えたギリシアにおけるギリシアVSペルシアのペルシア戦役までを扱っている。

歴史的なことはさておき、2500年前の時代でも、人は人を殺すものであること(戦争)、
さらに親殺し、子殺しさえも行うものなのだなと改めて知らされる。


・『アンフェアな月 刑事雪平夏美』(秦建日子)
評価:☆☆☆☆

篠原涼子主演でドラマ化、映画化された『推理小説』に続く第2弾。
バツイチ、子持ち、大酒飲み、部屋は乱雑、無駄に美人、捜査一課検挙率No.1、
そして、「犯人射殺経験2度」の女刑事、雪平夏美が乳児誘拐事件に挑む。

元々は脚本家であるらしいので映像に主眼を置いてるらしいシーンが満載で
どことなく薄くてさくっと読めてしまう点は否めないのだが、
この作家の小説はそういった点を差し引いても独創的で斬新だと私は思う。
特に『推理小説』にそれは顕著だったのだが。登場人物の思考の流れが好きだな。


<ただいま読書中>
・『反貧困―「すべり台社会」からの脱出』(湯浅誠)
・『翻訳家という楽天家たち』(青山南)
・『ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(下)』(塩野七生)
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by worthy42 | 2009-03-15 23:10 | 一冊入魂(読書記録)

Heroic Night

花の2003年ドラフト組3人衆(他にはレブロン・ジェームズ、カーメロ・アンソニー)の一人、
ドゥウェイン・ウェイド(マイアミ)のスペクタクルな活躍をご覧あれ。
Chicago at Miami

Play of the Day

先日もライバルのレブロンと対戦して共に40点以上の得点したりとノリにノッてる感がある。
実は何気に現在、得点王(レブロンは2位)なのね。
すでに優勝してMVPを受賞してたりと、実績ではレブロンを凌いでいる。

このまま行けば、カンファレンスセミファイナルでレブロン率いるクリーブランドとの可能性も。
そうなれば、ある意味、局所的にはファイナルよりも興味深い対戦カードになる。
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by worthy42 | 2009-03-10 22:08 | バスキチ(NBA)

オースター日和

先日、美容室に髪を切りに行った。

担当の美容師さんが結婚で今月退職して美容師業界からは足を洗うというので
髪を切ってもらうのは今回が最後。

チョコレートが何よりも好きだということしか知らないので、
ご祝儀代わりにチョコレートを贈る。

大阪に暮らして5年。
若々しいファッションでずっと3つくらい年下の子だと思っていたが、
実は私よりも5つほど年上の店長だったと後で知ったこの担当さんに、
大阪に来てからの5年間、ずっと切ってもらっていた。

プライベートでも会うほど格別に親しいというわけではないが、
一定の間隔をおいて絶えず会っていた人との永遠の別れというのは、
5年間でおよそ40回ほどという回数の多さもあってか、意外なほど不思議に感慨深い。


この感慨深さを消化しきれないまま、夜、知人が主宰している劇団の劇を見に難波まで。
今回は別の知人からも役者として出演していると連絡をもらっていたので興味深々。
正月から予約していたので手作り感が満載の舞台に近い一番前の席で観劇する。

舞台に仄かな明かりが射し、役者が登場すると、なぜだか、いつもゾクゾクと身震いする。
今この瞬間に眼前で迸っている情熱の結晶に晒されるのがたまらなく刺激的で
むしろ情熱の熱波に襲われてこの場から立ち去りたい気さえするのだけれど、
舞台を所狭しと動き回る役者から伝わってくる熱気に凌駕される心地よさに根負けして
息をつく暇もないほど見入ってしまう。


さらに心を掻き回されたような感じで、この気持ちをどこに収めたらいいのだろうと、
心のやり場に当惑していると、ふと、ポール・オースターの作品を読みたくなった。

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次回公演は夏とのこと。
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by worthy42 | 2009-03-08 22:59 | 情熱と怠惰の断片(日記的)

今週の読了帳(03・02~03・08)

先日ふと気がついたのだが、最近、スポーツ関連のモノを読む機会が激減している。
ネットではよく読んでいるのだが、紙媒体を読むことはほんとに減ってきた。

このご時世、テレビだけではなく、ネットでもスポーツシーンを観ることができる。
私自身、スポーツに関する限りは活字よりも映像を見る方に主眼を置いていて、
文字をどれだけ修飾して並べても、一瞬を余すところなく映し出す映像には敵わない。

とはいえ、映像を見ただけでは分からない選手の心情を炙り出し、
スポーツを断層的又は複合的に捉えた活字作品に餓える時があることも事実で、
今はそんな傑作を読みたい時期なのかなと思っている。

沢木耕太郎、デイヴィッド・ハルバースタムの作品を読みなおそうかな。
山際淳司の『江夏の21球』を再読してみようかな。
スポーツライターの作品を買い漁ってみようかな。
そんなことを考えている。


<今週の読了本>
・『鴨川ホルモー』(万城目学)
評価:☆☆☆

笑った笑った。甘酸っぱさ満点の、森見登美彦にも通じる面白さ。
ほかの作品も読んでみたくなった。今年の春は葵祭にでも行ってみるかな。


・『国家と人生 寛容と多元主義が世界を変える 』(佐藤優、竹村健一)
評価:☆☆☆

「国策捜査」での逮捕劇を経て、今や反骨の言論人の代名詞的存在となった佐藤優。
主張の一部には賛同、一部には反対。面白い個所もあればそうでない個所もある。
ただ、モーレツ働きマンとしての働きぶりは尊敬している。
最新作、『テロリズムの罠 左・右巻 新自由主義社会の行方』の購入をどうするか迷うところ。


<ただいま読書中>
・『ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上)(下)』(塩野七生)
・『反貧困―「すべり台社会」からの脱出』(湯浅誠)
・『アンフェアな月 刑事雪平夏美』(秦建日子)
・『翻訳家という楽天家たち』(青山南)
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by worthy42 | 2009-03-08 21:26 | 一冊入魂(読書記録)