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<   2009年 05月 ( 12 )   > この月の画像一覧

初顔合わせ

NBAファイナルの組み合わせが決定。

オーランド・マジック(イースト3位) VS ロサンゼルス・レイカーズ(ウェスト1位)

シーズン当初というか、プレイオフの組み合わせが決まった段階でも、
まったくの想定外の組み合わせになった。

<イースト/カンファレンス・ファイナル>
クリーブランド(2勝4敗)-③オーランド(4勝2敗)

結局、これといった対策を立てられないまま、シーズン最高勝率チームは敗退。
第6戦は怪物君、ハワードが爆発。個人的にはシャックの同時期の頃の方が
スピード以外は圧倒的に優れていたと思うのだが、40点、14リバウンドは見事。
クリーブランドはレブロンの孤軍奮闘が光っただけで、
残りのスタメンも控えも含めて、サポーティングキャストの力不足が目についた。

来季もこのメンツで大丈夫なんだろうかと思わせるほどのあっけない敗戦。
オーランド、ボストンとの三つ巴は必至なので、ほかの選手のさらなる成長がないと苦しい。


<ウェスト/カンファレンス・ファイナル>
ロサンゼルス(4勝2敗)②デンバー(2勝4敗)

2勝2敗で迎えた運命の第5戦、第1~3クォーターまでの得点は全く同じで、
同点のまま最終クォーターになだれ込んだが、序盤にレイカーズがスパーク。
結局、そのまま逃げ切ったロサンゼルスが第6戦も中盤から試合をコントロールして快勝。

デンバーは縺れに縺れた第1戦と第3戦の接戦を落としたツケを払わされた格好で、
非常に悔いが残る敗戦のはず。短期決戦では勝てる試合を落とした代償は大きい。

とはいえ、第6戦はホームで20点近くの差をつけられての完敗ながら
終了時には観衆のスタンディングオベーションで迎えられるほど
健闘が光った飛躍の一年だったことには違いなく、
来年はさらなる高みを目指そうと選手たちは心に誓ったはず。

ただ、チームに大改革をもたらしたビルアップスもそろそろ下り坂で
残された時間は少ない。来季は停滞の許されない勝負の年になる。


さて、今年のファイナルは両チームとも応援しているチームではないので、
久方ぶりにどちらにも肩入れする必要のない、緊張感のない(個人的に)シリーズになる。

とはいえ、どちらかを応援するかと問われれば、私はロサンゼルスを応援する。
先日、購入したケビン・ガーネットのDVDを観ながら思ったのだが、
ガーネットだけではなく、ビルアップスやナッシュらと同世代の人間としては、
そろそろピークを過ぎて下り坂に差し掛かる選手の側にまだ立って応援していたい。

自分のエゴのためにチームを崩壊に導いたコービのような選手は大嫌いだが、
それでも同じ世代に属する人間としてはまだ彼の活躍を目の片隅に留めておきたい。
それに、特にコービの場合、引導を渡す相手は、やはり、レブロンであるべきで、
ハワードであってはならないんじゃないか、そんな感傷的なことも考えてしまう。

優勝予想はまた今度。

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コービ VS ハワード。ハワードがシャックに思えないでもない。
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キーマッチアップ。バイナムがハワードをどれほど抑えられるか。

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by worthy42 | 2009-05-31 21:41 | バスキチ(NBA)

Practical Magic

<イースト/カンファレンス・ファイナル>
①クリーブランド(1勝3敗)-③オーランド(3勝1敗)

レブロンのスーパーショット(第2戦)も趨勢を変えるには至らず。
8戦全勝でカンファレンスファイナルに辿りついたクリーブランド、まさかまさかの崖っぷち。

第3戦を接戦の末、10点差で落とすと、
絶対に負けられない第4戦、レブロンの驚異的な活躍(44点)で
延長にまで持ち込むも、結局2点差で惜敗。

はっきり言って、力量の差という以前に、ディフェンスのミスのような気がする。

3ポイントが生命線のチームに、「38本」もスリーを打たせてどうする?
オーランドの第4戦のFG数は80本なので、実にその半分近くも打たれている。
いくら水モノとは言っても、得意にしてるんだから、そりゃ17本くらい入るだろう。

なによりも、打たれ方がまずい。ほぼノーマークに近い。
怪物君を抑えられないからといってダブルチームを仕掛けるなんて、
長距離砲がズラリと居並ぶ相手に対してあまりに無謀すぎる。

イルガウスカスに、バレジャオ、ウォーレスに、スミスまでいるんだから
4人を使いまわして手を変え品を変えて25点15リバウンドくらいに抑えられれば御の字で、
外を抑えられれば30点取られてもかまわない、と、腹をくくれないものか。

いかにレブロンを擁しても、シリーズの大勢は決した。
せめて、もうひと知恵捻りだして、もう一太刀浴びせてほしいところ。

しかし、オーランドとは・・・。
ベスト4の組み合わせが決まった段階で最も可能性の低いファイナリストと考えていました。


<ウェスト/カンファレンス・ファイナル>
①ロサンゼルス(2勝2敗)-②デンバー(2勝2敗)

期待に違わぬ好シリーズ。
第4戦はデンバーが20点近い差をつけて快勝。
アンソニーが絶不調ながら、ようやく控えのスミスが爆発(24点)。

同じく控えのクライザ、”バードマン”アンダーソンを含め3人で、
40点、18リバウンド、4アシスト。典型的なデンバーの勝ちパターン。

おまけにフロントラインのマーティン、ネネ、アンダーソンの3人で42リバウンド。
ロサンゼルスの総リバウンド数(40)を上回るなど制空権も握った。

レイカーズはコービとガソルのみで控え選手のスパークの兆しがない。
このチームもボストン同様、満身創痍のよう。


ちなみに、オーランド相手ならどっちが面白くなりそうか?
ロサンゼルスはクリーブランドのバージョンアップ・チーム。
ガソルがいるだけにクリーブランドよりも攻めのバランスが良さそうだが、
問題は誰がターコグルをマッチアップするか。
ガソルではキツイが、ガソルをセンターに持ってくるとさらにキツイ。
逆にいえば、オーランドはやりやすいかもしれない。

対デンバーとなると、タイプが異なるだけに面白いかもしれない。
PFのマーティンの敏捷性を以てすればターコグルとのマッチアップは見応えありそう。
負けず劣らず長距離砲を何枚か備えているし、インサイドも数が揃っているので、
噛み合えば、それなりに味わい深い接戦となりそう。
が、視聴率は獲れそうにない。

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スリー、スリー、スリーで、王手

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by worthy42 | 2009-05-27 21:45 | バスキチ(NBA)

May Madness

今年のカンファレンスファイナルは狂おしいほどに面白い。
これほど両カンファレンスとも拮抗した試合が続くのは珍しい。
ロサンゼルス対デンバーの第3戦(6点差)以外、全4試合はすべて3点差以内の激戦。
(6点差がついた試合も残り1分までは2点差だった)

まずはレブロン・ジェームズの起死回生のミラクル・ブザービーターをご覧あれ。

これからあと10年は続くであろうレブロン伝説の1ページに
間違いなく書き連ねられる仰天プレー。久々に興奮した。


<イースト/カンファレンスファイナル>
①クリーブランド(1勝1敗)-③オーランド(1勝1敗)

オーランドの健闘というべきなのか、クリーブランドを買いかぶりすぎなのか、
「クリーブランド圧倒的に有利」の下馬評を覆して、ここまでは完全にオーランドのペース。

第2戦の残り1秒のレブロンのサヨナラシュートさえなければ、アウェイで2戦2勝。
あの最後の瞬間までは、ファイナル進出をほぼ掌中に収めていただけになんとも残念だが、
それでもオーランドの勢いは止まりそうもない。

両戦とも最終クォーターの残り数秒で逆転(2戦目はギリギリで逃げ切れなかったが)と、
土壇場での抜群の勝負強さを見せつけている。
続くホームでの2連戦できっちりと連勝すれば、ファイナル進出は堅い。

クリーブランドはこんなチームだったっけとやや拍子抜け。
あれだけインサイドを固められたのに、まだ中に切れ込むかと疑問。
レブロンの突破力からのパスアウトを念頭に置いていると思うのだが、
レブロンならもっと独力で得点パターンあるだろう?と首をかしげたくなる。

レブロン不在時(がコートに立っていてもボールに絡んでいない時)の点の取り方が、
いま一つ確立されていないというか、オーランド相手に通用していないというか。

それよりも深刻なのはディフェンス。
いつの間にやらリーグ屈指のクラッチシューターとなったターコグルーをどう止めるか、
その対策がまだ甘い。パブロビッチやバレジャオじゃ厳しい。
レブロン自身がマークするしかないと見るが、負担をこれ以上増やすのもどうか。
これといって即効性の代替策は浮かばないが、はてさてどう立て直すか。


<ウェスト/カンファレンスファイナル>
①ロサンゼルス(2勝1敗)-②デンバー(1勝2敗)

これまた、ここまでデンバーの3戦全勝で王手をかけていてもおかしくない試合内容の連続。
ただ、実際には1勝2敗で手にしたホームコートアドバンテージをまた失ってしまった。
終盤までの試合内容の割にはもったいない結果に終わっているという印象。

第1戦は残り2分を切ってリードしていたが逆転され惜敗。
第3戦は8点のリードを奪いながら最終クォーターの出鼻に躓き、逆転負け。

ロサンゼルスは、とにかく、コービ、コービ、コービ、という印象。
第3戦は41点。おまけにビルアップスへのディフェンスはえげつない。
攻守ともにあのハイレベルのプレイを発揮できるのは、さすがとしかいいようがない。脱帽。

だが、(コービの活躍に霞んでいるだけかもしれないが)他のメンツはそれほどパッとしない。
一方、デンバーは、カーターとスミスの控えの2人が大ブレーキ。
特に火が付いたら止まらない弾頭役のスミスの不調は痛い。
控えのスミスとクレイザであわよくば30点稼ぎたいが、依然としてタッチをつかめていない。

カーメロとビルアップスに関しては及第点以上の出来。
特にカーメロは第3戦はファウルトラブルで沈黙したが、1、2、戦は、ほぼ完璧の内容。

ビルアップスは激しいディフェンスに苦しめられているが(FG%が平均37%)、
それでも上々の成績を残している(平均21点)。なによりその老獪さは群を抜いている。
厳しいディフェンスにさらされているならそのディフェンスを利用してファウルをもらう、
そのあたりの頭の使い方は経験がなせる業で、さすがというところ。

デンバーは第4戦(ホーム)を前に1勝2敗なら悪くはない(よくはないが)。
きっちりとホーム2戦目をモノにしてアウェイでの第5戦を制して王手をかけたい。
スタメンはできることをある程度やっているので、控えの貢献がほしい。

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残り1秒、サイドのスローインから。
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トップでキャッチ&リリース。
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で、こうなる。
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こうなって
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こうなる。
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背中で語るとこうなる。

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by worthy42 | 2009-05-24 23:03 | バスキチ(NBA)

No More Green

②ボストン(3勝4敗) 82-101 ③オーランド(4勝3敗)

ボストンの2連覇はならず。

立ち上がりから先手を取られ、なんとか3クォーター終了後には5点差までに迫るも、
最終クォーター開始直後からオーランドの怒涛の攻めに圧倒されてあっけなく終戦。

オーランドの3ポイントが信じられないほどの高確率(約62%)だったので、
ディフェンスが外へ外へと広がってしまったところに要所要所で
インサイドを攻められて有効な打開策を立てられぬまま終わってしまった。

まあ、すべては「KGが出場できなかったので」に帰結するし、
ガーネットさえいればオーランドまでは無難に葬り去ることはできただろうけれど、
残ったメンツが最終戦をホームでプレイしながらあの体たらくでは、
王者の威厳も何もあったもんじゃない。


ロサンゼルス(4勝3敗) 89-70 ⑤ヒューストン(3勝4敗)

予想通りロサンゼルスの圧勝。予想と異なったのは、ロースコアでの大勝劇だったこと。
いくらディフェンス得意のヒューストンとはいえ、70点しか取れないのでは勝負にならない。

惜しむらくは、このチームは両輪が欠けていたこと。
やはり、飛車角落ちではこの辺が限界というのは薄々分かっていたことで、
怪我に泣いてばかりの2人がいれば、と、ファンは今日ほど思ったことはないかもしれない。
でも、たぶん、来季も怪我で悩まされていそうな2人である。


さて、カンファレンス・ファイナル(=準決勝)の顔ぶれが決まった。
昨年に続いてこの高みにたどりつけたのは、ロサンゼルスだけ。天晴れ。

<カンファレンス・ファイナル/イースト>
①クリーブランド・キャバリアーズ ― ③オーランド・マジック

結論からいえば、クリーブランドの完勝と見る。
どう考えても、今のクリーブランドが同じ相手に4度も負けるとは思えない。

レブロンに対するオーランドのマッチアップはルイス、ターコグルーだろうが、
貴重なアウトサイドの得点源2人がファウルトラブルになるのは避けたいので、
シックスマン扱いのピートルスあたりをスタメンにしてレブロンにぶつけたい。

主軸のファウルトラブルを避けて、3ポイントを効率よく決めること。
まずは、これがオーランドが勝利する最低限の条件と見る。

あとは、最初の2戦(アウェイ)で必ず1勝すること。
クリーブランドはここまで負け知らずの8連勝(ホーム&アウェイともに4戦全勝)。
そのほとんどすべてが完勝だったので、まずは接戦に持ち込んで、
勝負勘をまだ取り戻せていないところに土俵際でうっちゃりを浴びせたい。

最初の2連戦で連敗するとホーム2連戦で連勝しなければならないが、
今プレイオフ、フィラデルフィア、ボストンにもホーム2連戦で連勝できなかったオーランドが
さらに格上のクリーブランドに対しても連勝できる可能性は極めて少ない。
連敗スタートならスイープで敗退の危機に晒される。

オーランドはシーズン中にクリーブランドに2勝1敗と勝ち越してはいるが、
今のクリーブランドは健康なKGがいるボストンでも4度倒すのは難しい相手で、
攻守ともに高レベルでそつがない。余程の奇跡が必要だと見る。

予想:クリーブランドの4勝1敗


<カンファレンス・ファイナル/ウェスト>
①ロサンゼルス―②デンバー

勢いはデンバーにある。今プレイオフ、8勝2敗はクリーブランドに次いでダントツ2位。
休養も十分で、控えの層もそこそこ厚く、攻守ともにそつなくこなす。

ESPNのユーザ投票でも、ロサンゼルス=50%、デンバー=49%と、
票は真っ二つに半分に割れているので、期待に違わない好シリーズとなりそう。

ロサンゼルスはカーメロよりはむしろ、ビルアップス対策を立ててくるはずで、
おそらくフィッシャー、アリーザ、いざというときはコービをマッチアップさせるだろう。

デンバーは控えPGのカーターや他のガード陣の活躍が鍵になりそう。
マークの厳しいビルアップスの負担をどれだけ和らげることができるか。

デンバーは今プレイオフでは初めてディフェンスの厳しいチームに対峙するので、
その舵取りを握るビルアップスの双肩にかかる期待とプレッシャーは大きいが、
ファイナルを制した経験もあるので及第点の活躍は見せてくれそう。
あとはカーメロ、スミスらの活躍と、ゴール下での攻防次第。
これまでのように堂々としたプレイを見せることができれば、大物食いは大いにありそう。

おそらく、コービとビルアップスの2人はそれなりのプレイをしそうだが、
それ以外の選手の出来によって情勢は大きく変わりそう。
となれば、サポートメンバーの充実が著しいデンバーに一票。

予想:デンバーの4勝2敗。

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by worthy42 | 2009-05-18 13:08 | バスキチ(NBA)

Now or Never

東西両カンファレンス・セミファイナルで第7戦までもつれるシリーズが1つずつ。
こういうときはえてしてホームコードアドバンテージがものを言うのだが、
ともに先に王手をかけながら逆王手をかけられるという展開なので
勢いはアウェイのチームに分があるが、はてさて。

<イースト>
②ボストン(3勝3敗)-③オーランド(3勝3敗)

逆転に次ぐ逆転で第4、5戦を連勝して王手をかけたボストンだが、
第6戦では終始リードするも逆に第4クォーターに試合をひっくり返されて敗戦。

オーランドは怪物君ハワードのコーチへの反乱発言もあったが
内部分裂とまではいかずに結束した模様。

ともにこれといった決め手がないので、
定石どおり、先手先手と攻勢に出たほうが有利か。

歴史はボストンに勝利の女神が微笑むとしている。
実際に、昨年から3勝3敗のシリーズ第7戦(全てホーム)は全勝。
今年も迎える第7戦はホームで。この法則が適用されそう。


<ウェスト>
①ロサンゼルス(3勝3敗)-⑤ヒューストン(3勝3敗)

ある意味、すでに番狂わせとも言えるシリーズとなっているカード。
ヒューストンはエース、ヤオ・ミンを骨折で失ってからまさかの2勝1敗。

エースを失うとたいていのチームはガタガタと崩壊してしまうのが常なのだが
シーズン中にはもう一人のエース、マッグレイディも失っているし、
去年もヤオ・ミンを故障で欠いて15連勝だか快挙を成し遂げたので、
怪我に対する免疫はできていたよう。これはこれで立派。

この両チームの対戦は、非常に分かりやすい。
「ヒューストンがロサンゼルスを100点未満に抑えれば、勝ち」の法則があり
(ヒューストンの勝利した3試合の失点は、92、87、80)、
第7戦もロサンゼルスの得点を2桁に抑えれば勝機は高いと見る。

実際に、ヒューストンは強力なディフェンスが持ち味のチームなので、
エースを2人も失った今、ディフェンスに頼る以外に勝機が見当たらないのが実情。
オフェンスの核がいない今、逆に点取り合戦を強いられるようだと、
ホームの大声援を背に一方的な展開でレイカーズが勝ち抜きそう。

とはいえ、ロサンゼルスの不安は、
シーズン中に改善の見通しが見えたはずの「脱コービ」に陰りが見えること。
コービはタイプの異なるリーグ屈指の2人の好ディフェンダー(バティエ&アーテスト)に
手を焼きながらもファーストラウンドよりも得点(FG%も)を挙げているあたりはさすがで、
ちょっとやそっとじゃ止められそうにない高みにいる。

それにもかかわらず予想以上の苦戦を強いられているのは、他のメンバーの不調が一因。
優勝の最後のワンピースと期待された故障上がりのバイナムはここまで泣かず飛ばず。
出場時間も短いのだが、平均5点、3.5リバウンドではどうしようもない。
ファーストラウンドでは爆発したオドムも怪我の影響で今シリーズは得点が半減。
さらに、アリーザも得点(3点)、FG%(1割以上)を落としている。

ホームコートで戦えるのでロサンゼルスが圧勝しそうな気もしなくはないのだが、
ヒューストンの堅いディフェンスに翻弄されるようだと足を掬われそう。

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by worthy42 | 2009-05-17 09:28 | バスキチ(NBA)

It's all about never giving up

<イースト/カンファレンス・セミファイナル>
クリーブランド(4戦全勝)④アトランタ(4敗)
圧勝。いうことなし。クリーブランドはこれでプレイオフ8戦全勝。
付け入る隙がまるでない。比較的若いチームなのに大したもの。

もしファイナルで対戦するのなら、ロサンゼルスなら相性が悪そう。
デンバーならストロングポジションがダブるのでいい勝負が期待できそう。
何より、カーメロVSジェームズという同期対決はわくわくしそう。
・・・そんなファイナルの組み合わせにまで考えをめぐらしてしまうほど
今のクリーブランドが同じチームに4度も負ける画が浮かばない。


②ボストン(3勝2敗)-③オーランド(2勝3敗)

第3クォーターまでのFG%は36%。全試合時間48分の大半をリードされた試合。
最終クォーター残り9分弱で14点差、残り5分半でもまだ10点差。

普通ならば、どう考えても完全な負けゲーム。

そんな負け試合をひっくり返した立役者は、
起爆剤として冬に獲得した問題児マーブリー、
そして第5戦でブザービーターを沈めて一躍ヒーローになったデービスの2人。
最終クォーターの33点のうち、21点を2人で稼いだ。
残り5分半をわずかに3点に抑えたディフェンスも勝因かもしれない。

ただ、最大の要因は、「諦めない心」だったとしか言いようがない。

30点差近く差をつけられながら世紀のカムバックと言われる大逆転劇を
ほかでもないNBAファイナルでやってのけた面々なので、
まあ、10点差程度で諦めるようなヤワな選手はいないだろうとは思っていたが、
「王者」の持つ重みとやらを改めてまざまざと見せつけられた気がした。

ちょっとやそっとじゃ、この「心」は折れそうにない。

ボストンは2年連続のカンファレンス・ファイナル進出までのマジックを「1」とした。

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「バスケットができるだけで十分なんだ」なんて泣かせるコメントをしたマーブリー。

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by worthy42 | 2009-05-14 23:19 | バスキチ(NBA)

In the Hands of Chauncey Bi Bi Bi Bi Billups

<ウェスト/カンファレンス・セミファイナル>
①ロサンゼルス(3勝2敗)-⑤ヒューストン(2勝3敗)
一時30点差リードされた第4戦の完敗を受けて、
予想通り、ロサンゼルスが爆発。40点差をつけて大勝。
このプライドの張り合いは面白い。

崖っぷちのロケッツはホームでの次戦で粘れるか?
戦力的にはまったく足りない。あとは気持ち、気合しかない。
いっそのこと、ヤオもマッグレイディもムトンボもみんな
ユニフォームに着替えて気持ちだけでも参戦するとか。


②デンバー(4勝1敗)⑥ダラス(1勝4敗)

ということで、デンバーがダラスを5戦目で葬り、
実に25年ぶりのカンファレンス・ファイナル進出。

この日もハイテンポなオフェンス合戦で、カーメロとビルアップスで60点近くの荒稼ぎ。
カーメロは対ダラス・シリーズ全5戦で平均30点ジャスト。素晴らしいの一言。
おまけにビルアップスも平均20点。シーズンよりも3点多く、FG%もアップ。
デンバーは全体的に選手が好調で、万全というところか。

ダラスは個人的には健闘したほうだと思う。
ホームでの2戦は大接戦(第3戦―1点差負け、第4戦―2点差勝ち)の内容で、
おまけに不運な判定で落とした第3戦は誤審(審判が認める)が原因。
アウェイで競れなかったので内弁慶ぶりは改善すべきだが、
それほどのワンサイドゲームでもなかった。
ノビツキーはさすがにNBAオールファーストチームの一人らしい活躍だった。


ESPNの "OUTSIDE THE LINES" というコーナーで
ビルアップスの生い立ちから現在までのレポートがあったので、ただいま精読中。

The Disposable Superstar

A4で印刷すると20ページ以上ある内容なのでなかなか読み応えがあって面白い。

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ドラフトされて以降、最初の5年間で6度のチームを渡り歩き、
10人のコーチに仕えたNBAきってのジャニーマン。

辿りついた先々で腕を磨き、ファイナルMVPに輝くまで登りつめるも
役目は終わったといわんばかりに今年また、愛着あるチームを追われた。
それでも、新しく加入した若いチームを率いて、
チームの25年ぶりの快挙に大きく貢献する。
7年連続カンファレンス・ファイナルに出場した選手は、70年代以後、わずか5人。
そして、3度目のファイナル、2度目の優勝も視野に入れ始めた。

何かが飛びぬけて優れいるわけではないが(キャリア平均得点16点程度)、
バスケットがポイントガードを中心に回るチームスポーツである限り、
この遅咲き選手の「チームを勝利に導く」偉業の数々は忘れがたい。

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by worthy42 | 2009-05-12 23:24 | バスキチ(NBA)

Green Baby

まずはこれをご覧あれ。

グレン・”ビッグ・ベイビー”・デービス、ブザービーター沈め、シリーズは2勝2敗のタイに

②ボストン(2勝2敗)―③オーランド(2勝2敗)

これほどきれいに終わる試合も珍しい。

ボストンはここぞというときは必ずピアース(次はアレンかガーネット)に打たせるのが定石。
だが、最後のオフェンスのフォーメーションを見ていると、
とりあえず、ピアースとアレンの両翼どちらかにボールを回そうとしていたようだが、
斜め45度でボールを受けたピアースはハナからパスを狙っていたように見えた。

もしや、初めからオーランドの守備の裏をかいて、デービスで決めるつもりだったのではと、
穿った見方すらしたくなるほどの攻め方だった。

実際に、この逆転シュートの前の攻撃でもシュートを決めたのはデービスだったので、
マークが厳しくなることが予想されるピアースではなく、
この日、終始好調だった(21点、チーム2位)デービスに頼ったのも、
あながち無謀とも言えない、むしろ論理的な選択だったように思える。

いずれにせよ、ホームコートアドバンテージは、再びボストンの手に戻った。


①ロサンゼルス(2勝2敗)-⑤ヒューストン(2勝2敗)

一方、ウェストでは、ヤオ・ミンが倒れて、依るべき柱が一人もいなくなったヒューストンが、
「チーム一丸」という言葉を体現したかのような見事な試合運びでロサンゼルスに完勝。

この日、自己最高の34点を叩きだして勝利の立役者となったのは、
チーム最低身のブルックス。チーム最長身のヤオ離脱を忘れさせる大車輪の活躍だった。

第3クォーター終了時の点差は、実に29点。ロサンゼルスは甘く見過ぎか。

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ブザー・ビーター。小デブちゃんなのにきれいなフォロースルー。

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by worthy42 | 2009-05-11 22:29 | バスキチ(NBA)

Remembering Chuck Daly 1930-2009

最新のプレイオフ状況。

<イースト>
①クリーブランド(3勝)-④アトランタ(3敗)

アトランタは怪我でスターター3人の出場が危ぶまれたホームでの第3戦、
何とか3人ともそろって出場するも完敗。

一矢報いたいが、実力差に加え、勢いの差は如何ともしがたく、
アトランタはもはや風前の灯。スイープは避けられそうにない。

②ボストン(1勝2敗)-③オーランド(2勝1敗)

段々ラフ&タフになってきているこのシリーズだが、
オーランドがホームでの第3戦に快勝して一歩リード。
ボストンは見るべきものがない無益な試合をしてしまった。

ロンド、アレン、ピアース、ハウスらガード陣は健闘しているが、
如何せん、フロントコートの得点が伸びない。


<ウェスト>
①ロサンゼルス(2勝1敗)-⑤ヒューストン(1勝2敗)

ヒューストンに先勝されてからロサンゼルスはさらに荒々しく変貌。
往年のニューヨークを彷彿とさせる激しい肉弾戦で連勝。
このまま突っ走りそう。

ヒューストンにとっての致命傷は、
先ほど速報で入ってきたエース、ヤオ・ミン離脱のニュース。
左足の骨折で全治2、3ヶ月。

本来のエース、マッグレイディ(今季も怪我で長期離脱中)といい、
このチームは、やはり、期待を裏切らない。「怪我に泣かされるチーム」という意味で。


②デンバー(3勝)-⑥ダラス(3敗)

クリーブランドに負けず劣らずは圧巻な強さを見せているのは、デンバー。
アウェイでの第3戦、2点ビハインドで残り1秒、カーメロが3ポイントを沈め劇的な逆転勝利。
カーメロに加えて、再びビルアップスが30点+。
ここまでプレイオフは7勝1敗で、クリーブランド(7戦全勝)に次ぎ2位。不沈艦の勢い。
力の差は接近していると思うが、このままデンバーが圧倒しそう。

ダラスは最後の数秒のディフェンスでファウルがまだ余っているにもかかわらず、
カーメロへのファウル失敗してオフバランスながらフリーでシュートを打たれて敗戦。
確かに明らかに押したように見えたチャージングをファウルと取られないのは不運だったが、
もう少し強くチャージするとか、ホールディングを仕掛けるとか、
最低限、シュートを打たせないファウルをするくらいの機転を利かせられなかったのは、
経験の浅い(3年目)選手のというより、(明確な指示をしなかったなら)コーチの失策。

3連敗から4連勝したチームはNBAの長い歴史でもごくごくわずか。
おまけにホームコートアドバンテージもない。詰めを誤った代償は高く付きそう。


最後に、80、90年代にデトロイト、オーランドでヘッドコーチを務めた名将、
名将、チャック・デイリーが死去した。享年78歳。

オールドファンとしては、80年代、我が愛するロサンゼルスの強力なライバルだった、
デトロイトのコーチとしての印象が非常に強い。

特に、88-89シーズン、3連覇を狙ったレイカーズが
ファイナルまで全勝と圧倒的な強さで勝ち進みながら、
初戦前にバイロン・スコット、第1戦後にマジック・ジョンソンとスターター2人を怪我で失い、
敬愛するジェームズ・ウォージーが孤軍奮闘し最終戦で40点を挙げるも、4戦全敗。
SHOWTIME BASKET に引導を渡したチームの猛将だった。

アイザイア・トーマス、ビル・レインビア、リック・マホーン、ジョン・サリー、
そして、デニス・ロッドマンという悪童中の悪童を巧みに使いこなしたまさに猛獣使いで、
なおかつ、トーマス、ジョー・デュマース、ビニー・ジョンソンという優れたガード3人を
試合の終盤に好んで使ったことから、今では一般的なスリーガードシステムを
80年代に世に知らしめた当人だと私は個人的に思っている。

さらに、ロッドマンら、一芸に優れたディフェンス職人を揃え、
レイカーズのようなオフェンス重視のバスケットが主流だったNBAの流れが
ディフェンス志向へと舵を切るようになるその契機となったチームを作り上げたのも彼だった。

そして、ジョーダン、マジック、バードら錚々たるメンバーを揃えた、言わずと知れた
バルセロナ五輪の初代ドリームチームのヘッドコーチとしてチームをまとめたのも、
この稀代の名将だった。

合掌。

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とにかく試合中にダミ声をさらに嗄らして怒鳴っては怒っていた姿が印象深い。

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by worthy42 | 2009-05-10 12:54 | バスキチ(NBA)

最近の読了帳(04・13~05・09)

ここ一か月ほどろくに本を読めていない。
ドイツ語講座を受講し始めた時期と合致するし、
仕事もここ数週間は多忙だったので、それもやむなし。

通勤時には主に新書を読んでいたのだが、
最近ではドイツ語の文法書に目を通しているので
こちらも一段落着くまではしょうがない。

だから、というわけでもないのだけれど、
先日久しぶりにいつもの書店に立ち寄ったら、
読んでみたい本が山ほど出てくる出てくる。

ざっと整理しただけでも、次の通り。

・『ユダヤ警官同盟(上・下)』(マイケル・シェイボン)
・『ミレニアム2 火と戯れる女(上・下)』(スティーグ・ラーソン)
・『川は静かに流れ』(ジョン・ハート)
・『大聖堂(上・下)』、『大聖堂―果てしなき世界(上・下)』(ケン・フォレット)
・『奇跡のタッチダウン(上・下)』、『無実』(ジョン・グリシャム )
・『海の底』、『空の中』(有川浩)
・『ハーモニー』(伊藤計劃)
・『男道』(清原和博)

特に、ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞の三冠を制した『ユダヤ警官同盟(上・下)』は
今後ろ髪をひかれる思いで必至に買うのを我慢しているところで、
おそらく今年の大傑作の一冊に違いないとますます思い込みが先走る次第。
まあ、でも帯に書かれた本好きの方々の称賛の文句を見れば
あながち的外れでもないと思うのだが。

全世界で800万部を突破して昨年話題を読んだ、
『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女』の続編、『ミレニアム2 火と戯れる女』も楽しみ。
こちらは年末年始本リストにもう加えてしまった。

あとは何と言っても、有川浩の『海の底』。
最近、本も映画もSFづいてきていて、そのド定番ともいえるSFクリーチャー侵略本は
まさに待ちに待った一冊なので、もう一足早いクリスマスプレゼントいった感じで興奮気味。

『ハーモニー』は『虐殺器官』で惹かれた著者、伊藤計劃の遺作。
先日30代半ばで急逝した伊藤氏が遺した渾身のSF大作ということで見逃せない。


<最近の読了本>
・『魍魎の箱』(京極夏彦)
評価:☆☆☆☆

長い。とにかく長い。京極夏彦は2冊目で前作よりは少しは慣れたと思いきや、
なかなか読むスピードは上がらなかった。
ただ、決して面白くないわけではなくて、純粋に枚数が多いせいで時間がかかるだけで、
知人曰く「癖になる」理由はよ~~~く分かった。

作中に出てくるフロイト及びその周辺の精神分析論の説明は驚くほど分かりやすく、
学生時代の専門の教授よりも明確な言葉で理路整然と語られていて、
授業のテキストでも使用したほうがいいのではと思ったほど。

・『旅する力―――深夜特急ノート』(沢木耕太郎)
評価:☆☆☆☆

沢木耕太郎の『深夜特急』を読んだ時、私は25か26歳で、
ちょうど沢木がその長い旅へと誘われたのとほぼ同じ年だったと思う。
多分、『深夜特急』を読んで我が事のように深く遠く考えを巡らせなければ
会社を辞めてドイツに行こうという決断を下せなかったので、
あの本に幾許かは背中を押されたのは間違いないし、
人生の節目の一冊といえる本であることも間違いない。

そんな本についての覚書やメモなどをまとめたのがこの一冊。
沢木が今やバックパッカーの「聖書」と化した『深夜特急』の作者というだけでなく、
政治からスポーツまで優れたルポライターであるということが実感できる一冊でもある。

<ただいま読書中>
・『狂骨の夢』(京極夏彦)
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by worthy42 | 2009-05-10 00:43 | 一冊入魂(読書記録)