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This is it !

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by worthy42 | 2010-03-25 23:45 | バスキチ(NBA)

今週の読了帳(03・15~03・21)

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元々は膨大な翻訳のために空けていたのだが、若干スケジュールが楽になったので、
カフェに籠って仕事と課題と読書の繰り返しの連休。
今日は英検の勉強や文法を見直すために文法書にも目を通さねば。


先週、注目の1冊に挙げた『煙の樹』の原書"Tree of Smoke" を洋書セールで発見。
値段が翻訳版の3分の1だったので迷わず購入。
ちらりと読み始めたが、冒頭の一文が何やらその後の展開を期待させる。

"Last Night at 3:00 a.m. President Kennedy had been killed."

ほんとうは、David Halberstam の "The Coldest Winter" を探していたのだが、
それより、ずーと停滞している Cormac McCarthy の"The Road"を読まなければ。


<今週の読了本>
・『包帯クラブ』(天童新太)
評価:☆☆☆

とある町に住む少年少女たちは、傷ついた自分たちのために、
悲しい思い出の場所に行って傷口を塞ぐように白い包帯を巻くことにした。
その動きはインターネットを介して広がり、地元の人からも依頼が舞い込むようになり・・・


来週参加予定の読書会のテーマ本にして、『悼む人』の著者が、
「どんな傷も公平に扱う点で『悼む人』の姉妹編です」と帯に記した一冊。

人間の心がいかに繊細なものなのかということに加えて、
その繊細さゆえに、完璧に傷を治してくれることよりも、むしろ、
自分が傷ついたことを誰かが知ってくれさえすれば、
それで救われることもあるのだな、ということを改めて教えてくれる。

悲しみの源泉となる場所に包帯を巻くことで
心に傷を持った人すべてが辛い思いから解放されるわけではもちろんないが、
万人が抱く様々な心の痛みに対してどう共感して、それを伝えていくのか、
という普遍的なテーマに一石を投じる、淡い再生の物語。


・『カタコンベの復讐者』(P.J.ランベール)
評価:☆☆☆☆

パリのカタコンベで見つかった男女の首なし白骨死体。
女性警部アメリーと敏腕ジャーナリストダヴィドは協力して犯人像に迫るうちに、
数年前にフランス中で物議をかもした、あの事件の容疑者の影がちらつく・・・。


たまに思い出すかのようにハマってしまうハヤカワ・ポケット・ミステリ。
よくよく考えれば私的ベスト10に入るような傑作にはあまり出会わないのだが、
このホンヤクホンヤクした描写世界の展開がクセになる。

で、なんというか、復讐が絡んだ複数の猟奇連続殺人がテーマで、
性犯罪の前科者のリストがネットで公開され、該当者が一般市民に暴行されたり、
婦女暴行殺人犯が事件当時に心神喪失と不当に判断されるたりするなど、
現実的で議論を巻き起こしかねない、非常に重大な内容にもかかわらず、
アメリーとダヴィドの恋愛もあって、展開される物語は、とこどなく甘~い。

血と死が支配している空間で、シャンパンの香りが漂ってきそうな気だるい甘美さ。
この辺がフランスぽい優雅な洒脱さ、か。


・『Top of The World』(Peter May)
評価:☆☆☆☆☆

2007-08シーズンを制したボストン・セルティックスの1年を追ったノンフィクション。
K.ガーネット、R.アレンの加入により一躍シンデレラチームとして脚光を浴びた
かつての名門チームの奮闘ぶりが、主要選手に焦点を当てて時系列に綴られている。

230ページ強の作品ながら予想以上に早く読み終えたのは、
四半世紀NBAを見続けてきた故に蓄積された知識が貢献してくれたのは勿論あるが
それ以上に英語が流れるようにきれいだったから。

日頃、難解なテーマの微妙に崩れた(おかしな)英語を読んでいると、
文法が一目瞭然で(新聞的)で、すっきりした論理的で簡潔な文章に触れるとホッとする。
"The Road" が遅々として進まないのは、技巧に凝った表現が多い文章は
辞書もなく一読しただけでは読み進めにくいからなのだと改めて思った。

所々あった意味をつかめない単語は読み飛ばしてしまったので、
今後はそういった単語を精査に調べていかなければ。

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邦題『煙の樹』。600強ページにもなるこの分厚さ。じっくりやるとします。

<ただいま読書中>
・『自民崩壊の300日』(読売新聞社)
・『高慢と偏見とゾンビ』(ジェイン・オースティン、セス・グレアム=スミス)
・『ユダヤ警官同盟(上)』(マイケル・シェイボン)
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by worthy42 | 2010-03-22 11:12 | 一冊入魂(読書記録)

アメリカのメディアの今

NHK-BSスペシャル「メディア地殻変動」を見て考えさせられた。
インターネット(ウェブ)によりどれだけ多くの既存の新聞が変化を強いられたか。

100年弱の歴史ある新聞社が150人の社員のうち、130人を首にして
名の通った米国の新聞社としては初めてウェブ専門の新聞に生まれ変わったとか、
ウェブ専門の政治新聞社の月間アクセス数が320万に達するだとか、
地方の新聞社では時間と資金がかかる調査報道が憂き目に遭っているとか。

ウェブのジャーナリズムに与える影響は、認識していた以上に甚大だった。

だが、それ以上に驚かされたのは、アメリカのジャーナリズムに対する、
絶対的な信頼の厚さ、彼らの貪欲さ、そして業界の懐の深さ。

ジャーナリズムを確固たるビジネスとして利益を得ることが可能だと断言する業界人、
大学内に事務所を設けて4000万円の資金を提供して調査報道を支援する大学、
不遇の調査報道記者と専属契約して調査結果を公表する場を提供する既存メディア、
200人のブロガーと契約し、彼らの記事をトップページに掲げるウェブ新聞社。

大手新聞社も地方新聞社も、そして新興新聞社も、
ウェブを新しい武器の一つとして策を練りに練って独自のビジネスモデルを構築する。

ジャーナリズム報道とはどのようなことを言うのか、という認識の違いこそあれ、
インターネットがもたらす劇的な変化に果敢に対処しようとする姿勢に強い感銘を受けた。


アメリカの第3代大統領、トマス・ジェファソンは言ったという。
「新聞のない政府と、政府のない新聞となら、私は後者を選ぶ」

アメリカ・ジャーナリズム業界の底力を見た気がした。
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by worthy42 | 2010-03-21 21:50 | 踊らない愚者(ニュース感想等)

アヒルと夜の帳

元同僚の悪友と連れ立って2軒目に立ち寄ったイタリアンバール。
周りの客ほぼすべてが馴染みのある業界人であることに気付く。

対面のカウンター客から漏れてくる程度の低い話に苦笑し、
展開される政治と権力が凝縮された醜悪な絵巻に失笑する。

「でも、嫌いじゃないねん」友人はニヤリとして呟く。


悠然と終電を見送り、大阪のリトル歌舞伎町を足を引き摺るように歩きながら、
背中にかけられる舐めつけるような退廃への誘いをやり過ごす。

家路までの閑散とした通りに立ち、ビルの煌々とした灯りを見上げる。
一筋の、春風が、ひゅうっと吹く。

It's time to move on.

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真夜中は別の顔。
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by worthy42 | 2010-03-20 08:43 | 情熱と怠惰の断片(日記的)

酔いどれ帳

送別会から帰って9時過ぎに寝たら、こんな時間に起きました。
熱燗ばっかり飲みすぎたせいか、頭が痛い。

ちなみに、ボーリングの影響と思われる左臀部の痛みが臀部全体に広がって、
アヒルのような情けない歩き方してます、ナウ。
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by worthy42 | 2010-03-18 04:17 | 情熱と怠惰の断片(日記的)

またの名をダメ男

関西圏の伝統的な/旬な、食とイベントを堪能しようという大義名分...だったのかどうか覚えていないが、
前回の京都に続き、今回の集いの目的地は小雨のぱらつく港町、神戸。

急な仕事で参加できなかった企画者の一押しキッシュ専門店stella maris で幕開け。
変わり種キッシュを堪能した後は、私の留学時代の笑える写真で盛り上がる。

モンタナで撮った思い出の断片を、春雨交じりの神戸で振り返ることになるとは、
10年前の私は勿論、想像だにしなかったので、人生の交わりとは不思議なものだなと
写真を面白そうに眺める面々を見てしみじみ思う。


その後、旧居留地まで足を延ばして訪れたのは、神戸らんぷミュージアム。
あかりと灯火器の歴史と浪漫を学ぼうという殊勝な心がけに、心底、感心。
中世に使用されていた行燈や灯篭の展示を見るにつけ、有史以来の人間と闇との関係に思いを馳せる。
深夜未明でも何かのぼんやりとした明るさが空を覆う大阪で暮していると、
何も見えない、暗黒めいた、真の暗闇が無性に恋しくなる時がある。
まるで闇にこそ見える世界があるかのように。


続いて訪れたKOBE とんぼ玉ミュージアムでは、ガスバーナーを使ってとんぼ玉を作る体験をする。
両手を駆使して薄っぺらいガラスの短棒を炎で丸く加工していくのだが、
かつて図画工作の成績が2だった私には難関至極でスタッフの方に手助けして頂く。
初めてガラス玉を見てガラス玉制作を仕事にすることを決めたというスタッフの言葉を噛みしめる。


とんぼ玉の完成を待って、阪神大震災の復興の象徴として建造された鉄人28号の巨大モニュメントへ。
だだっ広い開けた空間の、ショッピングモールの裏手という場所柄に違和感を感じつつ、
鉄人28号が有人ロボットだったという事実を知らなかったことに衝撃を受ける。


神戸ツアーの締めくくりは、なぜだか、ボーリング。何年ぶりなのかわからない程久しぶりだったのだが、
まあ、学生時代は130-150は常時出せていたので、それくらいはいけるでしょと思っていたのだが、
1ゲーム目のスコアはその半分に。あまりの体たらくに穴があったら入りたくなる。
2ゲーム目もさほど変わらず、気恥ずかしさから同行者達のストライクを祝いながら、
こっそり、G(ガーター)を念に込めて願う始末。
最後には、焦りから力を入れすぎて、親指の爪を追ってしまう自業自得な羽目に。


よくよく考えれば、自信満々だったとんぼ玉の出来上がりも一番センスがなかったし、
クレーンゲームでも私だけが人形をゲットできなかったし、
頼りにされていたスポーツ分野のクイズゲームも間違えてしまうし、
あまりの不甲斐なさから瀟洒な街を照らす星に自らの卑小さを呪いたくなった、春のトホホな一夜。

次回は遷都1300年の奈良へ。

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ほっと一息。このすぐ後、カフェに行ってケーキを食べた。「甘いものは別腹」ってのは多分ウソ。
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中学校時代の図画工作を思い出す。童心にかえったような楽しさ。携帯のストラップに着用ナウ。
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このポーズをして写真を撮ってもらったら呆れられる。童心にかえるのもほどほどに。
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by worthy42 | 2010-03-14 23:36 | 情熱と怠惰の断片(日記的)

今週の読了帳(03・08~03・14)

今週の注目の一冊は『煙の樹』(デニス・ジョンソン)。
泥沼化するベトナム戦争に従事する人々の生き様を綴った巨大長編(約600ページ)。

探していた『高慢と偏見とゾンビ』が見つからなかったので、友人に借りたのだが、
曰く、「笑撃的」で「購入してもらうのが悪いくらい」らしいので、その奇想天外さがとても楽しみ。


<今週の読了本>
・『贄の夜会(上・下)』(香納諒一)
評価:☆☆☆☆☆

「犯罪被害者の会」に参加した女性2人が惨殺される。
20年前の14歳のときに同級生を殺害し、首を学校の門に晒した当時の猟奇殺人犯が
この会の弁護士として活動していることが明るみになり、疑いの目はその弁護士に。
事件を追う心に傷を追った刑事とサイコ犯に、さらに、暴力団と凄腕スナイパーが関わってきて・・・。


サイコミステリとしては真っ当な筋立てながら、猟奇さ・面白さは抜群。
「人間の再生」を一貫したテーマに掲げ、犯罪者、被害者の遺族だけでなく、
刑事までもが不条理の果ての苦しみに否応なく直面し、絶望する。

無限地獄のような心の空虚と痛みをどう乗り越えていけばいいのか、
その解答を希望と悪夢の極端な例を以って提示した傑作。

久々に満足させる王道サイコミステリに出会った。


<ただいま読書中>
・『カタコンベの復讐者』(P.J. ランベール)
・『自民崩壊の300日』(読売新聞社)
・『Top of The World』
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by worthy42 | 2010-03-14 18:26 | 一冊入魂(読書記録)

先週と今週の読了帳(02・22~03・07)

数年ぶりに激昂し、電話の電源をオフにして迎えた休日は探しものに当てる。
ミナミの洋書セールで英英辞書を大量に買い込む予定だったが辞書自体が1冊も見当たらず肩を落とす。
が、ラデュレで購入した贈り物用のマカロンは喜んでくれたようでなによりだった。


他に探していたのは、『高慢と偏見とゾンビ』と『辞書からはじめる英語学習』。
購入するかどうか迷っているのは、トニ・モリスンの『ビラヴド』とウィリアム・トレヴァーの『密会』。


<今週の読了本>
・『狼たちの月』(フリオ・リャマサーレス)
評価:☆☆☆☆

『黄色い雨』以来、スペイン人作家、フリオ・リャマサーレスを読むのは2冊目。
前作品でも強く感じたのだが、この作家の書く文体から伝わってくる静謐さは他に類を見ない。
血生臭い暴力による死や貪るような肉感的な官能美すら、ただただ圧倒的な静謐さを放っている。

スペイン内戦が平凡な一市民を凶暴な狼に変えていく様を冷徹に描いた一冊。


・『やさしい訴え』(小川洋子)
評価:☆☆☆☆

リャマサーレスに相応しい言葉が「静謐さ」だとすれば、小川洋子のそれは「淡さ」というところだろうか。
夫婦生活に限界を感じた女性の家出と不倫、極論すれば、それだけの話なのだが、
喜怒哀楽、全ての想いをただあるべきものとして甘美な薄膜で受け止める筆致が魅惑的。
全てを包み込むやさしさ故に、逃げ場がまったく存在しない残酷さを孕む。
そんな幸福と不幸がないまぜになった世界にどっぷりと浸れること請け合い。

もっと小川洋子を読んでみようという気にさせてくれる良作。


<ただいま読書中>
・『贄の夜会(上下)』(香納諒一)
・『Top of The World』
・『カタコンベの復讐者』(P.J.ランベール)
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by worthy42 | 2010-03-07 21:34 | 一冊入魂(読書記録)

Resistance is futile

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「ここで静けさに守られて、わたしの全部が許されているような平穏に、
いつまでも浸っていられたら、どんなにいいだろうと思うの。でもそれはきっと無理ね。
ずっと、なんて言葉、この世では意味がないんですもの」

―『やさしい訴え』(小川洋子)
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by worthy42 | 2010-03-07 00:18 | 美句妙文礼賛(魅惑の文言集)

占い、ラララ

森博嗣占いをやってみた。

本名でも、ミクシーネームでも、結果は、「儀同世津子」。犀川先生の妹。
保呂草潤平だったらよかったのにと思ったら、意外や意外、かなり当たってた。

儀同世津子さんのあなたは、持ち前の明るさで周りを照らす太陽のような人です。意識的に励ますのではなく、自分が輝くことによって、みんなに勇気と希望を与えることができます。そんなあなただけに、パワーを分け与えすぎてしまって、ひとりになるとドッと落ち込むナイーヴさも…。それでも自分のことより人のことを大事に考えてしまうのがあなたなのです。人のグチは聞くのに、自分のつらさは隠してしまいます。それがあなたの長所でもあるのですが、爆発してしまう恐れも。適度なガス抜きは大切ですので、太陽の明るさを保つためにも、たまには人に甘えてみてください。いつもあなたに助けてもらっている人が、今度はあなたの役に立てたと喜ぶかもしれません。
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by worthy42 | 2010-03-04 23:48 | 情熱と怠惰の断片(日記的)