<   2010年 05月 ( 12 )   > この月の画像一覧

Determination

<イースト/カンファレンス・ファイナル第6戦@ボストン>
②オーランド・マジック(2勝4敗) × 84-96 ○ ④ボストン・セルティックス(4勝2敗)

ボストンがアウェイでの連勝を含め3連勝した後、2連敗を喫し、
「NBA史上初の3連敗から4連勝」がにわかに現実味を帯びてきた中で迎えた第6戦、
オーランドの息の根を止めたのは、プレイオフに入ってからほとんど出番がなかった小男。

着地に失敗し背中を強打したボストン快進撃の立役者、R.ロンドの代わりに入ったN.ロビンソンが
10分足らずの間にスパーク、13点を挙げて、20点近いリードを奪う原動力になった。

ヘッドコーチのD.リバースは「プレイオフで必ず彼が必要な時が来る」みたいなことを会見で
話していたのだが、待てど暮らせど一向に回ってこない出番に腐っても不思議ではなかった。

ただ、(意外なことに)コートに立つことがなくても、ベンチで声を出し続けてチームを鼓舞する姿勢を
積極的に打ち出していたので、「戦って」いるんだなとは思っていたのだが、
こういう形で努力が結実するとは、恐れ入った、というか、見習いたいところ。

WBC(World Baseball Classics)の日本代表/川崎宗則の発言を思い出した。

-記者
「今回のWBCで川崎選手は、今日が初めての先発出場という舞台を
迎えたわけなんですけれども、どんな思いで試合に臨んでいたんですか?」

-川崎選手
「いつも東京ラウンドからですね、ベンチでも試合に出てたんで、
 特にスタメンという意識はしていません、ベンチでも試合に出てました」


「戦う」方法は、一つだけではないということ。
それを選手がさも当然のことと受け入れているチームは手強く、
ましてや、それが百戦錬磨のベテラン揃いのチームなら、なおさら。

D.ウェイド、L.ジェームズ、そして、D.ハワード・・・。
今季のNBAファーストチームに選ばれた3人を要するチーム(そのうちの2チーム、
クリーブランドとオーランドはリーグ戦勝率1位と2位)を連破したボストン、
ここ3年で2度目のファイナル進出。

Orland vs Boston, Game 6

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ボストンの救世主、R.ロンド。もはや、Big 4の牽引役。
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小さな巨人、N.ロビンソン(左)。ファイナルでは出番が増えそう。


<ウェスト/カンファレンス・ファイナル第6戦>
①ロサンゼルス・レイカーズ(3勝2敗) 103-101 ③フェニックス・サンズ(2勝3敗)

互いにホームで連勝して迎えた第5戦は、今プレイオフでも1、2を争う劇的な展開。
サンズが18点差を追いついた果てのブザービーター。
最後の20秒の攻防は、ほんとに痺れた。

ちなみに、J.リチャードソンが起死回生の同点3Pを投じた瞬間の、
S.ナッシュの20センチ以上大きいL.オドムに対するスクリーンアウトには唸らされた。
バスケットIQと勝利への執念、冷静さの全てが凝集されていたプレイだった。
敗れはしたが、凄みすら感じる咄嗟の判断力は、見事の一言に尽きた。

Los Angeles vs Phoenix, Game 5

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by worthy42 | 2010-05-29 21:54 | バスキチ(NBA)

Boston, to the Finals

This is where we thought we would be, so don't be surprised(コーチ、D. リバース)

②オーランド・マジック (2勝4敗) × ― ○ ④ボストン・セルティックス(4勝2敗) 
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干され続けてきた男がチームを救う。

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by worthy42 | 2010-05-29 14:37 | バスキチ(NBA)

Before The Decisive Game 5

<イースト/カンファレンス・ファイナル>
②オーランド・マジック(1勝3敗) ― ④ボストン・セルティックス(3勝1敗)

<ウェスト/カンファレンス・ファイナル>
①ロサンゼルス・レイカーズ(2勝2敗) ― ③フェニックス・サンズ(2勝2敗)

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by worthy42 | 2010-05-26 20:55 | バスキチ(NBA)

Dominant Defense

<イースト/カンファレンス・ファイナル第3戦>
②オーランド・マジック(0勝3敗) 71-94 ④ボストン・セルティックス(3勝0敗)

オーランドのスタメン5人の得点が、わずか43点。くどいようだが、これは5人の合計。
第3戦は、ハワード一人で30点だったのだから、これでは勝てない。

ボストンのスターターも合計56点と誉められた出来ではないのだが、
控えのG.デービスとR.ウォーレスで27点と及第点。

が、何よりも、勝敗を分けたのは、ボストンの驚異的なディフェンス。
オーランドの前半の得点はわずか33。ターンオーバーは合計17(ボストンは8)、
FG%に至っては、36.9%(ボストンは46%)。最大点差は最終クォーター初めの32点差。

第2戦で爆発したハワードは、わずか7点。
NBAのNo. 1 センターがこれでは勝ち目などあるはずがない。

次戦第4戦もボストンで。ボストンはこの試合で決めるべく、
第7戦のつもりで序盤から猛攻を仕掛けて戦意喪失させなければならない。

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ガッツ。2歩後から追いかけ、ダイビングスティール。
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ガッツその2。ルーズボールをライン際まで追いかけ、ボールポゼッションを維持。

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by worthy42 | 2010-05-23 18:25 | バスキチ(NBA)

Simply The Best

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だそうです。

NHK-BSの11時間ものW杯特集生番組を仕事の傍らずっと眺めていたら、
本命のこの試合を見る前に疲弊してしまって試合開始直前に力尽きてました。

何気に、右端にフィーゴが写っていたりしますが、
しかし、まあ、モウリーニョは画になりますな。
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by worthy42 | 2010-05-23 09:59 | レパバーンの夜に(サッカー)

Just Like Old Times

<イースト/カンファレンス・ファイナル>
②オーランド・マジック(0勝2敗) ― ④ボストン・セルティックス(2勝0敗)

オーランドの本拠地でボストンがまさかの2連勝。
2年前のトップフォームを思い出したかのような感も確かにするが、まだまだ隙がある。
両戦とも二桁のリードを最終クォーターに詰められる(第2戦では逆転された)始末で、
瀬戸際での戦いに慣れていないマジックの凡ミスに助けられているに過ぎない。

とはいえ、敵地での2連勝は大きなアドバンテージ。
肝心なのはオーランドが復調する前に、少なくともホームで1勝し、王手をかけること。
NBA史上、1勝3敗から3連勝したチームは、確かわずか3チームしかいないはず。
今季は100%挑戦者なので慢心はないだろうが、少しでも早くシリーズを片づけたいところ。

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ピアース復調(28点)。ロンドも活躍(25点8アシスト)。ディフェンスはかつての輝きを取り戻した。


<ウェスト/カンファレンス・ファイナル>
①ロサンゼルス・レイカーズ (1勝0敗) ― ③フェニックス・サンズ(0勝1敗)

コービが38点と爆発したレイカーズが圧勝で先勝。
サンズがいかに立て直すか。爆発力があるチームではないので、
しっかりと対策を講じて、アウェイで1勝挙げるか、実のある試合をしたいところ。

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by worthy42 | 2010-05-19 23:46 | バスキチ(NBA)

先月の読了帳(04・05~05・16)

読書記録の更新は1カ月ぶり。

とはいえ、読書を怠っていたわけではなく、
遅々としてだが着実に読み進めては、目ぼしい本にはチェックを入れている。

<購入本>
・『Sports Graphic Number World Cup 特集号』
・『2010 南アフリカワールドカップ 体感マガジン』
・『ワールド・ウォー・ゼット(World War Z)』(マックス・ブルックス)
・『考えよ! ―なぜ日本人はリスクを冒さないのか?』(イビチャ・オシム)
・『千年、働いてきました ―老舗企業大国ニッポン』(野村進)

南アフリカW杯まで残り一月を切った。
ということで、今後はW杯関連の雑誌を読み漁ろうと思っている。

<今月の読了本>
・『高慢と偏見とゾンビ』(ジェイン・オースティン他)
評価:☆☆☆

「エレガント」なゾンビ本(笑)。
購入する必要はないよと言われて借りたのだが、その理由がよくわかる。
ただ、シュールな挿絵は必見。


・『ワールド・ウォー・ゼット(World War Z)』(マックス・ブルックス)
評価:☆☆☆☆☆

迫力ある帯に惹かれて購入した一冊。
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またまたゾンビ本(笑)。
ゾンビ好きとしてはやはり見逃せないだろうと、一目惚れで衝動買い。

中国で疫病が流行し、死者が蘇り、やがて世界中に蔓延していく。
何億という不死者が世界を跋扈するなかで、人類が取った行動は・・・。


局所的なゾンビ死闘ものかと思いきや、世界各地でゾンビと遭遇した人たちの回顧録という趣で、
期待していたおどろおどろしい凄惨な戦いの記録はほとんどない。

ただ、伝聞ならではの生々しさが非日常感をより一層際立たせる。
そして、このゾンビものの出色なところは、人の心に残す傷跡をも描いた点。

戦争で敵国の敵を撃つのではなく、
ゾンビに噛まれて不死者化する直前の友を撃つが故の痛み。

何百万ものゾンビの群れから逃れて態勢を立て直すべく、
何千、何万人もの無垢の人々を騙して生贄として捧げたが故の苦悩。

「人類対ゾンビ」の死闘に巻き込まれた人々の向かい合った地獄が
当事者の証言を基に余すところなく書かれた傑作。


・『よろこびの歌』(宮下奈都)
評価:☆☆☆☆

良作。高校生の再生と変化の物語。心が澄み渡りそう。


・『考えよ! ―なぜ日本人はリスクを冒さないのか?』(イビチャ・オシム)
評価:☆☆☆

読後、日本代表にもう少し期待してもいいのかな?と思うようになった。
信じることは強気かな、ということだろうか。


<ただいま読書中>
・『Born to Run, 走るために生まれた』(クリストファー・マクドゥーガル)
・『世界犯罪機構 ―世界マフィアのボスを訪ねる』(ミーシャ・グレニー)
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by worthy42 | 2010-05-17 00:23 | 一冊入魂(読書記録)

Final Four

2009-10プレイオフもベスト4が決定。

昨季のチャンプ、ロサンゼルス、ファイナルで敗れたオーランド、
一昨季の王者、ボストン、そして、快進撃を続けるフェニックス。

ますます苛烈さを増す死闘の行方は・・・。

<イースト/カンファレンス・ファイナル>
②オーランド・マジック ― ④ボストン・セルティックス

オーランドは絶好調。ここまでポストシーズン無敗。盤石の強さを見せる。
ポイントガードのJ.ネルソンが平均20点+でチームを牽引すれば、
V.カーター、R.ルイスらも好調を維持。勿論、怪物君、ハワードも相変わらず健在。
バランスも良く、層も厚い。長距離砲がズラリと並ぶ。
プレイオフ全8試合で、平均101得点、84失点は圧巻の数字だ。

対するボストンも戦前の評価を上回る快進撃。
ファーストラウンドのマイアミ戦での敗退さえ囁かれていたのだが、
優勝候補大本命のクリーブランドに快勝するなど、ベテラン揃いの経験豊富なチームらしく、
プレイオフ開始後に帳尻を合わせるかのように調子を上げてきた。

快進撃の原動力は、こちらもPGのR.ロンド。今季オールスターに選ばれたとはいえ、
まだまだBig 3 には及ばないだろと思っていたのだが、今では牽引役を十分に果たしている。

このシリーズは、両PGのネルソンVSロンドのマッチアップが鍵を握るといわれているので、
2人の出来が大きく流れを左右しそう。

ボストンは上り調子とはいえ、アレン、ピアースの出来が今一つ。
M.バーンズ、カーターとのマッチアップでどこまで調子を取り戻せるか。

昨季はプレイオフのカンファレンス・セミファイナルで対戦し、
オーランドが4勝3敗でボストンをうっちゃって、そのままの勢いでファイナルに進出した。

ただ、昨季のボストンは怪我でガーネットを欠いていたので参考にはならず、
ボストンのプレイオフの戦いぶりを見れば、シーズンの直接対決の戦績(オーランドの3勝1敗)も
当てにはならない。

比較的楽な相手に恵まれたオーランドだが、一人の選手(レブロン)に依存してはいないので、
チームの実力としては、クリーブランドよりは遥かに手強いと見る。
ただ、ボストンの強さが2年前と同じく本物ならば、激戦は必至だろうし、
王者としてではなく、「挑戦者として昨季のイースト王者に臨む」のであれば、
このチーム特有の精神力の強さが遺憾なく発揮されるはず。

キャブスに引導を渡した瀬戸際での強さをみて、
「故障さえなければ(ガーネットがプレイしていれば)、昨年も優勝できたはず」との仮説を
信じてみたくなった。

予想:ボストンの4勝2敗


<ウェスト・カンファレンス・ファイナル>
①ロサンゼルス・レイカーズ ― ③フェニックス・サンズ

オクラホマに苦戦しながらもユタを一蹴した王者、レイカーズ。
ポートランドに快勝、不利だとされたサンアントニオに全勝したフェニックス。

ともに休養十分ながらセンターのポジションでは明暗が分かれている。
レイカーズのスタメン、A.バイナムは膝を痛めており悪化しているとされ、
シーズン終盤から欠場中のフェニックスのB.ロペスは故障が癒え、出場するとみられる。

とはいえ、多くの識者はロサンゼルスの圧倒的有利を信じて疑わない。
フェニックスのような攻撃志向のチームは長らくリーグを制しておらず、
短期決戦の鍵を握るのがディフェンスではあるのは、20年ほど前―――
89年のデトロイト優勝時からのトレンドだからだ。

おまけにレイカーズのバックコート(D.フィッシャー、K.ブライアント、R.アーテスト)は
ことディフェンスに限れば、間違いなく、リーグNo.1 であり、
P.ガソル、A.バイナムのフロントコートにしても守備力は決して低くない。
したがって、サンズの誇るオフェンスが抑えられる公算が強い、と識者は見ている。

ただ、サンズがレイカーズに勝っているのは、「優勝への渇望」だけ。
プレイオフで最も多くの試合に出場しながら優勝していない現役選手(S.ナッシュ)らベテラン勢が
優勝への執念をどれだけ見せることができるのか。

今のレイカーズは盤石というわけでもなく、付け入る隙がないわけではない。
今のサンズの勢いと、優勝に賭ける思いは、たとえチャンプといえども侮るべきではない。

予想:フェニックスの4勝2敗

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by worthy42 | 2010-05-16 23:22 | バスキチ(NBA)

Good bye, King

<イースト/カンファレンス・セミファイナル>
①クリーブランド・キャバリアーズ(2勝4敗) ×―○ ④ボストン・セルティックス(4勝2敗)

ボストン、下馬評を覆す快勝といった趣。勝利した4試合の点差は、18、10、32、9。
第3戦こそホームでのプレイオフ史上最悪の負けっぷり(29点差)だったが、
接戦で落とした第1戦も終盤までリードを奪っていたので、完勝に近い内容。

第2戦を終えた段階で「ボストン強し」の印象を受けていたので
縺れる展開になればチャンスは大きいとは思っていたが、
これほどキャブスを圧倒するとは予想外だった。
優勝した一昨季の瀬戸際での勝負強さと強靭な精神力が戻ってきたよう。

ちなみに、牽引役はBig 3 ではなく、4年目のPG、R.ロンド。
ここまで得点とアシストでチーム1位、リバウンドでチーム3位。
優勝時は端役だったが、いまや、「Big 4」の筆頭の感さえ漂う。

一方、シーズン1位で優勝候補の大本命キャブスは、
キング、L.ジェームズが天下分け目の第5戦(ホーム)でまさかまさかの大失速。
2年連続MVP男が前半FGがゼロだったってことが信じられない。

気合いが空回り、というよりは、明らかに気合不足の体たらくに、
「今季で契約が切れる去就問題が原因で精彩を欠いたのでは?」ってな穿った見方も。
右肘を痛めていたとはいえ、マイケル・ジョーダン以来の「NBAの顔役」に相応しくないと、
メディアはかつてない辛辣な評で戦犯を大々的に非難しそう。

ただ、最終戦を見ていると、レブロンの顔面が終始蒼白だったので、
実はプレッシャーに完全に圧倒されてしまったのではという気もする。
そうでなければ、レブロンクラスの選手がターンオーバーを9つも犯す原因が考えられない。
(言うなれば、イチローが一試合で5度落球して、全打席三振をするようなもの)

フリースロー時のボストンファンのチャント、「ニューヨーク・ニックス」は辛辣で容赦なかっただけに
(レブロンは大都市、ニューヨークに行くのではという噂がある)、
ボストンのえげつない観衆に呑まれてしまったというのも強ち間違った見方ではないはず。

いずれにせよ、不完全燃焼のまま他チームへ移籍すれば名声と信頼を落としそうなだけに、
キングの、クリーブランドの、苦悩は続きそう。
とにもかくにも、今夏の米スポーツ界で最注目動向―――レブロン狂想曲は始まったばかり。
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経験の浅いキャブス相手なので、ここまで来るのは読めた。さて、次はリベンジとなるか。

②オーランド・マジック(4勝0敗) ○―× ④アトランタ・ホークス(0勝4敗)

マジックの魔法は未だに解けず。
アトランタを歯牙にもかけず、プレイオフ、ここまで8戦全勝。
シーズン終盤から17勝1敗。破竹の勢いだ。

アトランタはエースのJ.ジョンソンが不調。
長らく噂されていたコーチと選手達との不和もあってか、
誰かがチームを去り、ホークスの一時代は終わるのではという見方も強い。

優勝チーム以外は須らく敗者で、敗者たるもの敗北を潔く受け入れなければならない。
だが、第3シードでスイープ(4戦全敗)はさすがに堪えるか。
チームが瀬戸際に立たされている時に、コーチの言葉を拠り所にできないチームは折れやすい、
そんなことを再認識したシリーズだった。


<ウェスト/カンファレンス・セミファイナル>
①ロサンゼルス・レイカーズ(4勝0敗) ○―× ⑤ユタ・ジャズ(0勝4敗)

こちらもスイープ。だが、第1戦、第3戦は見ごたえのある試合で、
特に第3戦はこれぞプレイオフと自信を持ってお勧めできる好ゲームだった。
 
初戦でオクラホマに予想以上の苦戦を強いられたレイカーズは、
「羮に懲りて膾を吹く」ではないだろうが、王者らしく手堅い試合を続けた。

ジャズはケガ人続出だったとはいえ、アトランタ同様、チームとしての限界が見えた気がする。
ただ、ホークスより救われているのは、チームを率いるのが名将、J.スローンということ。
ユタのベンチに陣取って20年のこの名将の手綱さばきを信じれば、
もう一皮くらい向けそうな気がする。

ストックトン―マローンの名コンビでもファイナル進出まで10年近くかかったし、
この停滞期にも3年の我慢、というところか。まだまだ道は険しい。


③フェニックス・サンズ(4勝0敗) ○―× ⑦サンアントニオ・スパーズ(0勝4敗)

カンファレンス・セミファイナルで最も意外な結末を迎えたシリーズ。
2000年代最強のスパーズに4度も辛酸を舐めたフェニックスのリベンジなるか、という点が
注目だったのだが、結果はまさかまさかのフェニックスのスイープ。

サンアントニオのような大人のチームが全敗を喫するなど誰も想像できなかったはずなので、
逆説的にいえば、それだけサンズの勢いを痛感せずにはいられない。

スタメンセンター、B.ロペスを欠きながらの快進撃は驚きの一言で(シーズン終盤から16勝4敗)、
スタメンはもちろん、第3戦で後半だけで23点を決めた控えのG.ドラキッチを筆頭に、
ベンチメンバーの充実も目を引く。ロペスも次シリーズには間に合う公算が大きく、
さらなる戦力の上積みが期待できる。

サンアントニオは完成されたチームだけにメスを入れるのが難しい。
顔役3人は残留濃厚なので、大ナタを振るってチーム大改造というわけにはいかない。
となると、残った脇役を使いまわしてということになるが、
それでチーム戦術に大きな変化が生じるとは考えづらい。

チームの幹はしっかりしている(ように見える)ので、フロントもなかなか動きづらい。
主たるメンツの各々がこれまでの優勝に大きく貢献しているだけに、
チーム改革の困難さは他のチームの比ではない。

ただ、ターニングポイントに差し掛かっているのは間違いない。

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アリゾナ州の新法律(外国人登録書の不所持が罪に問われると同時に、警察には不法滞在の疑いのある人物を拘束できる広範な権限が与えられる)に抗議して、フェニックスでの第2戦、サンズはスペイン語のユニフォーム(英語表記:SUNS、スペイン語表記:LOS SUNS)を身に纏い、様々な議論を巻き起こした。政治がスポーツに口を挟むのは許せないが、スポーツが政治に物申すのには賛成。

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by worthy42 | 2010-05-15 01:09 | バスキチ(NBA)

No. 23

いろいろと思うところはあるが、締め切りに追われているので、また今度。

ただ、失望してます。
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by worthy42 | 2010-05-10 23:39 | レパバーンの夜に(サッカー)