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Pray For You All

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You'll Never Walk Alone.
Don't Give Up Hope.

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by worthy42 | 2011-03-13 23:40 | 踊らない愚者(ニュース感想等)

Brilliant Green

オールスターも終了してシーズン終盤に突入するなか、
トレードデッドライン(2月28日)を迎えたのだが、
これがまた近年稀に見るドタバタ劇のオンパレードだった。


D.ウィリアムズ(ユタ→ニュージャージー) 
⇔D.ハリスら(ニュージャージー→ユタ)


ことの発端は、10日のユタのコーチ、J.スローンの辞任劇だった。
同一チームでの連続コーチ年数がアメリカ四大スポーツ史上最長の23年に及ぶ
この大物コーチ(68歳)が、突然、大粒の涙をこぼしながら辞任会見を行った。
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突然の辞任の原因は、エースPG、D.ウィリアムズとの確執ではと噂され、
スローンの教え子の元選手に批判されたウィリアムズがそれに応戦するなど、
騒動が広がるにつれ、チームの成績も低迷(辞任後、チームの成績は1勝7敗)。

フロントは、その2週間後に、このリーグNo.1 ポイントガードを放出した。

結局、昨年までの主軸2人、ウィリアムズ、C.ブーザー(オフにシカゴに移籍)に加え、
チームの顔だった名物ベテランコーチまで失ってしまったユタは凋落一途。
輝かしい未来は藻屑と消え、今季はプレイオフからも漏れそうだ。


とはいえ、トレードデッドラインまでNBAを席巻していた話題は、
スーパースター、カーメロ・アンソニー(デンバー)のトレード先。

シーズン序盤からデンバーからの移籍を志願していたカーメロの一連のトレード騒ぎは、
「メロドラマ(Melo-Drama)」と呼ばれるほど取りざたされた。
それというのも、移籍先の最有力候補が、ビッグ・アップル、ニューヨークだったから。

オフにフェニックスからA.スタウドマイヤーを獲得し、ようやくある程度のメンバーが揃い、
長年の低迷期を脱しつつあるなか、主力を放出してまでカーメロを獲得すべきか否か、
どんな判断を下すのか注目されたが、結局、好調なチームにメスを入れる道を選んだ。

C.アンソニー、C.ビルアップスら5人(デンバー→ニューヨーク)
⇔W.チャンドラー、D.ガリナリ、R.フェルトンら4人(ニューヨーク→デンバー)
⇔他、ミネソタに(から)選手を放出(獲得)


主力クラスを3人も放出して選手層は薄くなったが、NYとしては、
アンソニーはもちろんだが、PGのビルアップスの獲得が鍵だったように思える。

新生ニックスがマイアミをアウェイで撃破した一戦を見ていて、アンソニーではなく、
ビルアップスさえいれば、従来のメンバーでも勝てたのではという気さえする。
デトロイトを7季連続カンファレンスファイナル(うち一度は優勝+MVP)に導き、
デンバーに移籍後、燻っていたデンバー(+カーメロ)を一躍強豪に仕立てたのは、
よくよく考えれば、ほかならぬビルアップスだった。

選手層の薄さやケミストリーの成熟度は如何ともしがたいが、
ビルアップス、カーメロ、スタウドマイヤーの三本の柱を手にしたNYは、
タイトルコンテンダーに名乗りを上げた。


一方、意外性という点で、リーグにサプライズをもたらしたのは、
イーストの王者、ボストン・セルティックスのまさかのロースター大改造。

J.グリーン、N.クリステッチ(オクラホマ→ボストン)
⇔K.パーキンス、N.ロビンソン(ボストン→オクラホマ)

獲得(T.マーフィー、S.パブロビッチ)
放出(M.ダニエルズ→サクラメント、L.ハランゴディ+S.エルデン→クリーブランド)


昨季ファイナルでの故障がようやく癒えたばかりのスタメンセンター、パーキンスを放出。
K.ガーネットとR.アレンが加入し、生え抜きのP.ピアースとBig 3 を形成して以来、
「プレイオフではスタメン5人(+R.ロンド、パーキンス)が揃えば、シリーズ無敗」という
ジンクスを自ら屠った形になった。

今季オフに高額での契約延長が確実なパーキンスを引き留めるのが難しいと見るや、
電光石火の早業で手堅いディールにまとめるのはさすがと言えばさすがだが、
優勝を手繰り寄せるための、堅固なディフェンスの最後の1ピースを手放すとは。

おおざっぱな見方をすれば、パーキンスのディフェンスよりも、
オクラホマで第3のスコアラーだった伸びしろのあるグリーンのオフェンスに賭けたか。
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ヘッドコーチのD.リバースも、
「優勝した当時は、J.ポージーがいて、むしろスモールラインナップだった」と話しており、
グリーンをポージーの代役に見立てているような気がする。

とはいえ、ゴールデンステイトとバイアウトで合意した、T.マーフィーとも先日契約。
とりあえず、ディフェンス+リバウンドの強化にも乗り出した。

このあたりは抜け目がないが、今日の試合で貴重な6thマンのG.デービスが負傷。
結局、ボストンの最大の敵は、怪我、ということになりそうだ。


この三件以外にもトレードは山のようにあったのだが、
ここでは割愛。

とにもかくにも、シーズンは、終盤戦。
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by worthy42 | 2011-03-05 22:18 | バスキチ(NBA)

2月の読了帳

試験を受けて、梅を見に行って、スイートポテトを作って、
シネマートでドイツ映画『ソウル・キッチン』(私的評価☆☆☆☆☆)を
鑑賞していたら、春がもうそこまで来ていた。

よくよく考えたら今年は雑誌以外の本を購入していなかったので、
今年最初に買った本は仕事関連の本になる。

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まだ半分くらいしか読んでいないが、入門書としては、
このジャンルでは破格の面白さ+分かりやすさ。

タイトルから一目瞭然のように、『もし高校野球の女子マネージャーが
ドラッカーの『マネジメント』を読んだら 』の特許版という趣。
この女子大生がなんとなく萌える(笑)。

その後に買ったのは、たまたま発見した、故デビッド・ハルバースタムの
バスケットを題材にしたルポルタージュ『The Breaks of The Game』。

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1979年のポートランド・トレイルブレイザーズに密着したものらしい。
ちょうど2年前にペーパーバックとして出版されているが、
ハルバースタムが自動車事故で急逝した2年後の日付なので、
作者の死後に(日本でいう)「文庫落ち」した作品か。


ちなみに、上の画像では小さすぎて見えないが、
表紙の下部に"The perfect book about the perfect team"という賛辞を
書いているのが、今日入手した下の本の作者、Bill Simmons。

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アメリカのスポーツ専門チャンネルの人気コメンテーター(?)がまとめた、
バスケ好きの、バスケ好きによる、バスケ好きのための垂涎の一冊。
その名も『The Book of Basketball』(笑)。

何が凄いって、本国では、アマゾンのレビューが約200件ほどあること。
グラウンドや体育館だけでなく、紙の上でもスポーツを楽しむ姿勢の表れ。
マニアにしか受けそうにないこんなバスケ馬鹿のための本が売れているのも
アメリカ人のスポーツに対する懐の深さゆえになせる業、なのかな。

ちなみに、この2冊、もちろん、ニューヨークタイムズのベストセラー。


<今月の読了帳>
・『異星人の郷(上・下)』(マイクル・フリン)
評価:☆☆☆☆

中世時代、ペストの脅威が欧州を席巻していたころ、
ドイツの片田舎に異星人が不時着して、やがて、
そこに暮らす人々との不思議な交流が始まって・・・。


期待していた劇的な展開はなかったが、読み進めるにしたがって、
何とも言えない、とらえどころのない思いに囚われた。

「爽快」ではないが、「壮大」な物語ではある。


・『魚舟・獣舟』(上田早夕里)
評価:☆☆☆☆

新進気鋭の若手女流SF作家による6編を収録した一冊。

陸地の大半が水没した世界で暮らす人々と、
魚舟・獣舟と呼ばれる異形の生物との交わりを描いた表題作、
人間の体を食い尽くす寄生菌による奇病に翻弄される
人類を扱った「くさびらの道」の2編は、☆☆☆☆☆評価。

どちらも続編を切に願いたくなるくらい良かった。


・『忍者烈伝ノ続』(稲葉博一)
評価:☆☆☆☆

織田信長、武田信玄、上杉謙信らが天下統一に乗り出した時代に
暗躍した忍びたちの運命を描く、前作『忍者烈伝』の続編。

一部の主要キャストも引き続き登場するが、
前作ほど忍びアクションは少ない点は物足りない。

とはいえ、この時代に生きる男たちに特有の正直さ、勇敢さ、冷徹さなど、
戦乱の世につきもののサイドストーリーも魅力だ。


<ただいま読書中>
・『女子大生マイの特許ファイル』(稲森謙太郎)
・『戦国鬼譚 惨』(伊東潤)
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by worthy42 | 2011-03-02 23:34 | 一冊入魂(読書記録)