<   2011年 04月 ( 6 )   > この月の画像一覧

Wild Wild West

<イースト>
①シカゴブルズ(3勝1敗)-⑧インディアナ・ペイサーズ(1勝3敗)

今プレイオフに出場した16チームの中で最低勝率のインディアナが
最高勝率のシカゴに誰も予想し得なかったほどに大善戦している。

1勝3敗とすでに崖っぷちに追い込まれてはいるものの、
敗れた3度の試合はいずれも最終1分までもつれる熱戦続きで
(99-106、90-96、84-88、いずれの試合も終盤までリードしていた)、
特に第1戦はインディアナが勝っていてもおかしくない試合だったし、
むしろ、試合展開から言えば、インディアナが勝って当然の試合だった。

逆にいえば、予想外の苦戦を強いられながらも土俵際でうっちゃった
シカゴの地力が遺憾なく発揮されているシリーズとも言える。

シカゴに戻る第5戦、インディアナが過去の4戦と同じような健闘を見せれば、
とても締まった素晴らしいシリーズになると思う。第6戦に行けばなおさら、だが。


②マイアミ・ヒート(3勝0敗)-⑦フィラデルフィア・76ers(0勝3敗)

フィラデルフィアも大敗したアウェイでの第2戦を除けば、
ここまでまずまずの健闘を見せている。

惜しむらくは、完全に優位だった初戦を落としたこと。
シカゴと異なり、まだムラがあるマイアミにつけ込む隙があるとすれば
第一戦だっただけに、勝てる試合をみすみす逃してしまった代償は大きい。

とはいえ、ホームでの第3戦は初戦と同じくらい堅い試合をしており、
第4戦のホームをしっかりとものにしてシリーズ初勝利を上げれば、
第5戦以降にわずかな希望が生まれるのだが、はたして。


③ボストン・セルティックス(3勝0敗)-⑥ニューヨーク・ニックス(0勝3敗)

シリーズ開幕前にはオーランド(第4シード)対アトランタ(第5シード)の対戦よりも
アップセットが生じる可能性があるのではと一部囁かれたシリーズは、
ある意味、予想通りの、ある意味、波乱万丈な展開となっている。

ニューヨークはボストンでの2連戦、快調な出足を見せ、終始リードしながらも
2試合とも残り数十秒で経験豊富なボストンの老獪さの前に敗れてしまう。

さらに、優勝経験を持つフロアリーダーC.ビルアップスと
エースのA.スタウドマイヤーの2人が怪我で斃れ、前者は残り試合の出場が絶望的。
後者は雪辱を期した第3戦の地元でのシリーズ開幕戦で怪我の影響から不調に終わり、
チーム自体もシーズン中からの課題だったディフェンスが崩壊して
(P.ピアースとR.アレンの2人に70点を許した)、20点近い大差で惨敗を喫した。

第4戦のスタウドマイヤーの出場は依然として危ぶまれており、
久々のニューヨークのプレイオフはもはや死に体、風前の灯だ。


④オーランド(1勝2敗)-⑤アトランタ・ホークス(2勝1敗)

ここ数年のプレイオフで、オーランドの前に辛酸を舐めていたアトランタが
ホームコートアドバンテージを奪ってシリーズに王手を掛けようと快走している。

怪物君D.ハワードにはインサイドで蹂躙されているものの(初戦から46点、33点、21点)、
他のメンバーの活躍を許さず、粘り勝っている。

第3戦では控えのZ.パチュリアがオーランドの先発SG、J.リチャードソンと乱闘で
ともに第4戦の出場停止処分を受けた。

今シリーズまったく当たっていないとはいえスタメンのリチャードソンと
控えセンターで出場時間が十数分程度のパチュリア一人とでは
やはりオーランドの方がはるかに痛手を被るはずで、
その意味では、マインドゲームでリチャードソンを「仕留めた」パチュリアの功績は大きい。

逆に、このピンチにJ.J.レディックやH.ターコグルーらが発奮して第4戦を制するようだと、
シリーズの趨勢は一気にオーランドへと傾きそうだ。



<ウェスト>
①サンアントニオ・スパーズ(1勝2敗)-⑧メンフィス・グリズリーズ(2勝1敗)

今プレイオフでもっとも波乱の匂いを漂わせるシリーズ。

シーズン最終戦での怪我でエースのジノビリを欠いたシリーズ開幕戦、
トップシードのサンアントニオがまさかの敗戦を喫した。

続く第2戦こそジノビリを復帰させて何とか勝利をもぎ取ったものの、
第3戦は地元に凱旋したメンフィスが最終盤にスパーズを振り切って
チーム移転後、プレイオフでホーム初勝利を挙げた。

全試合6点差以内の大接戦だが、次の一戦をメンフィスが制して王手を掛けると、
歴戦の猛者ぞろいのサンアントニオでも盛り返すのは非常に苦しい。

第8シードが第1シードを破るという過去に数例しかないアップセットが生まれるかどうか、
次のメンフィスの第4戦が命運を握る大きなカギとなる。


②ロサンゼルス・レイカーズ(2勝1敗)-⑦ニューオリンズ・ホーネッツ(1勝2敗)

ロサンゼルスでの初戦をニューオリンズが制した際には波乱の予感さえしたシリーズだが、
続く第2、3戦をロサンゼルスが盤石な試合運びで勝利し、ホームコートアドバンテージを再奪取。
波乱の息吹はかき消されてしまったように見える。

ホーネッツのエース、C.ポールは厳しくマークに遭いながらも活躍を見せているが、
2戦目以降、チーム全体の得点が伸びない。
さらに、レイカーズが王者らしく王道のバスケット=インサイド勝負を展開し、
バイナム、ガソルの2人のビッグマンがゴール下を完全に制圧している。

ポールという試合をコントロールできる傑出したポイントガードがいるが
上背のない選手が多いため、ニューオリンズはインサイド勝負では苦戦は必至。
何らかの新しい策を打ち出さない限り、この事態は打開できそうにない。

相手は2連覇中の王者なので早め早めに手を打って、
これまで経験したことのない事態でまごつかせて、動揺をさせたいところ。


③ダラス・マーべリックス(2勝2敗)-⑥ポートランド・トレイルブレイザーズ(2勝2敗)

ダラスがホームで2連勝した際にはスイープ(4連勝)もあり得ると予想したし、
第4戦で最大で23点をリードした時点ではダラスのシリーズ突破を確信していた。

だが、第4戦第4クォーターでのポートランドのエース、B.ロイの驚異的な活躍(18点)で
ポートランドがまさかまさかの逆転勝利を収めるとシリーズの行方は混沌としてきた。

長引く怪我でシーズンの半分を棒に振ったエースの印象深い復活劇で
俄然、風向きはポートランドに変わった。

ダラスが次戦(ホーム)を落とすと、さすがに今のポートランドの勢いを削ぐのは難しい。
ダラスにとっては第5戦はシリーズ最終戦と同じ意味合いを持つ決死の一戦となる。


④オクラホマシティ・サンダー(3勝0敗)―⑤デンバー・ナゲッツ(0勝3敗)

今プレイオフでもっとも縺れたシリーズになると予想したが、
ここまでオクラホマの3戦全勝と予想外のワンサイドな展開。

初戦と第3戦は終盤までどちらかに転ぶかわからない試合だったが、
それでも終わってみればオクラホマの強さを際立たせるものでしかなかった。

過去のNBAプレイオフ史上、0勝3敗からカムバックした例は一度もなく、
歴史はオクラホマのシリーズ勝利を後押ししている。

精神的にムラのある選手が多いデンバーの無法者集団がどれだけまとまれるか。
シリーズ逆転は難しいが、来年以降のチーム構成の試金石となる戦いであり、
地元で無様な終わり方はできないので、荒くれ者なりの最期の激しい抵抗を期待したい。

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by worthy42 | 2011-04-24 16:45 | バスキチ(NBA)

YNWA

YOU'LL NEVER WALK ALONE

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by worthy42 | 2011-04-21 23:13 | 情念の雷(心と言葉)

Win or Go Home

最後にNBAについてアップしたのは3月5日。

それからひと月の間にリーグの勢力図は予想以上に変化し、
明日からプレイオフが始まる。

<イースト>
①シカゴ・ブルズ(62勝20敗) VS ⑧インディアナ・ペイサーズ(37勝45敗)


シーズン中盤からリーグを独走していたサンアントニオの不調に反比例するかのように、
急上昇してきたシカゴが、マイケル・ジョーダン在籍時以来のリーグ一位を奪取。
9連勝でシーズンを終え、主要な怪我人も特になく、万全。

低レベルの東地区に助けられたインディアナは久々のプレイオフ出場だが、
リーグ一位の守備力を誇るブルズの前には歯が立たないだろう。

予想:シカゴの4勝0敗


②マイアミ・ヒート(58勝24敗) VS ⑦フィラデルフィア・76ers(41勝41敗)

最後の最後にボストンをうっちゃって2位に滑り込んだマイアミは
ようやくチームとして歯車が噛みあいだした。シカゴと同じく終盤に調子を上げ、
最後の10試合は8勝2敗。

対するフィラデルフィアは期待の若手らが躍進を見せているが、
今季のマイアミ戦は3戦全敗と相性は悪い。苦戦は必至か。

予想:マイアミの4勝2敗


③ボストン・セルティックス(56勝26敗) VS ⑥ニューヨーク・ニックス(42勝40敗)

シーズン半ばにして大きなトレードを敢行したチーム同士の組み合わせ。
ボストンはトレード以降、ケガ人続出もあって、例年のようにペースダウン(15勝12敗)。
序盤から死守していた一位の座どころか、2位の座まで奪われた。
と言っても、このベテラン揃いのチームにホームコートアドバンテージは
たいした意味を持たないのもまた真なのだが。

ボストンよりも大改革を断行したニューヨークは、トレード後負け越しが続くなど、
終盤までもたつくも、なんとか7連勝を達成し、久々のプレイオフの座を勝ち取った。
カーメロにアマレ、ビルアップスと、名前と経験ではボストンのBig4にも劣らないが、
チームとしての完成度と層の厚さと相性(今季ボストンに4戦全敗)で大きく下回る。

予想:ボストンの4勝1敗


④オーランド・マジック(52勝30敗) VS アトランタ・マジック(44勝38敗)

今季は今ひとつ波に乗れなかったチーム同士の対戦。

オーランドはターコグルーを呼び戻した効果が期待ほどではなかった。
怪物君ハワードには問題ないが、昨季と比べて起爆剤と安定剤の双方に欠ける印象が。

もっと小粒になってしまった感が強いのがアトランタ。
ここ数年死守してきたホームコートアドバンテージ(4位)の座を失ってしまった。
M.ビビーからC.ハインリックへとPGを変えた効果も見られない。

予想:オーランドの4勝2敗


<ウェスト>
①サンアントニオ・スパーズ(61勝21敗) VS メンフィス・グリズリーズ(46勝36敗)

最終週まで長らくリーグ首位の座を保っていたサンアントニオは終盤に絶不調に陥り、
最後の試合で敗れ、プレイオフを通してのホームコートアドバンテージを逃してしまった。
さらにその試合でエースのM.ジノビリが右腕を怪我。第一戦の出場は疑問視されており、
半年間もの間リーグを独走したチームには今暗雲が立ち込めている。

一方、健闘を見せてプレイオフに滑り込んだメンフィスは明るい。
T.アレンとシーズン中に獲得したS.バティエら新戦力がチームに見事フィット。
おまけに今季、対サンアントニオには2勝2敗の五分。
意外や意外、この勝負はもつれるのではと見ている。

予想:サンアントニオの4勝3敗


②ロサンゼルス・レイカーズ(57勝25敗) VS ニューオリンズ・ホーネッツ(46勝36敗)

シーズン最終盤に6連敗を喫して4位に落ちる危険性があった現王者だが、
最後の2試合を何とかしのぎ切り、2位の座を死守したが、
最終戦でセンターのA.バイナムを怪我で失った。
その重症度によっては、プレイオフレースの行方は大きく変わる。

グリズリーズを振り切って7位の座を守ったホーネッツだが見通しは限りなく暗い。
レイカーズへの相性の悪さ(今季4戦全敗)もあるが、何よりも痛いのが
リーディングスコアラー、D.ウェストの怪我による戦線離脱。
ロサンゼルスが本調子ではないとはいえ、ニューオリンズには荷が重い。

予想:ロサンゼルスの4勝1敗


③ダラス・マーべリックス(57勝25敗) VS ポートランドトレイルブレイザーズ(48勝34敗)

レイカーズと勝率は同じながら、カンファレンス成績で惜しくも2位の座を譲ったダラスは、
シーズン中盤から怪我で戦線離脱中のC.バトラーが復帰できるかどうかがカギ。
復帰できれば大きなプラスだが、はたして。

ポートランドはセンター陣の大半を怪我で失いながらのプレイオフ出場。
シーズン中のトレードと、コーチの手腕によって救われた。
ダラスとの対戦成績は2勝2敗と悪くないだけに、ひと泡吹かせることもあり得る。

予想:ダラスの4勝2敗


④オクラホマ・シティ・サンダー(55勝27敗) VS デンバー・ナゲッツ(50勝32敗)

今プレイオフのファーストラウンドでもっとも豪華な対戦カード。
しり上がりに調子を上げてきたオクラホマは、
グリーンを見限ってパーキンスを獲った意味を見出せるか。
ツボにはまれば王者を食うくらいの強さはある。

一方のデンバーは、カーメロをトレードして以来絶好調。
カーメロの移籍先のニューヨークが苦戦するのをしり目に、
トレードでやってきたメンバーが日に日に活躍。間違いなく戦力はアップした。
オクラホマの機動力についていけるかが明暗を分けそう。

予想:オクラホマの4勝3敗

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by worthy42 | 2011-04-16 23:53 | バスキチ(NBA)

3月の読了帳

「よい英文を書くための6カ条」とは以下のことを言うらしい。

1.必要以上の強調や陳腐な言い回しを避ける。
2.あいまいな言葉は書き換えるか、削除する。
3.似ている語を正確に区別する。
4.ムダな繰り返しを避ける。
5.意味のない言葉を削除する。
6.文法、語法、意味上の誤りをなくす。

<3月の購入本>
・『英語正誤用例辞典』(ジェームズ・T・キーティング)


<3月の読了帳>
・『女子大生マイの特許ファイル』(稲森謙太郎)
評価:☆☆☆☆

特許が分からない人でも容易に読める入門書。
入門書の部類でもこれは最適な一冊の一つ。


・『戦国鬼譚 惨』(伊東潤)
評価:☆☆☆☆

武田信玄没後、追い込まれていく甲信の武将たちの
決死の騙しあいを描く戦国小説集。

瀬戸際に追い込まれた武将のそれぞれの思惑は
現代人とも通じるものがあることを知るにつけ、どことなく落ち着いた気持ちになった。

人の本質は今も昔も変わらない、ということなのだろうか。


・『エウスカディ(上・下)』(馳星周)
評価:☆☆☆☆☆

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スペインのバスク地方に一人でやってきた日本赤軍の吉岡は
過激派組織ETA<バスク祖国と自由>の切り札として暗躍するが、
やがて、組織内の裏切り者を炙り出す役割を与えられて・・・。


馳星周の最高傑作と言っても差し支えないのではないか。
オウム真理教をモチーフにしたと思われる『煉獄の使徒』といい、
ノワール作家ながら社会派ミステリ作家としても一流であることを証明している。

バスク料理を作ってみたくなったし、なによりバスクに行ってみたくなった。

<ただいま読書中>
・『WHEN THE GAME WAS OURS』(Larry Bird, Earvin Magic Johnson etc)
・『反撃』(リー・チャイルド)
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by worthy42 | 2011-04-09 23:54 | 一冊入魂(読書記録)

自粛

先週末、近所の大阪城公園を散歩していたのだが、花見客はやはり少なかった。
三~五分咲きだったせいもあるが、東日本大震災を受けての
「自粛」ムードの影響もあるだろうと思う。

某知事のように「自粛」を強制するのはいかがかなと思うが、
「酒を飲んでどんちゃん騒ぎ」という気にはやはりなれない。

俯瞰的に見れば、人々が消費を過度に控えるのは
確かに日本経済にとってマイナスだろうが、
人が生きていくためには最低限の消費活動(=お金の使用)は発生するわけで、
当座のところはそれで十分なのだと納得するしかないのではないか。

150年に一度の大災害が同じ国土で発生して3万人近くが命を奪われ、
20万弱の人が家を追われて避難せざるを得ない境遇にあるなかで、
まだ一月も絶たぬうちに、まだ数千人の遺体が埋まっているとされるのに、
「自粛するのをやめよう」などと、一種のスローガンのように唱えるのには、
人としてどうしても違和感を禁じ得ない。

これほど多くの人々の無惨な死や過酷な境遇を前にすれば、
悼むときには悼み、悲しむべき時は悲しみ、
その喪失と痛みの過程を省略することなく行動を起こすべきで、
「自粛」を強制するのも、「自粛」をやめようと提案するのも、本質的には違う気がする。

ちなみに、作家の伊集院静氏は、自分さえよければいいという買占め行動に
社会の虚無化を感じるとしたうえで、とあるコラムで、以下のように述べている。

「自粛するというわけではなく、基本的に質素な生活にどう変えていくかが問われている」

個人的には、普段使う遊興費や飲食代を募金したり、
風評被害に遭っている生産物の購入費用に充てたりするのもいいと思う。


今後の焦点は、原発の後処理や避難民の救済に当てられるだろうが、
語り継がれるであろう悲惨な現実に耳を眼を背けることなく、生きていきたい。
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by worthy42 | 2011-04-06 23:46 | 踊らない愚者(ニュース感想等)

出番を待つ

2011.3.11 以前と以後で大きく様変わりしたこの国と同じように、
私も未曽有の震災後、安穏としてはいられなかった。

新聞を数紙買いこみ、テレビとネットの情報をかき集めたが、
それでも少しの安心感も得ることができなかった。

もともと極度の高所恐怖症なせいもあってか、
震度3程度の揺れでも身の危険を感じるタチの私は、
会社の机で、家のソファで、浴室で、トラウマのように、
揺れている錯覚に悩まされ続けた。

筆舌に尽くしがたい恐怖は時間の経過とともに安らいだものの、
消し去りがたい不安感は、依然として脳裏にまとわりついたままだ。


それでも、ある音楽家が、今はまだ音楽のコンサートを被災地では行う段階にないが、
きっと音楽を必要とする時間が訪れるだろうから、「音楽の出番を待っている」と
新聞で書いているのを読んで、救われた気になった。


私の回復の「出番」もまだ今ではないのだ、と。
焦る必要はないのだ、と。


そうこうして心の回復に努めているうちに、私は伯父になった。
甥の名前には、図らずも私の名前が一文字使われている。

小さな小さな命の誕生という出番に救われた、春。
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by worthy42 | 2011-04-04 00:29 | 情熱と怠惰の断片(日記的)