「ほっ」と。キャンペーン

マイなでしこ

大和撫子が史上稀に見る快挙を達成したついでにご報告というのもなんですが、
先日、結婚しました。

とりあえず入籍だけ済ませて、式は春ごろに某国某島で身内のみで行う予定です。

もともと結婚は40代で構わないと高校時代から公言したせいもあって、
同期のほとんどが結婚して子供が数人いても、
私自身はどこ吹く風で、結婚を真剣に考えたことがなかったので、
報告をした友人、知人の大部分に最初は信じてもらえず、

「生きてるうちにこんな嬉しい報告を聞けるとは思わんやった」
「結婚から一番縁遠い人だと思っていたのでびっくり」
「今年で一番サプライズ」

とまあ、(いくら当人がそう思っているとはいえ)、言いたい放題のオンパレード。

ただ、結婚(するんだな)したんだなあと一番実感できたのは、
結婚の挨拶や両家の顔合わせでもなく、家探しや引越や家電・家具の購入でもなく、
そういった知った面々からの祝福の言葉の数々。

まだ、実際に紹介できたのはほんの数人だけなので、
いつか機会があれば、と考えています。

ちなみに、妻は生粋の大阪人で、
私にとっては日本代表に負けないくらいのなでしこです。

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# by worthy42 | 2011-07-18 23:21 | 情熱と怠惰の断片(日記的)

5月の読了張

あれやこれやと忙しくて5月に読んだ本をいくつか思い出せないが、
それでもなかなかの良書揃いで読みごたえがあるものばかり。

なかでも集英社新書の『鯨人』(石川梵)は傑作だった。

・『鯨人』(石川梵)
評価:☆☆☆☆☆

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以前に新聞の書評で5つ星評価だったの見て気にかけてはいたのだが、
購入しようと決意した直接的なきっかけとなったのは、
和歌山県太地町で脈々と受け継がれている捕鯨を扱ったNHKのドキュメンタリーを見たことだった。

伝統というに及ばず、地元経済を支える重要な産業となっている捕鯨を生業にする人々が、
傲慢かつ理解不能な理由で妨害を続ける反捕鯨団体の不当な圧力に思い悩む様子を描いていた。

そんな経緯があったため、以前から興味を惹かれていた本書を購入したのだが、
本書で登場する捕鯨と太地町の鯨漁の方法は大きく異なる。

太地町では船団で鯨を浅瀬に追い詰めるのに対し、
本書のインドネシア・レンバタ島に暮らす人々は船の上から「えいやっ」とばかりと飛んで(文字通り)
鯨の急所に銛を一本打ち込むのだ。

この危険極まりない漁法での死闘は数時間にも及び、
そこには生と死の交錯した濃厚な香りが漂ってくるが、
それ以上に一種の命の(あるいは命を賭すことの)崇高さというか、神々しさのようなものを、
海上にいずとも机上でも感じずにはいられなかった。

鯨漁で成り立つレンバタ島独特の経済的な仕組みも、旧き良き日本を想起させて興味深い。

著者は写真家らしいので写真集の方もチェックしてみたい。


・『ロスト・シティZ 探検史上、最大の謎を追え』(デイヴィッド・グラン)
評価:☆☆☆☆

1925年にエルドラード(黄金郷だったっけ?)と呼ばれた南米・アマゾンの幻の都市「Z」を求めて消えた、
冒険家パーシー・ハリソン・フォーセットの軌跡を追ったノンフィクション。

フォーセットはあの「インディ・ジョーンズ」のモデルとなった人らしく、
二度と戻らなかった彼の行方は「20世紀探検史上、最大の謎」とされているらしい。

1900年代はアマゾンは世界中にわずかに残された神秘的な場所の1つとされていたらしく、
危険を顧みずにその未開の地を果てまで探ろうというロマンの虜にされてしまうのには共感できる。

この当時からの西洋人ならではの、先住民に対する傲慢な視点は鼻につくし、
当時のアマゾン探検の過程が想像以上に劣悪だったことに辟易してしまうが、
それでも、読後は、きっと誰もが似たような冒険(無理だけど)に思いを馳せることだろう。


・『獣の奏者3 探求編』
評価:☆☆☆☆
・『獣の奏者4 完結編』
評価:☆☆☆☆

筆者いわく、2作目でもともとは完結していた作品に、新たに着想を得て仕上げた一種の続編。

奏者エリンの現在、人間と王獣、闘蛇との関係、敵国ラーザとの戦争など
シリーズ読者なら気を揉んでいた「その後」のストーリーが余すところなく書かれていて圧巻の一言。
読後、不覚にもぼうっとしてしてその世界観に浸る羽目になってしまった。
子供用SFファンタジーと侮るなかれ。


<ただいま読書中>
・『幻獣ムベンベを追え』(高野秀行)
・『1Q84 BOOK 1』(村上春樹)
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# by worthy42 | 2011-06-18 10:28 | 一冊入魂(読書記録)

Dallas Dynasty

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# by worthy42 | 2011-06-16 22:51 | バスキチ(NBA)

ダラスの春

③ダラス・マーべリックス(4勝2敗) 105-95 ②マイアミ・ヒート(2勝4敗)

2000年にマーク・キューバンがオーナーに就任して11年目。
ついに、ダラス・マーべリックスが球団創設史上初の栄光を掴み取った。

勝負の節目はもちろんあるだろうし、運不運も介在する余地はあったかもしれないが、
結局は、ダラスのヘッドコーチのカーライルの一言に集約できるのではないか。
「(マイアミはいいチームだし)Their time will come, but... it's OUR time」

ダラスは優勝に相応しい素晴らしいチームでした。

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チームの完成度と優勝への意欲の勝利か。スタメンSF兼第2のスコアラー(C.バトラー)を怪我でシーズン後半から欠いていたのだが、その穴をまったく感じさせなかった。
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MVPはここ10年で欧州最高の選手、D.ノヴィツキー。今回はジョーダンを彷彿させるほどタフだった。
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シリーズ序盤は低空飛行が続いたが最終戦で爆発した稀代の6thマン、J.テリー。かつてのお調子者宇宙人、S.キャセールの得点特化型アップグレードバージョンという趣。
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就任して苦節10年。ダラスといえば、一にも二にも名物オーナー、M.キューバン。ファン顔負けのマブスへの愛情と選手への厚遇等の優勝への情熱がついに結実。これもアメリカンドリーム。試合後のインタビューでのノヴィツキーへの揺らぐことのない厚い信頼にはホロリときた。
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で、チーム創設初優勝だからシャンパンファイトはこうなる。
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苦節17年目のベテランJ.キッドと、コーチ、R.カーライルを加えたダラスの顔役5人。キッドはドラフトされたチームに戻っての栄光。カーライルは、第4戦以降、スタメンSGを思い切ってJ.J.バレアに変更して奏功。今シリーズ一番のファインプレイ。

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# by worthy42 | 2011-06-13 23:51 | バスキチ(NBA)

4月の読了帳

早いものでもう4月も終わり。2011年も3分の一が終わったことになる。

今年はいろいろなことで「初めて尽くし」が多い一年となりそうで、
特にこの春から夏にかけては、いろんなイベントのオンパレード(←死語か)。

読書にかまけている時間どころか、書店をじっくり見て回る時間すらないのだが、
それでも惹かれる本にはできるだけ時間を割いていきたいと思う春日和。

<4月の購入本>
・『ジェノサイド』(高野和明)

<4月の読了帳>
・『ジェノサイド』(高野和明)
評価:☆☆☆☆☆(飛びぬけ)
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父親を不慮の事故で亡くしたばかりの創薬化学を専攻する大学院生・研人は、
死んだ父親からのメールを見て、父親が行っていた研究の痕跡を辿っていく。

一方、イラクで警備要員として働く米国陸軍特殊部隊上がりのイエーガーは、
難病に冒された息子の治療費を稼ぐためにアフリカ・コンゴでの秘密任務に就く。

やがて2人は共通の「もの」のために交わっていく・・・


アマゾンのレビューで全員が5つ星評価であることからもわかるように、
間違いなく2011年のベスト本になりそうなエンターテイメント大傑作。

冒険譚あり、異人種間の交流譚あり、親が子を、子が親を思う親子譚あり、
そして、現生人類の在り方を問うロマンに満ちたSF的進化論の要素もある。

作中に登場する米国大統領と副大統領は、明らかにブッシュとチェイニーを模しており、
彼らの言動や登場人物の彼らに対する態度には作者自身の強い主張が伺え、個人的には共感できる。

特に、イラク戦争の見方(=核兵器の存在ではなく、石油関連の利権のために起こした)については、
日経の終面に掲載中の「私の履歴書」という半生を振り返る自伝がちょうどブッシュの回で、
毎回読むにつけ、「何とまあ薄汚い人間の屑なんだ、こいつは」という読後感に浸っているので、
まさにわが意を得たりという気になった。

それはさておき、人類の歩みにおける人間の位置づけを顧みる意味でもとても有意義なもので、
これはこの10年間に読んだ本のなかでも「至高の一冊だ」と胸を張っておススメできる作品だ。


・『WHEN THE GAME WAS OURS』(Larry Bird, Earvin Magic Johnson etc)
評価:☆☆☆☆☆

マイケル・ジョーダンが登場する以前の80年代のNBAの旗手として大活躍した、
ボストン・セルティックスのラリー・バードと、ロサンゼルス・レイカーズのマジック・ジョンソンの
2人の大スターの生い立ちと交流を丹念に織った優れたノンフィクション本。

「ライバル」という言葉はまさにこの2人のためだけにあるのだと思わせるような、
学生時代からプロへと続いた苛烈な競争関係は、残念ながら現在のNBAには見当たらない。

ジョーダンにすら「ライバル」といえる対等な選手はいなかったのだが、
この理想とも言える選手同士での敵対的なライバル関係が存在しないことが、
今のリーグの魅力が乏しいことの一因であることは間違いないだろう。

互いを倒すがために互いに身を磨り減らせ、しのぎにしのぎを削った間柄というのは
なんと純潔な眩いばかりの輝きを放つものかな、そう思わせる2人の関係が羨ましい。

薬物などの暗いイメージに囚われて暗黒時代といわれた70年代の影を
ものの見事に払拭した功労者にして最大のライバル2人の熱く激しい戦いの全記録。


・『反撃(上・下)』(リー・チャイルド)
評価:☆☆☆☆

ふとしたことで女FBI捜査官とともに誘拐された元米国陸軍の精鋭、ジャック・リーチャーは、
犯人たちの真の目的を探りながら抵抗を続け、やがて、その狙いを知り阻止すべく動く・・・


ストイックなヒーロー・元米国軍人ジャック・リーチャーが主人公のサスペンスアクション第2弾。
この女性に優しいハードボイルドなタフガイぶりは世界中の男の格好の見本といえるし、
いかなるときも決して失うことのない冷静沈着さと慎重さも男として学びたいところ。

アンソニー賞受賞の翻訳第一弾「キリング・フロア」、
英国バリー賞最優秀長編賞とネロ・ウルフ賞を受賞した翻訳第四弾「前夜」と同様に、
安定した筆致と水準以上の文章の上手さは、今回も決して期待を裏切らない。

次は翻訳第三弾「警鐘」を読もう。


・『猟犬』(深見真)
評価:☆☆☆☆

ぶっきらぼうで愛嬌はないが、タフで折れない心をもった女性刑事のハードボイルド連作中篇集。

警視庁捜査一課特殊犯捜査、通称SITの第四係に所属するレズビアンの女性刑事・呉内冴絵は、
風俗嬢連続殺人事件と2件の立てこもり事件の関連性に気付き、背後に見え隠れする陰謀に迫って・・・。


過去に事件の被害者となって指を失ったタフでクールな女性刑事などの登場人物の造詣はもちろん、
捜査に当たる事件の設定や背景、からくりが見事で、銃撃戦の描写もリアルそのもので、
ときにマインドゲームで犯人に迫る様子も臨場感があっていい。

次はより難解で凶悪な事件に対処する長編ものにどっぷりと漬かりたい。


<ただいま読書中>
・『ロスト・シティZ 探検史上、最大の謎を追え』(デイヴィッド・グラン)
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# by Worthy42 | 2011-05-02 22:55 | 一冊入魂(読書記録)