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先月の読了帳(04・05~05・16)

読書記録の更新は1カ月ぶり。

とはいえ、読書を怠っていたわけではなく、
遅々としてだが着実に読み進めては、目ぼしい本にはチェックを入れている。

<購入本>
・『Sports Graphic Number World Cup 特集号』
・『2010 南アフリカワールドカップ 体感マガジン』
・『ワールド・ウォー・ゼット(World War Z)』(マックス・ブルックス)
・『考えよ! ―なぜ日本人はリスクを冒さないのか?』(イビチャ・オシム)
・『千年、働いてきました ―老舗企業大国ニッポン』(野村進)

南アフリカW杯まで残り一月を切った。
ということで、今後はW杯関連の雑誌を読み漁ろうと思っている。

<今月の読了本>
・『高慢と偏見とゾンビ』(ジェイン・オースティン他)
評価:☆☆☆

「エレガント」なゾンビ本(笑)。
購入する必要はないよと言われて借りたのだが、その理由がよくわかる。
ただ、シュールな挿絵は必見。


・『ワールド・ウォー・ゼット(World War Z)』(マックス・ブルックス)
評価:☆☆☆☆☆

迫力ある帯に惹かれて購入した一冊。
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またまたゾンビ本(笑)。
ゾンビ好きとしてはやはり見逃せないだろうと、一目惚れで衝動買い。

中国で疫病が流行し、死者が蘇り、やがて世界中に蔓延していく。
何億という不死者が世界を跋扈するなかで、人類が取った行動は・・・。


局所的なゾンビ死闘ものかと思いきや、世界各地でゾンビと遭遇した人たちの回顧録という趣で、
期待していたおどろおどろしい凄惨な戦いの記録はほとんどない。

ただ、伝聞ならではの生々しさが非日常感をより一層際立たせる。
そして、このゾンビものの出色なところは、人の心に残す傷跡をも描いた点。

戦争で敵国の敵を撃つのではなく、
ゾンビに噛まれて不死者化する直前の友を撃つが故の痛み。

何百万ものゾンビの群れから逃れて態勢を立て直すべく、
何千、何万人もの無垢の人々を騙して生贄として捧げたが故の苦悩。

「人類対ゾンビ」の死闘に巻き込まれた人々の向かい合った地獄が
当事者の証言を基に余すところなく書かれた傑作。


・『よろこびの歌』(宮下奈都)
評価:☆☆☆☆

良作。高校生の再生と変化の物語。心が澄み渡りそう。


・『考えよ! ―なぜ日本人はリスクを冒さないのか?』(イビチャ・オシム)
評価:☆☆☆

読後、日本代表にもう少し期待してもいいのかな?と思うようになった。
信じることは強気かな、ということだろうか。


<ただいま読書中>
・『Born to Run, 走るために生まれた』(クリストファー・マクドゥーガル)
・『世界犯罪機構 ―世界マフィアのボスを訪ねる』(ミーシャ・グレニー)
by worthy42 | 2010-05-17 00:23 | 一冊入魂(読書記録)
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