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徳島発北京行き

ベテランズの挑戦

スポーツ新聞社に勤務していた頃、佐古賢一選手に一度だけインタビュー(というよりも雑感程度の短い間だったのだが)をしたことがある。

主催したバスケットスクールに関する質問と、私の高校時代の先輩が佐古選手の大学の後輩に当たる偶然について話を交わしたあと、当時どうしても聞きたかった質問をぶつけた。

折りしもその数日前に世界選手権で中国がヨーロッパの強国、スペインを破るという快挙に、同じアジア勢として嬉しさよりも悔しさが先行していた私は、ミスターバスケットボールにこう訊ねた。

「日本もいつの日かヨーロッパの強国を倒せる日は来ると思いますか?」

答えはNOだった。即答だったように記憶している。

「タッパ(身長)がモノを言うスポーツだから」というのが主な理由だったが、(当時すでに日本代表から離れていたとはいえ)日本のバスケット界を最前線でリードしてきた選手の言葉に小さくない衝撃を受けたことを覚えている。

正直、熱狂的バスケファンとしてはその言葉に失望しなかったわけではないが、長年同じコート上で戦い辛酸を舐めてきた男が感じた世界の壁の高さを実感せずにいられなかった。

あれから5年。

衰えが徐々に見え始めたシャキール・オニールより1歳年上のミスターバスケットボールは、昨年秋に日本代表に復帰し、聳え立つ世界の壁にもう一度挑もうとしている。

可能ならば、今年の夏は徳島に行こうと思う。

同じ質問をしてみても同じ回答が返ってくるかもしれない。
それでも、私は、佐古選手の”最後の戦い”を目に焼き付けたい。
by Worthy42 | 2007-05-02 01:28 | バスキチ(NBA)
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