人気ブログランキング |

22歳の引退

J1ジュビロの菊地選手逮捕 高1女子に淫行、静岡県警

ジュビロ磐田・菊地選手を逮捕、女子高生にみだらな行為

思うところはいくつもある。

高校時代にアヤックスやフェイエノールトのスカウトの目を惹き付け、将来を嘱望された男の呆れるほど愚かな行為を何よりもまず断罪せねばなるまい。

当時の期待値に比べればいささか成長曲線は緩やかなものの、各年代の代表を経験し、22歳にして日本のサッカーどころ・静岡の名門クラブ、ジュビロ磐田のレギュラーを張るエリートにしては、あまりに自分の置かれた状況の認識が乏し過ぎた。

22歳なら15歳のケツの青臭い小娘に欲情する気持ちはわからなくはないし、ニュースから察するに合意の上だったようだが、女子生徒が制服を着ていたというのだから確信犯と責められても反論のしようがない。

『スポーツヒーローと性犯罪』という本には、大学の花形スポーツ選手やプロアスリートがその傑出した活躍とは裏腹に女性を根本的に蔑視する女性観を持っていることが多いという視点の下、彼らが犯す性犯罪を挙げているが、そういった考えを彼ももっていたのだろうか。

おそらく、彼の希望に満ちたであろう華々しい未来は幕を閉じる可能性が高い。

アメリカでは婦女暴行容疑で逮捕(告訴)されても(マイク・タイソンやコービ・ブライアント)、殺人容疑で2度逮捕されても(O.J.シンプソン)、現場復帰することが可能だ。それが(良くも悪くも)アメリカの寛容さであり、どれほど身を落とそうとも這い上がるチャンスに溢れた国である所以なのだが、日本ではそれはまず、ない。

社会への影響は免れないものの、これまでの情報を集約したところでは犯罪の重大性そのものは低く(異論・批判もあると思うが、私的には「この程度」という認識)、あと3歳年上の”制服を着たプロ”の女性が相手だったら罪にすらならなかった(実際に、先輩の稲本や中田浩二は風俗通いをフライデーされているのだ)ことを考えれば、一生を棒に振る類の重犯罪ではないことは確かで、更生したうえで再びピッチに立つチャンスをあげたいと個人的には思うのだが、変なところだけは法治国家然としているこの国では、サッカー選手としてではなく、一社会人としても、今後の生活は困難を極めることになるだろう。

それにしても、欲望をコントロールできない、この世間知らずのサッカーエリートに社会性を”教育”する機会はなかったものか。

彼に留まらず、特に若手の選手たちはクラブとそれを支えるサポーターを背負っている意識に乏しいとか、マスコミの場に出せないほど挨拶などの基本的な社交性のない選手もいるとか何かの記事で読んだことがあるが、サッカーに全てを賭けてきたばかりにピッチ外で自分の言動に責任や義務を伴う場に立つ機会が極端に少ないのだから無理もない話だ。

Jリーグは毎試合、監督だけではなく活躍した選手の記者会見の場を設けて、マスコミやその背後にいるファンの目に晒される機会を積極的に増やし、常に地域や子供達の鑑となるスポーツ選手であることを意識させるよう徹底するべきだ。少なくとも自分の性欲に理性が跪くことがないようにするぐらいには。

煌く才能が一度の失敗で人生を台無しにして、セカンドチャンスを与えられないこの国で悔恨の情に一生悩まされながら生き続ける―――そんな残酷な話はもうこれっきりでいい。
by Worthy42 | 2007-06-14 00:25 | レパバーンの夜に(サッカー)
<< NBA FINAL GAME 3 ファンタジー・サッカー >>