Western Conference
<Northwest Division> 2強3弱にはっきりと分かれた地区。 下位のチームは揃ってエースを手放したのである意味、 新戦力を試すシーズンともいえる。のびのびやれるな(笑)。 順位予想: ①ユタ・ジャズ ②デンバー・ナゲッツ ③シアトル・スーパーソニックス ④ポートランド・トレイルブレイザーズ ⑤ミネソタ・ティンバーウルブス ユタ・ジャズ <戦力>評価:AA 個人的評価としてはスパーズの筆頭対抗馬の位置づけ。昨季は7年ぶりに50勝到達。 J.ストックトンとK.マローンの往年の名コンビが引退したシーズン以来の プレイオフに出場すると、あれよあれよと勝ち上がり、 カンファレンスファイナルでスパーズに力負けしたものの、大躍進を遂げた。 ストックトンの薫陶を受けたD.ウィリアムズは一皮向け、アシスト部門第2位。 C.ブーザーは本領発揮で平均21点、12リバウンド。マローンを髣髴とさせた。 さらに、Cなのに3ポイントシューター、M.オカーに、”AK-47”の異名をとるロシア人、 A.キリレンコと若い才能が集結。ベテランのD.フィッシャーの離脱、 長距離シューター不足(3ポイント成功率が29位)は気にかかるが、今年も50勝は堅い。 <雑記> 何といっても王者スパーズとストロングポジションが重なることが強み。 PG、SG(SF)、PFと真っ向からガチンコ勝負が可能。おまけにゴール下は強い。 コーチのJ.スローンは今年20年目を迎える、名将のなかの名将。負け越しはわずか1度! 長年連れ添った奥さんを亡くしてもなお黙々とベンチで指揮をとり続ける姿勢には泣かされる。 ファイナルには2回挑戦したが、ジョーダン・ブルズの前に惜敗。ほんとにいいチームだった。 デンバー・ナゲッツ <戦力>評価:A スーパースターが二人(A.アイバーソン、C.アンソニー)いるが、ともに本職はSGという、 いまひとつバランスの悪いチーム(笑)。昨年はアイバーソンがシーズン途中に加入し、 45勝37敗。プレイオフ1回戦敗退(対スパーズ)。出来れば、インサイドの得点力が欲しい。 欲を言えばきりがないが、正統派PGも獲得してアイバーソンには得点に専念させたい。 交換要員は加入以後、年々成績を落としているK.マーティンくらいで。 スタメンに比べて明らかに見劣りするベンチも考えモノ。 イースタンであれば運があれば勝ち抜けるかもしれないが、ウェスタンではまず無理。 <雑記> 多分、日本で一番メジャーなNBAプレーヤーがアイバーソン。 ルーキー時代、ジョーダンに果敢に挑んだ小さな巨人も、はや32歳。 軽そうな風貌とは裏腹に意外と忠誠心は篤い。 なんとか一度だけでも優勝してほしいのだが・・・。 シアトル・スーパーソニックス <戦力>評価:C 2大エースのR.アレンとR.ルイスを放出して大改革のシーズンに。 新戦力で期待できそうなのはW.ザービアック、D.ウェストくらいか。 そして、今年は何と言ってもドラフト2位ルーキーSF、K.デュラント。 一位指名のG.オーデンが怪我で今季復帰が絶望視されているなか、 新人王は確実との見方が大勢を占めている。 総合力では10年に一人の逸材とされるオーデンを上回るとの意見もあり、 チームはすでにデュラントのためのチーム作りに着手している。 ちなみに、ドラフト5位指名で評価の高いJ.グリーンもここにいるのです。 プレイオフ進出の可能性は皆無に近いが、 シアトルのファンは今年はまた違った楽しみがもてそう。羨ましい。 <雑記> デュラントにはルーキーらしく臆することなくのびのびやってほしいが、 新コーチはガチガチの管理型(大学コーチ出に多い)ヒゲ男、P.J.カーリシモ。 我が敬愛するL.スプリューエルに練習中に首を絞められた男です(笑)。 今でもシラキュース大学に留まっていればよかったんじゃないかと思う。 ポートランド・トレイルブレイザーズ <戦力>評価:D シーズン開幕前にもう今季が終わってしまった珍しいチーム(笑)。 ドラフト一位指名の超大物にして、”ビル・ラッセルの再来”とまで言われた G.オーデンが膝の手術を行い、今季は全休確定か。 19歳にして驚異的な高い評価を受けるセンターのお披露目は来年に持ち越し。 さて、オーデンのためのチームを大改造していたのだから、当然台所は苦しい。 昨年の新人王、B.ロイ、J.ジャック、C.フライら若手で臨むことになりそう。 が、よくよく考えたら若手有望株は多そう。順当に成長すれば、数年後には 驚異的なチームになる・・・かもしれない。 <雑記> ポートランドにとってはものすごく楽なシーズンになる。 オーデンの長期欠場が決まった時点でプレイオフの可能性は消えた。 これほど白星を求められないシーズンは後にも先にもない(笑)。 若手には試合に出ながら学習できる絶好のチャンス。 あとはオーデンの膝の完治を心から願うのみ。 ミネソタ・ティンバーウルブス <戦力>評価:E 入団以来、10年以上チームを支えてきたK.ガーネットをやむなく放出。 もう、ミネソタには何も残っていない。 そこそこイキのいい若手を中心にゼロから作り直すだけ。 主軸はR.デービスとA.ジェファソンになるか。 他には、ドラフト7位の大学MVP、C.ブリューワーに期待か。 今季は使える選手を見つけ出すシーズンでもある。 <雑記> ポートランドと同じく、今季は我慢の年。 ポートランドと違うのは、それがしばらく続きそうなことだ。 今となっては、契約違反の罰則としてドラフト権を剥奪された数年間があまりに痛い。
by Worthy42
| 2007-10-18 22:22
| バスキチ(NBA)
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