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古き良き時代

今週は連休気分が抜けきれず仕事にならなかった。
精神状態が大きく影響するのですよ、などと言い訳して逃避。

先日、福岡に勤務していた頃の先輩方と旧交を温めたとき、
勤めていた会社の社名が変更されると聞く。大阪本社に合併されるらしい。

「売り上げが数年前に比べ25%減」と聞けば
致し方なしとの冷静な受け止め方をすべきだったのだろうけれど、
酔いも手伝ってか、自分でも意外なほど驚いてしまった。

福岡の機能が可能な限り縮小され、「支社」「支局」扱いとなるため、
お世話になった方達がすでに何人も退職していて、
尊敬していた当時の直属の切れ者上司は関連会社の社長に就任するらしいが
どうやら体のいい厄介払いという見方もできるとか。

大阪勤務になりそうなので退職も視野に入れていると匂わせる、
当時も今も仲の良い先輩から、
「Worthy42 君はいい時期に辞めたよ。あの頃がいちばん楽しかったよねえ」と言われる。

曲がりなりにも大手紙媒体。
辞めると決めたときには至るところから猛反対されこそすれ、
立派な決断をしたと誉められたことはほぼ皆無だった。

それが、かつて最もお世話になった一人、それも現職の社員から、
「いい時期に辞めたよ」などと言われる日が来るとは想像だにしていなかった。

あの頃は、若手が多くて活気があって、
「アンダー35の会」と評して毎週必ずと言っていいほど飲んでは、
仕事の愚痴から社として進むべき未来像まで若手ならではの勢いで激論を交わしていた。

特に私のいた部署は他部署との関わり合いも多かったので、
部署間の、そして、性別・年齢・階級の垣根を越えて、
(正しいかどうかは別として)ファミリーのような一体感を感じる毎日であり、職場だった。

だが、今では若手がほとんどいなくなり、活気もなく殺伐とした雰囲気が漂っているという。

「昔は、Worthy42 もおったし、若かったなあ」と
上司と先輩は先日飲みながら、私がいた日々を思い出したらしい。

そんな形でお2人に思い出して頂くのは真っ平っスよ、
話を聞きながらそう口にしようとして、止めた。

感情的になるのを堪えることはできたけれど、
感傷に浸るのを抑えられない一夜だった。
by Worthy42 | 2008-05-09 23:33 | 情熱と怠惰の断片(日記的)
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