今年もいよいよシーズン開幕が近付いてきたので、
恒例の、そして当たらない全チーム予想を。 月刊誌『DUNK SHOOT』のYear Book の選手紹介コメントが傑作なので 敬意を表して面白コメントをちらほら紹介していきます。 <今季の私的な見所> ①連覇を狙うボストン・セルティックス ②昨季途中及び今季開幕前に新選手を獲得したチームの出来 ③10年に一度の逸材といわれる昨季のドラフト一位、グレッグ・オーデン 特に注目しているのは、やはり③。 全米の注目を浴びながら昨季は膝の手術で全休。 難しい怪我を克服して期待されたとおりの活躍を見せることができるのか? <イースタン・カンファレンス> <アトランティック・ディヴィジョン> 順位予想:チーム名(+昨季の成績) ①ボストン・セルティックス(66勝16敗、昨季のチャンピオン) ②フィラデルフィア・76ers(40勝42敗) ③トロント・ラプターズ(41勝41敗) ④ニュージャージー・ネッツ(23勝59敗) ⑤ニューヨーク・ニックス(34勝48敗) ①ボストン・セルティックス 外角シュートとディフェンスで優勝に大きく貢献した控えのポージーが移籍。 リバウンドに奮闘したいぶし銀のベテラン、P.J.ブラウンもロースターには入ってない。 計算できそうな代替新戦力はダリアス・マイルズだけだが、 マイルズも怪我でここ2年はプレーしていないので期待しないほうが賢明。 とはいえ、三本柱(ガーネット、ピアース、アレン)はもちろん健在。 この地区のタイトルを逃すようなことはあり得ない。 ただ、層の薄さが響いて、60勝には届かないと思う。 ②フィラデルフィア・76ers 今季の躍進候補チームその1。 理由はもちろん、オフに獲得したエルトン・ブランド。 PF激戦区のウェストでも名をなした歴戦のクラシックな武闘派PF。 昨季、ほぼ全休した原因となったアキレス腱断裂からの回復具合が気になるが、 健康体ならば20点、10リバウンドは確実で、インサイドの大きな核になりそう。 売り物のガードコンビ(ミラー&イグダーラ)に加え、ブランド、さらに、 同じく新しく獲得した3P シューターのラッシュとベテランのラトリフという面々で、 50勝も夢ではない・・・かも。 ③トロント・ラプターズ 今季の躍進候補チームその2。 理由はもちろん、オフにインディアナから獲得したジャーメイン・オニール。 PFとCを兼任できるのに、ブランドよりもシュート範囲は広い。 が、フィラデルフィアよりも予想順位が低いのは、オニールの度重なる怪我のせい。 ここ4シーズンの欠場試合数は、38、31、13、40。試合出場率は合計で63%。 エースで得点源かつ、守備の要としてこの数字はいただけない。 健康ならば北京五輪代表PFクリス・ボッシュと組むツインタワーはリーグ1だが、 あくまで机上の空論。期待値は半分ほどに留めておきたい。 ただ、チームとしてのバランスはフィラデルフィアより若干いい。 ④ニュージャージー・ネッツ 小粒である。やになっちゃうくらい小粒である。 昨季途中にPGのキッドをダラスに、今オフにもリチャードソンをミルウォーキーに放出。 三本柱で残るは、落ち目のビンス・カーターのみ。昨季は4点も平均得点を減らした。 新たに加わったのは、ルーキーながら奮闘した中国人SFのイー、 オーランドの躍進に少しだけ貢献したドゥーリング、デトロイトの控え外角砲のヘイズ、 ハッスル系メキシカンのナハラに、怪我する以前の段階に戻れていないシモンズ。 ああ、ほんとに小粒である。最下位でもよかったかもしれない。 ⑤ニューヨーク・ニックス ウォール街然り、ヤンキース然り。 もちろん、停滞と混乱にかけては、このニックスも人語に落ちない。 だが、アイザイア・トーマスの混沌とした悪政にようやく終止符が打たれ、 アップテンポなバスケットでフェニックスをカンファレンスファイナルに導いた イタリアの伊達男、マイク・ダントーニがコーチに就任した。 弱点のディフェンスを改善することなく、「徹底的に攻めるんだ」ってなつもりだろうが、 それはそれで意外と奏功するかもしれない。ちと期待してます。 ちなみに、2006年のスラムダンクコンテストのチャンピオン、 ネイト・ロビンソンの身長は175センチ。今季NBA最低身。がんばれ!
by worthy42
| 2008-10-12 13:44
| バスキチ(NBA)
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地味なスターを愛す
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