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ビッグマンズ・エフェクト

シーズンの残りが20試合程度になり、ホームコートアドバンテージの行方が気になるところ。

先日、久しぶりにクリーブランド(イースト1位)の試合を観たのだが、あまりの隙の無さに驚く。
ベンチを含めたメンバーの充実&ディフェンスの強固さもさることながら、
チームのムードが実に良さそうに見える。我の強い控えのザービアックですら
ディフェンスにハッスルしては味方を鼓舞する様子を見て、このチームの一体感、
ひいては優勝への強い意欲が見て取れた。

この試合ではレブロン・ジェームズが一人で12分間に20点近く得点を挙げるという
神業をたまたま目撃して思わず総毛立ったのだが(こんなのは何年ぶりだ)、
それ以上に目を引いたのは、怪我から復帰したセンターのイルガウスカス。
典型的な欧州選手らしく元々シュート範囲の広い選手だったが、
気がつけばスリーポイントまで楽に打てるようになってる。
ジェームズの負担を軽減させるだけではなく、ジェームズとは違ってヒールに徹することもできるし、
こういう無骨なベテラン選手は若い大スターが柱を務めるチームには欠かせない。

そのクリーブランドが2年前のファイナルで敗れたサンアントニオとの再戦で、
ダンカンを欠くサンアントニオ(ウェスト2位)に大勝。ま、ジノビリも故障中のスパーズは、
いわば飛車角を欠く陣容で、まあ負けるのは致し方ないところだが、
再びファイナルで相見える可能性もないではないので、対策を練っておきたいところ。

ビッグマンといえば、シャキール・オニール。
オールスターMVPに選出されて気を良くしたか、昨日のトロント戦で45点、11リバウンドの大暴れ。
40点以上となるとなんと2004年以来6年ぶりで、シャック自身としては49度目の40点プラス。
もうすぐ御年37歳になるこの御仁は今季、調子がすこぶるいいのは知っているが、
まさかこれほどの活躍を見せてくれるとは、完全に想定外。今季一番の驚きだ。

同じビッグマンで欠場中のケビン・ガーネットの代わりにボストンが動いた。
FAのPF、ミッキー・ムーアと契約したのが補強の穴埋めの第一弾。
さらに、長らく囁かれていた問題児、ステファン・マーべリーとも契約。
実に1年以上ぶりの(!)公式戦出場となるマーブリーはデビュー戦で14分間出場し、
8ポイントの上々の滑り出し。さすがアイバーソンと新人王を争った元スターだけあって、
その才能はまだ廃れていないよう。残るはシュート選択の悪さとエゴの強さをどう改善するか。
とはいえ、スタンディングオベーションに包まれて登場した時の
ステファンのはにかんだ、心から嬉しそうな表情は、見ていてとても清々しかった。

ちなみに、デトロイトがまさかまさかの8連敗で、勝率がついに5割を切る。
ビルアップスを放出してアイバーソンを獲得したトレードは完全に失敗した様子で
毎年勝率が7割を超え、カンファレンスファイナルの常連だったチームも瓦解。
デトロイトのフロントもまさかビルアップス1人を放出しただけで
これほどの惨状に陥るとは思いもよらなかったに違いない。
ビルアップスが加入したデンバーが躍進を遂げている状況を比較すれば、
ポイントガードがチームに与える影響がどれだけ大きいのかの好例といえる。
(ま、個人的には、コーチ交代が凶だったとみているのだが)。

このまま行けば、ボストンVSデトロイト(昨季イースタン決勝)、
クリーブランドVSデトロイト(一昨季イースタン決勝)、なんて贅沢なカードが
プレイオフのファーストシリーズから実現しそう。ああ、もったいない。
by worthy42 | 2009-02-28 22:44 | バスキチ(NBA)
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