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今週の読了帳(03・02~03・08)

先日ふと気がついたのだが、最近、スポーツ関連のモノを読む機会が激減している。
ネットではよく読んでいるのだが、紙媒体を読むことはほんとに減ってきた。

このご時世、テレビだけではなく、ネットでもスポーツシーンを観ることができる。
私自身、スポーツに関する限りは活字よりも映像を見る方に主眼を置いていて、
文字をどれだけ修飾して並べても、一瞬を余すところなく映し出す映像には敵わない。

とはいえ、映像を見ただけでは分からない選手の心情を炙り出し、
スポーツを断層的又は複合的に捉えた活字作品に餓える時があることも事実で、
今はそんな傑作を読みたい時期なのかなと思っている。

沢木耕太郎、デイヴィッド・ハルバースタムの作品を読みなおそうかな。
山際淳司の『江夏の21球』を再読してみようかな。
スポーツライターの作品を買い漁ってみようかな。
そんなことを考えている。


<今週の読了本>
・『鴨川ホルモー』(万城目学)
評価:☆☆☆

笑った笑った。甘酸っぱさ満点の、森見登美彦にも通じる面白さ。
ほかの作品も読んでみたくなった。今年の春は葵祭にでも行ってみるかな。


・『国家と人生 寛容と多元主義が世界を変える 』(佐藤優、竹村健一)
評価:☆☆☆

「国策捜査」での逮捕劇を経て、今や反骨の言論人の代名詞的存在となった佐藤優。
主張の一部には賛同、一部には反対。面白い個所もあればそうでない個所もある。
ただ、モーレツ働きマンとしての働きぶりは尊敬している。
最新作、『テロリズムの罠 左・右巻 新自由主義社会の行方』の購入をどうするか迷うところ。


<ただいま読書中>
・『ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上)(下)』(塩野七生)
・『反貧困―「すべり台社会」からの脱出』(湯浅誠)
・『アンフェアな月 刑事雪平夏美』(秦建日子)
・『翻訳家という楽天家たち』(青山南)
by worthy42 | 2009-03-08 21:26 | 一冊入魂(読書記録)
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