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Fall der Berliner Mauer am 9. November 1989

今日は早めに仕事を切り上げてBSで「ベルリンの壁崩壊特別番組」を堪能しようと思っていたのだが、
当のドイツからの来客の相手をする羽目になったため帰宅したのは予定より3時間遅い午後9時前。

昼にカナダからの来客の担当をしたので、夜のドイツ担当は同僚の仕事だったはずなのだが。
予想外ついでに名刺を渡して自己紹介を終えると上司が突然、「ドイツ語で何か話して」と言う。
あまりの無謀なフリに慌てふためいて、「今日はベルリンの壁崩壊から20年ですね」と言ってしまう。
場の雰囲気が凍りついた、なんて大げさなことは全然なかったのだが、
ビジネスの場で政治と宗教の話は可能な限り避けたいので、
口を滑らせてしまったかな、と幾分、後悔する。

帰宅すると、特別番組は4部構成の最後に4部に突入していて(記念式典を見逃した)、
昨今の金融危機を予測していた、フランスの知性、ジャック・アタリが壁崩壊観を語っていた。
天安門事件での中国共産党の対応(及び、プラハの春の際の旧ソ連の対応)と、
ベルリンの壁崩壊前後に起こった一連の自由化運動に対する共産主義国の対応との比較は、
なかなかに興味深いものであった。

ワレサに、ゴルバチョフ、チャウシェスクに、ドプチェクか。懐かしい。

1960年代後半(J.F.ケネディの暗殺を含めば、前半)から
1990年代までに至る世界史はやっぱり面白いなと再確認した夜だった。
by worthy42 | 2009-11-09 22:14 | 情熱と怠惰の断片(日記的)
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