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2008年上半期ベスト5(小説)

1.『深海のYrr(イール)(上中下)』(フランク・シェッツィング)

2.『バルタザールの遍歴』(佐藤亜紀)

3.『黄色い雨』(フリオ・リャマサーレス)

4.『弥勒世(上下)』(馳星周)

5.『忍びの国』(和田竜)

次点:『ラジオキラー』

1位はすぐに決まり、2位は作品をどれにするかで悩みましたが、
一番最初に読んだ作品にしました。
3位と4位はどちらにするか迷いました。迫力では弥勒世』の圧勝なんですが、
未だに作中の1シーンが浮かぶ『黄色い雨』の余韻の深度を選んで。
5位は先週読んだばかりですが、純エンタメとしては最高位です。

そろそろ、たまっている書評ブログを更新しなければ・・・。
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by Worthy42 | 2008-07-06 00:09 | 一冊入魂(読書記録)

今週の読了帳(06・30~07・05)

先日、図書館で Sports Illustrated の
NBA関連の記事をコピーしようとしたら、
最新号は著作権の問題が発生するからという理由で、
希望する全ページのうちの半分しかコピーできないといわれました。

ちょうど前半がファイナルの記事だったので
特に困った事態にはならなかったのですが、
なんというか釈然としないものを感じました。

係員さんがコピー機まで着いて来るわけではないので、
お金さえ払えば好き勝手にコピーできますし、
なぜ「半分」なのか十分な説明もなかったですしね。

まあ、今回の最新号はタイガーウッズ特集号なので
それほどページの割かれていないNBA関連記事はコピーで済ませましたが、
次号(あるいはその次)のNBAファイナル特集号は購入するつもりなので
特段、コピー云々は必要のない話ではあります。

さて、最近、わけのわからない本を購入している気がします。
ふと、変化する年に差し掛かっているのかなと気になってます。

映画の好みもヒューマンものに傾いてきたし、
食事の嗜好も肉から魚に変わってきたしね。
ま、こんな変化なら大歓迎です。

<今週の購入本>
・『Number 707 EURO 詳細号』
プレビューは特集号を出すんだけど、レビューは出さないんだよね。
レビューにこそ、その雑誌の特徴が出るんだけどな。ライタの人選とかね。

・『考える人 特集 自伝、評伝、日記を読もう』
季刊誌である『考える人』の今回の特集は「自伝、評伝、日記」。
日頃それほど読まない分野なので楽しみです。

・『マイルがたまる 2009』
電子マネーに移行しようと思っているので
せっかくなのでマイルを貯めようということを目論んでの一冊。

・『禅、「あたま」の整理』
最近、座禅を少しだけしています。
座禅そのものももちろんいいんですが、「禅語」もこう、身に沁みるんですよね。
ってこれも「変化」なのでしょうか。


<Now on Reading>
・『もの食う人びと』(辺見庸)
・『θに誓って』(森博嗣)
・『インド旅行記 3 』(中谷美紀)
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by Worthy42 | 2008-07-05 23:51 | 一冊入魂(読書記録)

ファイナル・サイド・ストーリー(下)

3人のなかでディフェンスを強調したのはガーネットだといいます。
激戦のウェストで多くの優秀なビッグマンと渡り合う中で、
ディフェンスの重要性を痛いほど痛感したせいもあるのでしょう。

これまで優れたディフェンダーとして認識されたことのなかった
ピアースとアレンまでもが目の色を変えて取り組んだそうで、
その真剣な姿勢がほかの選手を動かしたことは言うまでもありません。

バスケットでは、オフェンスは才能、ディフェンスは努力の賜物、と言われますが、
オフェンスの才があるスター選手が優勝のために、
率先してディフェンスの練習に励む様子を見せ付けられると、
NBAに生きる以上、控え選手たちも優勝の2文字を意識せざるを得ませんし、
その目標へと突き進むチームメイトに突き動かされないわけはありません。

こうしてディフェンスの苦手なスター(ガーネットは除く)が
率先してディフェンス力の向上を図ることで
選手全員のディフェンスへの意識が強化されるという珍しい流れで
近年では最強の誉れ高いディフェンスチームが誕生します。

一方、選手たちの努力に応えるように、
ボストンのフロントも彼らにしては珍しく有効な手を打ちます。
それが名だたるベテラン勢の獲得でした。

シーズン前にはジェームス・ポージー、エディ・ハウスを、
シーズン中にはP.J.ブラウン、サム・キャセールといった
オールスターに出るような選手ではないものの(キャセールは元スターですが)、
順に、ディフェンダー、シューター、リバウンダー、ポイントガードと、
一芸に秀でた、一癖も二癖もあるベテラン選手を次々と獲得します。

結果として、このベテラン勢の存在が、プレイオフ全般で決定的な意味を持ちます。

特にファイナルでは土壇場で3ポイントを何度も沈めたポージーはMVP級の活躍でしたし、
ハウスもボストンの大逆転劇となった第4戦で逆転のシュートを決めるなど、
その奮闘振りはベテラン選手がベンチに皆無だったレイカーズとは対照的でした。

負け組スター3人に、ベテランのロートル組、
そして、経験の浅い若手組(スタメンのロンド、パーキンス)が目的を1つとして
誰がコートに立ってもディフェンスへの意識が揺るがないほど強固なものになったとき、
念願のリングへの道が開けたのでした。


さらに、今回のファイナルがことさら注目を集めたのが、数々の因縁、巡り合わせです。
私がすぐに思い出せるものを以下に列挙します。

・ピアースはレイカーズの地元、ロサンゼルスの生まれ。

・ガーネットをドラフトし、手塩にかけて育て上げ、
そして最後にはボストンに手放したミネソタのジェネラルマネージャーは、
80年代のボストン黄金期の三本柱の1人で同じPF、ケビン・マクヘイル。

・そして、そのガーネットを譲り受けたボストンのジェネラルマネージャーは、
同じ80年代の黄金期の同僚にして闘将、ダニー・エインジ。

・ボストンのヘッドコーチ、ドック・リバースも、
80年代にボストンと凌ぎを削ったアトランタの名ポイント・ガード。

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"Brand New Green" は22年ぶりの優勝を果たし、
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ビル・ラッセルからなる勝者の系譜がケビン・ガーネットへと受け継がれたのでした。
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by Worthy42 | 2008-07-03 23:00 | バスキチ(NBA)

ファイナル・サイド・ストーリー(中)

98年のドラフトで全体の10位で指名されたピアースは
2年目に頭角を現すと瞬く間にスター街道を駆け上がり、
4年目には自己最高の26得点平均を挙げて、
チームを久々のカンファレンスファイナルへと導きます。

しかし、そのときがピアースの頂点でした。
迷走を重ねるフロント、1人また1人と去っていくチームメイト。
チームは徐々にドアマットチームへと退化し、
昨年は近年でワーストの24勝58敗にまで成績を落とし、
もはやかつての栄光は完全に遠いものとなっていました。

今季開幕前に、優勝できないスター選手とのレッテルを貼られていたピアースに
加わった2人のスターも、また、「負け犬」と広く認識されていた選手でした。

レイ・アレンはNBAきってのピュアシューターとして10年近く平均20点を挙げながら
期待されていたほどのフランチャイズビルダーの器には程遠く、
昨季まで在籍していたシアトルでは、
ドラフト2位で指名された大型新人、K.デュラントの加入もあって
居場所なくつまはじきにされた格好でボストンに入団しました。

そして、アレンの直後にボストンに移籍したのが、
NBA一、二を争うパワーフォワード、ケビン・ガーネットでした。

リーグに加盟したばかりのミネソタから指名されたNBA史上初の高卒ルーキーは
チームがガーネットを中心とした長期的なチーム作りに着手した恩恵を受け、
早くから出番に恵まれると、2年目にはオールスターに選出されます。

その後、ティム・ダンカンとともに、ノヴィツキー、ウェバー、ウォーレスといった
豪華絢爛なウェストの、即ち、NBAのパワーフォワードの筆頭格として名を成し、
2004年にはシーズンのMVPに輝きます。

しかし、チームはプレイオフに初出場した年から6年連続で初戦敗退、
一度だけカンファレンスファイナルに進出し、ファイナル出場まであと2勝にまで迫りましたが、
その後、チームは空中分解し、低迷。激戦区ウェストに本拠地を置く不運もあって、
30点、15リバウンドの大活躍を見せても勝てない日々が続き、
限りなく優勝に近づいたシーズンの翌年から
ミネソタを一度もプレイオフにすら導くことができませんでした。

こうして、個人スタッツ以上にチームの成績が重要視される風潮下で、
負け犬と断罪された3人のスターが、今や負け犬と化したかつての名門チームに集います。

そう、NBAを代表するスターでありながら、
3人は揃いも揃って、「負け組」でした。

それゆえ、30代に入り、引退の文字がちらつき始めた「三銃士」は
結成当初から自らのエゴを封印し、優勝を最優先するべく結束します。

その際たる象徴が、「ディフェンス」でした。
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個人としてはスターの座に長年君臨した3人。それでも、彼らは Losers でした。
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by Worthy42 | 2008-07-01 21:51 | バスキチ(NBA)

兵どもが夢のあと

で、スペインでした。

ベスト4が決まるまでは乱戦模様だったけれど、
準決勝以降は、強いものが勝つ、でしたね。

ちなみに、スペインが今大会唯一無得点に終わった試合が、
準々決勝でのイタリア戦。

主将のカンナバロを欠いてなお、この守備力。
あとはトニさえ調子を取り戻せば、
スペインなんざ赤子の手をひねるように楽勝さ。
名将リッピ(2006年W杯優勝監督)も監督に復帰したしね。
いっそのこと、トッティとネスタも呼び戻しちゃおうよ?

・・・うん、空しすぎますな。
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by Worthy42 | 2008-07-01 00:35 | レパバーンの夜に(サッカー)