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明と暗と

上村愛子の涙を思い浮かべながら、
こちらは楽しさ指数1000%の世界最高峰のお祭り。

NBAオールスター・ハイライト

それにしても、4年間の集大成の結果が望むものではなかったときの、
選手が見せる涙というのは、人種、国籍、性別関係なく、ただただ、悲しい。

昨日は、久方ぶりにスポーツを見ながら緊張で胃がキュッと締め付けられた。
イスタンブールの奇跡」以来、5年ぶりかな。あの時は後に歓喜を味わったが。

勝者と敗者という宿命―――これもスポーツを魅力的に彩る一要素でしかないのだが、
その落差は時として残酷にすぎる、そう思わずにはいられない、冬の祭典。

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by worthy42 | 2010-02-15 23:40 | バスキチ(NBA)

The Art of Jump

昨日のバンクーバーオリンピック開会式で、
スティーブ・ナッシュが聖火ランナーの第三走者として走っていました。

明日はダラスでオールスターのスタメンとして出場するので、
移動が大変だなあと、どうしても老体(36歳)を気遣ってしまいます。

さて、今年のオールスターウィークエンドは昨日から始まっていて、
ルーキーチャレンジではルーキーズ(1年目)がソフォモアーズ(2年目)に140-128で完勝。

すでにチームの主軸として活躍している選手が結構います。
頼もしいという反面、新進スターを続々と輩出するアメリカのバスケ界の厚みを感じます。

さて、今日の注目はダンクコンテスト。
スポイラで過去のダンクコンテストのベスト10動画を流しています。

Top 10 dunks from All-Star contest

伝説のドクターJ(ジュリアス・アーヴィング)から、マイケル・ジョーダン、ドミニクはもちろん、
170センチ足らずのスパッド・ウェブや白人(←一般的に珍しい)のブレント・バリーまで。

ジョーダンはしなやかで流麗、バリー(1回だけだけど)も華麗な部類。
しかし、やはり、ダンクと言えば、人並み外れた跳躍力だけでなくリングを壊さんばかりの迫力が大事。

そんなパワージャムといえば、ドミニク、そして、ビンス・カーター。
順位付けには納得です。ビンスのダンクを見た日の衝撃ったらなかったよ。

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by worthy42 | 2010-02-14 10:04 | バスキチ(NBA)

十死零生

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しかし、死を覚悟して出撃することと、死ぬと定めて出撃することは全く別ものだった。
これまでは、たとえ可能性は少なくとも、一縷の望みをかけて闘ってきたのだ。
だが特攻はもう運もなにもない。生き残る努力もすべて無駄なのだ。出撃すれば必ず死ぬ。



『永遠の0』(百田尚樹)
by worthy42 | 2010-02-13 23:05 | 美句妙文礼賛(魅惑の文言集)

美学

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「死守せよ。そして軽やかに捨てよ」(深作欣二)
by worthy42 | 2010-02-12 00:35 | 美句妙文礼賛(魅惑の文言集)

バンクーバーの追憶

アメリカに住んでいる頃、何度か、バンクーバーを訪れたことがある。
当時通っていたモンタナ大学があるミズーラという街から
夜行バスでシアトル経由で12時間弱かかっただろうか。

日頃、モンタナのような片田舎に住んでいると、
シアトルやバンクーバーのような近場の都会がどうしても恋しくなって、
最初は友人と行っていたのだが、知らぬ間に一人でゆらゆら揺られて行くようになった。

ダウンタウンの土産物屋でワーホリ中だった年上の男性と懇意にさせて頂いたり、
シアトルのユースホステルで出会った子たちとバンクーバーで一緒になったり、
名前すら覚えていないが、偶然出会った元OLと一緒にNBAの試合を見に行ったこともある。

そんないろんな思い出があるなかで、
一番印象的なシーンは、シアトルとの境の税関での一コマだった。

アメリカに入国するのかその逆だったのか、皆目覚えていないが、
バスを下りて室内で待っているところに明らかに挙動不審な男が連れられてきた。
一人、ポツンと離れて備え付けの椅子に座っていたその男へと視線を向けた瞬間、
---目が合ってしまった。

今思えば、「偶然、目があった」、ただそれだけの話なのだが、
刹那、もし、この男が銃でも取り出して銃口を向けるとしたら、
その最初の相手は、きっと私に違いないと直感的に思いこんでいた。

そんな思い込みに囚われると、私とたいして違わない普通の人相までもが恐ろしく見えてしまい、
待っている間中、「もしここで銃撃されて死んだら、両親は悲しむだろうな」などと妄想に耽るも、
気恥ずかしさから「早くバスに乗せろぉ~!!!」とも言い出すのも憚られて、
ただ一人、怯えるばかりだった。


何度もバンクーバーを訪れて、心の奥底に重く沈んでいるのは、この記憶。
by worthy42 | 2010-02-11 22:50 | 情念の雷(心と言葉)

久方ぶりの読了帳(01・18~02・11)

およそ3週間ぶりの読了帳。

新年から怒涛の忙しさで、あまり読書に時間を割けていないのだが、
移動の時間を中心にページを重ねている次第。

新書や政治・社会関係のノンフィクションに幾つか気になる作品があるほか、
コーマック・マッカーシーの『ブラッド・メリディアン』が傑作との誉れ高いと聞き、
ニューヨークタイムズ紙で作家の投票によりベスト・アメリカン・ノヴェルズ(2006-1981)に選出されたとあって、
とても気になっているところ。まずは、同作家の前作原書『ROAD』を読み終えなければ。
が、現在、『Top of The World』を読み進めているので、ずいぶんと先の話になりそう。

<久方ぶりの読了帳>
・『ハーモニー』(伊藤計劃)
評価:☆☆☆☆

「核」による世界的な大災禍を経て、医療経済で復興・発展した福祉厚生社会に暮らす人類。
互いが互いを思いやって気遣う穏健な現代では、科学技術の発展により病気はほぼ消滅していた。
そんな「強制的な」優しさと「狂信的な」健康第一主義を根幹にした人類社会に未曽有の危機が襲いかかる。
立ち向かうのは、10年以上前に友人とともに自殺を図るも生き残った女性。
調査を進めるうちに、危機を操る背後には、その時に死んだはずの友人の影が・・・。


ちょうど1年ほど前に急逝した若手SF作家の遺作。
作家デビュー作の『虐殺器官』に負けないほどの奥深い面白さ。

何よりもまず、設定の発想がユニーク。
世界中に流出した核兵器があちこちで使用された後に、荒廃した人類がたどり着いたのが、
病気を消滅させ、健康体でいることを強制する医療体制が敷かれた社会であるというのは面白い。

つくづく、この新進気鋭の作家の死が悼まれる。


・『月野さんのギター』(寒竹泉美)
評価:☆☆☆☆

日頃は本だけでなく映画でも自分からは全く触手が伸びない分野の本なのだが、
マイミクさんのデビュー作にして「第7回「講談社Birth」小説部門受賞作とのことで即買い。

遠距離恋愛中の恋人が親友と浮気をしていることをしった主人公。
だが、自分にも気になる女性がいて心底起る気になれない。
だが、その女性には彼氏がいることが分かる。
一度に2人を好きになることはできるのか、という疑問を胸に秘めた主人公は・・・。


京都を舞台にしている本で、京都への移動中に大部分を読んだせいもあるのか、
学生時代や20代中盤の自分を思い出して、自らの未熟さや気まずい過去を思い出して、
あの頃のことを誰かに告白したい、誰かと共有したい、海に向かって叫びたい、
そんな悶々とした想いに囚われ、深い感慨に耽る羽目になった。

特筆すべきは、男性の主人公の感情の機微を非常に正確に捉えていること。
恋人の浮気現場を目撃したら、多分、熟慮の末、同じ行動を取ると思うし、
自分の存在を名乗りたい場面では気後れして名乗れず、
その一方で、とある状況下で強引に意中の女性を口説き落とすという、
この主人公の豪快さや傲慢さと、繊細さや気弱さが混在する性格は、「男」ならではという気がするのだが、
女性からすれば限りなく面倒くさいであろう男のそんな一面をよくぞ理解してくれたものだ、と
世の男を代表して拍手喝采したい心境になった。


・『「噂の真相」 トップ屋稼業 -スキャンダルを追え!-』(西岡研介)
評価:☆☆☆☆☆

神戸新聞社を経て、悪名高い、アノ、「噂の真相」で成らした記者の仕事に纏わる諸事をまとめた一冊。
阪神大震災直後、瓦礫の下に埋もれた人々と職業的矜持の間で絶望的なほど煩悶したエピソードから、
神戸市の件の「少年A」事件、東京高検検事長の愛人スキャンダル、
TBS社員とアイドル達による乱交スキャンダル、森喜朗元首相の買春の事実など、
織り込まれた事件・事故に関する詳細な事実や何者をも恐れない忌憚のない意見は、
若手有数のトップ屋(=週刊誌の巻頭記事を飾るスクープ記事を売り込む記者)らしくとても面白い。

やんちゃで毒の強そうな関西人らしい豪放磊落なキャラクターの割には意外に謙虚だが、
「エライ人にはおもねらず、ワルイ奴は眠らせない--というジャーナリストとしての最低限の矜持をもって」
というシンプルな主義主張、これからもそれを貫いて頑張ってや、と応援したくなる。

私も基本的には所謂権力者やその取り巻きには鼻から疑ってかかるし、
権力者に積極的に阿る人々には距離を置きたいタイプだが、
そうかといって、この本に書かれていることを100%鵜呑みにするわけにはいかない。
それでも、「噂の真相(及び、かの有名な岡留安則編集長」はもちろん(残念ながら既に廃刊)、
他の週刊誌の見方を変えてくれた、マスコミに興味のある人には必読の一冊。


・『増大派に告ぐ』(小田雅久仁)
評価:☆☆☆

「第21回日本ファンタジーノベル大賞受賞作」ということで期待したのだが、私にはあまり肌が合わず。
文章はそつがなくて巧いな、読ませるな、と思ったのだが、「ファンタジー」の要素が・・・。

同じファンタジーノベル大賞受賞作ということであれば、
私なら第3回の受賞作品『バルタザールの遍歴』をおススメする。


<只今読書中>
・『Top of The World』
・『永遠の0』(百田尚樹)
by worthy42 | 2010-02-11 18:35 | 一冊入魂(読書記録)

In the Middle of Winter

いりこの頭を腹を取って、昆布と一緒にしばし水に漬けlこみ、
里芋とエノキの味噌汁を作る。
やっぱり、冬場は朝から味噌汁を頂くと活力が漲る感じがする。

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最近のスーパー製のいりこって小さい。二つに裂くのが意外と面倒。


空堀町にある行きつけのカフェのいつもの窓際席で、
ラムホットミルクとチョコレートケーキをお供に読書。
20回近くは通っていると思うのだが、スタッフさんからほとんどほったらかしにされるので、
考え事や読書をするにはこのカフェに限る。

「冬のスピリッツ」と言えば、もちろん熱燗に決まっているのだが、
昼間からカフェで呑る時は、ここのホットラムミルクが抜群にいい。
ラム自体はあまり飲まないのだが、ホットミルクには罪なほど合う。

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ホットワインより手軽に作れる。傍から見れば昼間からアルコールを飲んでいるように見えないのもなおいい。
by worthy42 | 2010-02-11 16:57 | 情熱と怠惰の断片(日記的)

漂う夜に

前々から行ってみたかった京都の有名な書店、「恵文社」を訪れる。
ここは、英国・ガーディアン紙の『世界の独立系本屋ベストテン』にアジアで唯一選ばれた書店。

海外に行っても、地元の書店(か、飲み屋)を当てもなく探してしまうほどの書店探訪家なので、
平静を装いつつも、「ついに来た~」と興奮指数がマックスに達する。

万感の想いで巡り巡ると、この店のカバーが欲しくなって、それだけの理由で文庫を購入。
が、購入したのは、『「噂の真相」 トップ屋稼業 -スキャンダルを追え-』(西岡研介)。
念願の粋な書店で購入したのがトップ屋の暴露本というセンスに我ながら呆れ果て、
さすがに「今日の収穫」と胸を張っても納得してもらえる自信がない。

京都らしい純喫茶「ソワレ」で休憩、スペインバルで小腹を満たした後、
知人から誘われていたフラメンコカフェでポルトガルの民俗歌謡・ファドを堪能する。

フラメンコとファドとの違いは、スペインとポルトガル、くらいの前知識しかなったのだが、
知人の情感あふれる歌声、ポルトガルギターとギターの奏でる繊細でもの哀しい音色に心地よく酔う。

わりと華やかな曲でも、どことなく絶えず哀愁を訴えかけてくるような響きは、
天に向かって吐いた吐息が、天に召すことなく、されど地に下ることも許されず、
ふわりふわりと漂い、停滞することなく移ろう、まるでジプシー然としているかのよう。

そんな諦めも希望も失望も歓喜もないまぜになったような歌風に包まれることで
結実した感情に翻弄されつつ、喉元まで出かかった言葉をバーボンで飲み下した。
by worthy42 | 2010-02-07 23:47 | 情熱と怠惰の断片(日記的)

乙女化

先日京都で味わった粕汁を再現しようと酒粕を購入して作った汁を二、三口含んだら
あっという間に酔っ払ってしまった。目分量もほどほどに。

さて、忙しさに汲々としてくると、私の場合、食欲が増大するとともに、嗅覚が異常に敏感になる。
先月の繁忙期にそんな私の鋭敏な嗅覚を魅了して止まなかったのが、
こちらのハンドクリーム

同僚の手から漂ってくるローズの香りがとても心地よくて、
ギスギスした気分が開放感に満ち溢れ、脳溢血寸前の脳細胞も絆されるようで、
この香りが漂ってくる瞬間だけは極楽至上だった。

とはいえ、ハンドクリームの香りを嗅ぐためだけに
同僚の元に日参ならぬ、分参して変態扱いされるのも躊躇われる。

ということで、三十路の九州男児がロクシタンのハンドクリームなんてと、
先日話を振った友人たちから「乙女」とからかわれてもどこ吹く風、
とうとう購入してしまった。

乙女化、上等。

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かなり香るので、職場には持っていかずに、家専用。仕事は家に持ち帰ることにする。
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よくよく考えたら、香水やルームフレグランスでよかったのでは、という気がしてきた。
by worthy42 | 2010-02-01 23:20 | 情熱と怠惰の断片(日記的)